ファイアーエムブレム 風花雪月 ~多くのキャラクターをスカウト!または……~

fe-fuukasetugetu 2010年代
  • ハマったところ
    分岐するストーリー。
    生徒たちの育成が楽しい。
機種NintendoSwitch
メーカー任天堂
発売日2019年(令和元年)7月26日

SwitchでのFEシリーズ1作目。
個人的には、(確認できるなかでは)最も長い時間遊んだゲームです。マイニンテンドーアプリによると、600時間以上。最初から最後まで4周しています。

昔のファイアーエムブレムは「仲間がやられたらそのままロスト」というシビアなゲームでした。CMでも「手強いシミュレーション」と歌っていたほど。

本作には、昔どおりにロストしてしまう「クラシックモード」と次のステージでまた使えるようになる「カジュアルモード」があります。
敵の強さもノーマル・ハード・ルナティックと上げられます。

僕はずっとカジュアル・ノーマルです。興味があるのは難しさじゃないので……

主人公は先生として士官学校に入り、生徒たち(=戦闘中の仲間ユニット)に指導します。戦闘になれば指揮もします。
この「主人公=先生」というのはうまい設定じゃないでしょうか。主人公が生徒として士官学校に現れた場合、指導や指揮をしようとすれば「どうして新参者が上に立つんだ」と生徒の誰かが言い始めます。一方、先生なら「言うことを聞く方が普通」となります。

ジョジョの奇妙な冒険第五部は、「どうして新参者が……」とギスギスすることを物語の調味料として活用していました。
しかし、風花雪月はそういう物語じゃありません。後半の衝撃をでかくするために、前半はできるだけなごやかに進んでほしいです。

主人公たちの本拠地は学校ですが、「伝説の何とかが……」などのファイアーエムブレムっぽい設定は普通にあって物語に関わってきます。

学校には3クラスあり、主人公はそのうちの1クラスを受け持つことになります。
他のクラスにいる生徒は無関係、ではなくてスカウトして自分のクラスに引き入れることもできます。スカウトするためには、その生徒からの好感度を上げないといけません。
僕はこれが楽しくて、スカウトできる生徒は全員スカウトしていました。

この先生、他のクラスにいる生徒をスカウトするのはわかるとしても他のクラスで担任をしている先生までスカウトするし……

風花雪月では、主人公が働いている学校の敷地内で自由に動き回れます。その中で生徒の指導(強化)をしたり、友好度を上げたり。
これが面倒だという話をたまに聞きます。「ファイアーエムブレムはシミュレーションRPGなんだから、戦闘だけさせてほしい」と、僕の友人は言っていました。
それはそれでわかります。友人にとって風花雪月は「カレーを食べに行ったらあんみつまで出てきた」「俺は辛党なんだよ。カレーだけでいいって」みたいなものなんでしょう。

僕はこの散策パートを楽しんでいました。生徒たちを育成するパートだと考えていたからです。ポケモンのプレイヤーが「うちのリザードンにはこの技を覚えさせて……」と考える時間を楽しむようなもの。
だからこその合計600時間以上=1周150時間前後です。

なお、散策パートは飛ばすこともできます。それじゃ友好度を上げられませんが。

後半はファイアーエムブレムらしくドンパチの真っ最中で、主人公も生徒たちも戦いに駆り出されてしまいます。
元から主人公のクラスだった生徒、そしてスカウトされた生徒は味方。しかし、スカウトしていなかった生徒は敵に回ります。

スカウトしたかどうかによって、「親友同士で戦う」「家族同士で戦う」という状況が発生します。敵対していても最後は黒幕が現れて共闘、という展開はありません。上に書いてある「血の同窓会」は、主人公たちが戦場で集まる場面のこと。
こういう場面を見ていると、「前半はのんびりできてよかった」という気分になります。僕はできるだけスカウトしていたので精神ダメージが軽症です。

風花雪月は最初にどのクラスを選んだかでルートが変わります。あるルートは、主人公(プレイヤー)がどう行動したかで2つに分かれます。
そのため、エンディングは合計4つ。僕は全部見ました。

新しい周を真面目にまっさらな状態から始めると大変ですが、前の周の強化具合をいくらか持ち越して楽にすることもできます。
主人公がどのキャラとくっついたか、そして生徒同士の誰と誰がくっついたかによってキャラ個別のエンディング(軽い後日談的なもの)も変わります。

「ファイーエブレムをファイーエブレムと間違えられる」というのは昔からある話。
本作はそれに加えて風花雪月花鳥風月と間違えられる」もあります。風花風化も。

「ファイーエブレム」は、ファイアーエムブレムのキャラがスマブラに参戦したときの動画でもネタにされていました。

FE風花雪月の面白さは「前半で生徒との交流」「後半でただごとじゃない状況」という差。生徒1人1人とどういう関係になるか、主人公や世界がどんな結末にたどり着くかがいくつにも分かれるところも見所です。

以前から書いているブログにもFE風花雪月の細かい話をいくつか書いていましたね。

そういうのをちょっとずつこっちに回してみようか。

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