ファイアーエムブレム 聖戦の系譜

親子2代のファイアーエムブレム

スーパーファミコンで出たファイアーエムブレムシリーズの2作目。
聖戦の系譜の前に出た紋章の謎は元々前半がファミコンで出ていて、DSでリメイクされたこともあります。
一方、こっちはリメイクされたことがありません。バーチャルコンソール(過去作のダウンロード販売)では出ていました。

シリーズの他の作品と同じで、ファンタジーな世界の争いを扱った物語です。ただし、聖戦の系譜は親子2世代に渡る壮大なもの。主人公(前半)がどういう目に遭うかも激しく特徴的です。

広いマップとセーブ

聖戦の系譜はマップが広く作られています。他の作品における複数のステージがこっちでは1つのステージにまとめられている、と考えた方がいいかもしれません。

マップとマップをくっつけ合わせて、舞台になっている大陸を再現……なんてやっている人を見たことがあります。オープンワールドっぽくなったFEも出せそうです。

1ステージに時間がかかるからか、聖戦の系譜は戦闘の途中(自軍ターンが始まるとき)でセーブできます。そのお陰で「あっちから攻めるかこっちから攻めるか迷う……→とりあえずセーブ！→まずはこっちから試す→反撃が痛すぎたから、ロードしてあっちに行ってみる」ということができます。
戦闘開始前と終了後しかセーブできないシステムだったら難易度が上がっていました。

カップリング　～○○○○エムブレム～

聖戦の系譜にはカップリングの要素があります。キャラとキャラをマップ上でしょっちゅうくっつけていたり会話イベントを発生させたりすると付き合い始め、いずれ恋愛・結婚状態へ。
そのせいで「ときめきエムブレム」なんて異名があります。「ときめき」という言葉の元ネタは、名作恋愛ゲームのときめきメモリアルから。

特に前半でのカップリングは重要。前半のキャラをどう組み合わせたかによって、後半のキャラがどんな能力かが変わります。
「このキャラとこのキャラをくっつけた方がいい」「こっちのキャラとくっつけた場合も捨てがたい」という葛藤は、聖戦の系譜を語るうえで避けられない話題です。そのため、「聖戦の系譜　カップリング」で検索すると、解説しているサイトがたくさん出てきます。

アーダンとアーマーナイト

マップが広いので、主人公たちは長距離移動しながら戦うことになります。そのため、移動力の高いキャラが重宝されます。
一方、アーマーナイトのアーダンは移動力が低め。すると、戦場へ着いたときにはもう敵が全て片づいていたり。戦えないとレベルが上がらず、活躍が余計に遠のきます。
そしてプレイヤーは「こいつは育てなくていいか」という考えに。上で書いたカップリングにも混じりにくくなります。

アーダンは髪型がリクームっぽい……顔の形も……

そんなアーマーナイトはシリーズの先でも不遇、というわけじゃありません。この記事を書いている2024年1月現在で最新作のファイアーエムブレムエンゲージでは、活躍することができます。
マップが聖戦の系譜ほど広くないので、遅くてもわりと普通に戦場へたどり着けます。そもそも能力を付け足すシステムがあるので移動力アップができ、他のキャラと同じ歩調で戦場へ行けます。お陰でレベルを上げることができ、ずっと第一線で戦えます。

今遊ぶならNintendoSwitchOnline

リメイクされてほしいですが、出る様子はありません。バーチャルコンソールでできましたが、今は配信が終わっています。
その代わり、NintendoSwitchOnlineで遊ぶことができます。ターンごとどころかターンの途中でもセーブ・ロード可能。巻き戻し機能まであり。以前より遊びやすくなっています。

Nintendo Switch Online

この記事にはNintendoSwitchOnlineのことが書いてあります。加入するか迷う方もいるようですが、やってみるとメリットが数多くあります。レトロゲームができるとかDL版を安く買えるとか、僕はいろいろお得感を味わっています。

lushgreengame.com

2024.01.12

聖戦の系譜には外伝的なゲームとしてトラキア776があります。こっちもOnlineに入れてほしいところです。