ファイアーエムブレム エンゲージ

fe-engage0 2020年代
  • 好きなところ
    前作より遊びやすくなっている。
    過去作のキャラクターがいる。
機種NintendoSwitch
メーカー任天堂
発売日2023年(平成5年)1月20日

Switchでのファイアーエムブレムシリーズ2作目。個人的には、前作風花雪月のいいところを受け継いでよくなかったところを改善させた作品というイメージです。

こっちも難易度の調節が可能。クラシックモードだと、昔のファイアーエムブレム同様にやられた仲間はロストしてしまいます。カジュアルモードだと、やられても次のステージでは普通に戦えます。
敵の強さがノーマル・ハード・ルナティックの3段階だということも風花雪月と同じ。

クラスチェンジには前とかなり違う部分があります。今までと同じ職を選んでレベル1に戻れる点です。
これで、レベルの上限に達してもまたレベル上げしてステータスを伸ばすことができます。

エンゲージの作中世界には、神様のようにあがめられる竜がいます。主人公もそうで、仲間たちも「神竜様!」と呼んできます(これは、主人公の名前を変えられるので他のキャラの声優さんにどう呼ばせるかという悩みの結論でもあります)。

風花雪月の主人公は士官学校の先生だったので、「仲間=生徒に指示を出すのが当たり前」という雰囲気。エンゲージの主人公も神竜様なので、「どうしていきなり現れた人が指示してくるわけ?」なんて空気にはなりません。物語が進めば、普通に交流を経て指揮下に入るキャラも出てきます。

風花雪月には散策のパートがあって、主人公を校内(本拠地)で行動させることができました。その中でやることは、生徒を鍛えることや友好度を上げること。
僕はこれを気に入っていましたが、難点にも気づいていました。それは、一度校外に出ると散策が強制終了させられてしまうこと。こうなると出撃パートが終わらないかぎり散策(校内での育成など)に戻れません。
僕は戦ったり育成したりを何度も繰り返して気が済むまで強化してからストーリーの戦闘に挑みたかったんです。

制限があるなかでどこまで鍛えられるか、どこまで友好度を上げられるか……というのも風花雪月のゲーム的な面白さだったと思いますが?

そうなんだろうけど、風花雪月にハマっていたときの僕にとってはここだけが残念なところだったんだ。

エンゲージも本拠地で行動できます。ただし、本拠地を抜けて戦いに行っても好きなタイミングで帰れます。お陰で「雑魚戦→本拠地→雑魚戦→本拠地→……」と好きなだけ繰り返すことができ、育成や好感度上げを好きなだけできます。

エンゲージには紋章士という異世界の英雄が出てきて、みんな過去作の重要人物です。
僕の友人は「俺はやってないファイアーエムブレムシリーズがあるから楽しめないな」と言っていました。しかし、やっていない作品があることは僕も同じようなもの。
ダウンロードコンテンツなしだと、僕が知っている紋章士はせいぜい半分くらい。それで楽しめないことはなく、よく知らないキャラは「この人は過去に背負ったものがあるみたいだな」くらいの感覚で見ていました。

好きだった紋章士はなじみのあるシグルド(聖戦の系譜の主人公)やベレト(風花雪月の主人公)でしたが、そこは仕方ないかと。

過去作の聖戦の系譜だと、アーマーナイト(重々しい鎧を着て戦う人)が不遇でした。移動力が低いのにマップが広々としていて、戦場にやっとたどり着いたらもう戦いが終わっていたりしていたせいです。戦えなければレベルが上がらず、実力面で置いていかれます。

エンゲージにもアーマーがいて移動力低め。しかし、紋章士シグルドの力を借りれば移動力を上げられます。これなら置いていかれません。
武器の種類による弱点を無視する能力もあり。魔法に弱いのは相変わらずですが、全体で見てもかなり強い部類です。

エンゲージと風花雪月のどっちがいいかは難しいところです。
僕のようなマルチエンディングを見て回りたがるタイプは風花雪月の方がいいです。
しかし、遊びやすいのはエンゲージです。過去作のキャラが出ることもオススメポイント。過去作やファイアーエムブレムヒーローズで知っているキャラが一人でもいれば取っ掛かりになります。

個人的には、ロマサガ2・聖剣伝説2の後のロマサガ3・聖剣伝説3みたいな印象を持っています。
次回作は新機種ですかね。

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