- いいところ
誰でも遊べるボードゲーム。
略称 | 桃鉄 |
機種 | ファミコン PCエンジン ゲームボーイ PS1 Switchなど |
メーカー | ハドソン 任天堂 コナミ |
発売日 | 1988年(昭和63年)12月2日~ |
桃太郎伝説から生まれたボードゲーム
かつて、ファミコンで桃太郎伝説というRPGが生まれました。桃太郎電鉄は桃太郎伝説の派生作品として作られたボードゲームです。
1作目の発売から30年以上たった今は最新作をSwitchで遊ぶことができます。以前の僕は、友人の家でやったり自分で買って遊んだりしていました。
ルール
基本はすごろく。日本地図にマスや道が作ってあり、プレイヤーはサイコロを振って目的地を目指します(日本地図以外のこともあります)。
すごろくならコンピューターゲームをやったことがない人でも触れたことがあるので、本作は誰でも遊べるゲームと言えます。
ただのすごろくと違うのは、
「最初にゴールした人が勝ち」ではなく「決めたターンの間にお金を最も多く集めた人が勝ち」ということ。
マス=町に物件があり、所持金を使って買い集めて資産を増やせること。
そして、いろいろなカードで自分を有利にしたりライバルを不利にしたりできること。
貧乏神など、ゲームを動かすキャラクターたちの存在も大きいです。
モノポリー、人生ゲーム、A列車などをイメージの元にしている部分があるとか。しかし僕にとっては桃太郎電鉄の方がなじみ深いです。
いろいろな桃鉄
初代桃太郎電鉄(ファミコン版)
高橋名人で有名なハドソンのソフトとして登場。
日本が舞台だという部分は今と同じ。ただしこのときはまだ貧乏神がいません。カードもありません。目的地もプレイヤーごとに違いました。ターンも月ごとではなく季節ごと。
プラスやマイナスの駅もこのころはありません。進むサイコロの後で再びサイコロを振り、それによってイベント発生して所持金プラス・マイナス、という流れ。特急でぶっ飛ばしたりするのもこのイベントで起きます。
スーパー桃太郎電鉄(PCエンジンなど)
スーパーと付いているからスーパーファミコン用、ではありません。最初にPCエンジンで出て、後からゲームボーイやファミコンで出ました。
どうしてPCエンジンなんだろうと思ったこともありましたが、桃鉄のメーカーはハドソン。そしてハドソンはPCエンジンのメーカーでもあります(発売順はPCエンジン→初代桃鉄)。PCエンジンが軌道に乗ってきたから桃鉄もうちでやろう、ということになったのかもしれません。
目的地はここからプレイヤー全員共通になりました。お陰で、誰が1番目的地に近いかわかりやすくなりました。
貧乏神もここから登場。同じ場所を目指すので、移動しながらなすりつけ合うことになりました。カードもここから出てきたので、こっちでも移動しつつ攻め合えます。
ターンが月ごとになったのもここから。桃鉄の基本はここでできたと言えます。
スーパー桃太郎電鉄はII・IIIと続き、その中でキングボンビーやメカボンビーが登場していきます。僕が初めて買った桃鉄はゲームボーイ版でキングボンビーあり・メカボンビーなしだったので、IIだったみたいです。
最大年数で2キャラ使って遊んだことがあったっけ……片方のキャラに貧乏神をずっと持っておいてもらって、もう片方のキャラで稼ぎまくり。
桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!(3DS)
Wikipediaでシリーズの年表を見てみると、2010年にDS版の桃太郎電鉄WORLDが出てから先が空いています。
携帯向けの桃鉄が出ていたときもありましたが、やがてそれも途切れます。ハドソン自体の変化やスタッフ間でのいざこざが関係していたとか。
しかし2017年、桃太郎電鉄は3DSの任天堂ソフトとして復活しました。タイトルには2017とありますが、実際の発売は2016年の末(桃鉄は年末発売が多いです)。僕は懐かしさから買いました。
以前のゲームボーイ版桃鉄なら、他のプレイヤーと対戦するなら通信ケーブルを使うか1台のゲームボーイを回しながら遊ぶか。一方、本作はワイヤレス通信で対戦することもできます。プレイモードによっては、本作のソフトが入っていない本体を相手に対戦することもできました。もちろん1台の本体で遊ぶのもあり。
ただ、このときはまだインターネット越しに遠くのプレイヤーと対戦することはできませんでした。
キャラクターの絵が変わり始めたのもここから。全部いっぺんにじゃありませんでしたが。
桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜(Switch)
2020年、新作の「昭和 平成 令和も定番!」がコナミのSwitchソフトとして発売されました。
コナミになったのはハドソンが吸収された先だから。スタッフ間のトラブルは改善されたようです。
キャラクターの絵はここで完全に総とっかえ。「この絵、いいんじゃない?」という意見が多かったのを覚えています。
元々絵を書いていた方は、別のボードゲームへ関わるようになっています。
ファンが待っていたからか、Switchがこのときもう人気ゲーム機になっていたからか、本作はすごく売れました。2020年のゲームソフト売り上げランキングを見ると、年末発売なのにかなり上の方です。
2021年、2022年も同様。ダウンロード版も含めて400万本以上売れたとか。作っている方々もおどろいていました。
3DS版でできなかったインターネット越しの対戦は、ここから解禁です。
桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜(Switch)
2023年末、新作の「地球は希望でまわってる!」が出ました。こっちも大ヒットで、2024年3月の時点で100万本以上売れています。
2020年版のタイトルにあったとおり、桃鉄は定番ゲームとして完全に復活したようです。
ニンテンドーカタログチケットは使えない
カタログチケットなら、任天堂のダウンロードソフトを2本セット9980円で買えます。
あれを使えるのは任天堂発売のソフトだけ。スーパーマリオオデッセイとかゼルダの伝説ティアーズオブザキングダムとかファイアーエムブレムエンゲージとかスプラトゥーン3とか。
ゼルダ無双やファイアーエムブレム無双みたいな任天堂っぽいソフトも、任天堂以外が作った派生作品なので使えません。
Switchの桃太郎電鉄もコナミ発売のソフトなので、ニンテンドーカタログチケットは使えません。
コナミの方々がコナミカタログチケットを出してくれたら……
安く買いたいなら、定期的なセールに期待する方がよさそうです。
まとめ
Switchは取っつきやすいゲームばかり。桃鉄もそういうゲームで、「クリスマスで集まったみんなと遊ぶ」「年末年始に親戚と集まって遊ぶ」という状況にぴったりです。これからも売れ続けていくと思います。
時々でいいから……思い出してください
製作者の皆さん、桃太郎伝説は……? ぷよぷよ(こっちは魔導物語というゲームの派生作品)みたいだ……
新作を作らないのなら、NintendoSwitchOnlineで遊べるソフトとして復活させるのはどうですかね。
コメント