ゼルダの伝説 スカイウォードソード

Zelda-SWS 2010年代
  • いいところ
    コントローラーを剣に見立てて振るのが楽しい。
    リンクになりきれる。
機種Wii
メーカー任天堂
発売日2011年(平成23年)11月23日
後に続いた機種WiiU Switch

リンクやゼルダたちは空に浮かぶ島スカイロフトで平和に暮らしていた。しかし、ゼルダは竜巻によって雲の下へ消えてしまった。
残されたリンクの前に女神の剣の精ファイが現れ、ゼルダは生きていると語る。リンクはファイを供とし、ゼルダを探すために下界へと旅立つ。

今回のゼルダは空と地上で冒険……と、そこは今までのシリーズ作と同じようなもの。地面の中(洞窟)や海の上でも冒険していたので、空くらいは普通です。

本作が他のシリーズ作と大きく違うのは、リンクと一緒に剣を振れること。

Wii-Remocon-Plus

Wiiモーションプラスが付いたWiiリモコン(Wii用コントローラーの一種)を剣に見立てて振ると、画面の中でもリンクが剣を振ります。
※上の画像に映っているのは、Wiiモーションプラスが内蔵されたWiiリモコンプラスです。

Wiiリモコンを縦に振るとリンクも剣を縦に、Wiiリモコンを横に振るとリンクも剣を横に、Wiiリモコンを突き出すとリンクも突きを繰り出す、としっかりシンクロしてくれます。
トワイライトプリンセスでもWiiリモコンを振るとリンクが剣を振りましたが、シンクロしているというほどじゃありませんでした。
スカイウォードソードの場合は、Wiiモーションプラスのお陰でプレイヤーの動きをより正確に捉えてもらえるわけです。

剣の動きを使い分けて戦う場面もあります。縦に斬ってもノーダメージだけど横に斬るとダメージを与えられる、なんて敵がいるので。
ボス戦だとリンクは剣を振りっぱなし。つまりプレイヤーはWiiリモコンを振りっぱなし。夏場だと結構暑くなります。

これはゼルダの体感ゲーム……肩こりに効くゼルダとも言えます。

なお、Wiiリモコンを振ると言ってもリンクが剣を使うときのような大きい振り方をしなくてもいいです。手元で縦や横に動かせば十分。
大きく動かしすぎると、Wiiリモコンや手を部屋のどこかにぶつけそうです。

みんな心のヒーローのようなものがいるはず。僕だとドラクエの勇者だったりスーパー戦隊だったり。
リンクにあこがれている人も世の中にはいるはず。そういうタイプからすれば、本作は「リンクになりきれる!」という感じでたまらないもののはず。

なりきり具合を特に高めたいのは、あるボスキャラを倒した後。封印するために剣で印を切ったりしないといけません。
剣(Wiiリモコン)を上下左右に振り、最後に前方やや下に突き出す……しかしここで注意! ゲーム中はWiiリモコンの十字キー側を人差し指側にして握っているんですが、そのままの状態で前方やや下に動かしても「うまく動かせた!」と感知してもらえません。
Wiiリモコンのお尻側=手の小指側を下に向けて、拳で机を打つように動かせばOK。しかし、リンクはそんなことしていません。つまり、なりきりを邪魔されてしまいます。

本作をやっていたときの僕が考えた対策は、「剣を突き出す動きのときだけWiiリモコンを前後逆に握り、前方やや下に動かす」ということでした。これならリンクと同じ動きをしていることになり、なりきりを中断させられません。

封印を終えたら、リンクが剣を背中のさやへ戻すのと同じようにWiiリモコンを自分の背中にガシッと動かしましょう!

さやに戻すところまではやらなくていいです。

リンク

いつもどおりに主人公。この記事ではリンクと書いていますが、名前は自分で決められます。
普段は騎士学校の生徒。

ゼルダ

いつもどおりにヒロイン。
リンクの幼なじみ。今回のゼルダは珍しくお姫様じゃないです。

ファイ

女神の剣の精。
ナビゲーターキャラはゼルダシリーズに何人もいますが、僕はこのファイが1番好きです。クールな物腰がかっこいいので。
ゼルダ無双(ハイラルオールスターズ)ではプレイアブルキャラ。

バド

ムカつくライバルキャラ。しかし、だんだんいいところを出すようになります。

ギラヒム

謎の敵キャラ。呼ぶときは気さくにギラヒム様で。
ボスとして出てきたときはかなり手強いですが、イベントシーンではオーバーアクションが面白いです。

本作はゼルダシリーズの中で最も過去の話。そのせいか、他の作品にいない種族が結構います。

キュイ族

ブレスオブザワイルドのコログをよりずんぐりむっくりにさせたような姿。
草・植物に擬態する習性を持っていることもあって、くさタイプポケモンっぽいです。

パラゲ族

水中に住んでいて、タツノオトシゴのような姿。
ゾーラ族の元の姿だったりしないでしょうか。

モグマ族

モグラっぽい姿。ただし腕はひょろっと長いです。
こういう種族は他の作品で見たことがないような。

ゴロン族

他のシリーズ作にいるゴロンと同じ。どうしてこいつらだけ同じなのか。

ナリシャ様

ブレスオブザワイルドだと……数千年どころじゃない時間がたっているはずなので仕方ないのかもしれませんが。

敵キャラはボコブリンとかキース(コウモリ)とかスタルチュラ(クモ)とか。他のシリーズ作で見た顔がいろいろいます。

敵から隠れたり逃げたりしつつアイテム探しをするイベント。
嫌っている人が結構多いような。ゼルダシリーズは主人公が剣で戦うゲームなので逃げ隠れするのは本筋から外れていることになり、嫌われても仕方ないのかもしれません。
一方、僕は「戦わずにこっそりミッション進行!」みたいなのが好きです。ただしサイレンがうまいわけではなく、何度も失敗してファイにあきれられます。

女神の詩(メインテーマ)を逆再生すると、シリーズ作でよく流れていた曲になります。最初に気づいた人はよくわかったな……僕は「すごくかっこいい曲だ!」としか思っていませんでした。

元々Wiiのゲームですが、後でWiiU用のダウンロード版が出ました。

更にたってから、Switchにリメイク版が出ました。こっちはジョイコンを振ればリンクが剣を振ります。
携帯モードでも遊べますが、移動のときに操作しにくいです。テレビモードかテーブルモードがいいです。

僕はSwitchのゲームだとほとんど携帯モードで遊びますが、スカイウォードソードは振って操作するのがいいのでモニターにつないで遊びます。

ゼルダシリーズ設定資料集の一冊。
これの中にスカイウォードソードの前日譚的な漫画が掲載されています。内容は、女神ハイリアとその仇敵の戦い。そしてスカイロフトがどんなふうにして生まれたか。

Wiiで出たときの本作にはサントラがありませんでした。ゼルダシリーズ全体から抜粋されたアルバム(『30周年記念盤 ゼルダの伝説ゲーム音楽集』といいます)に何曲か入っていた程度。

しかし、Switch版が発売された後で出てくれました。

サントラの発売日はWii版の発売日からちょうど10年後でした。

僕がスカイウォードソードで1番好きな曲は女神の詩。これは抜粋されたアルバムに入っていたからよかったんですが、聞きたい曲は他にもありました。ギラヒムとの戦闘曲とかサイレンで追われているときの曲とか。

この記事、剣(Wiiリモコンやジョイコン)をどう使うかがかなりを占めている……振って遊ぶのがそれだけ楽しいということです。

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