ファイナルファンタジーIX

FFIX 2000年代
  • いいところ
    久しぶりにファンタジーのFF。
    主人公たちキャラクターが魅力的。
機種PS1
メーカースクウェア
発売日2000年(平成12年)7月7日

盗賊団タンタラスとその団員ジタンは、アレクサンドリア王国の王女ガーネットの誘拐を企む。しかし実際にガーネットに会うと、「私を誘拐して」と頼まれてしまう。
ジタンたちはガーネットを連れて逃亡。たまたま巻き込まれた少年ビビ、ガーネットを追ってきた騎士スタイナーも行動を共にし始める。
王国の女王はジタンたちに追手を差し向ける。

PS1で3本目の、そしてPS1最後のFFナンバリングタイトル。

FF6までの主人公たちはデフォルメ体形。
FF7の主人公たちは少しリアル寄りになり、イベントシーンのムービーだと完全にリアル体形。
FF8だと常にリアル体形。
次もずっとリアル体形かも……と思っていましたが、FF9はデフォルメ寄り。
なんでもFF9は原点回帰をテーマにして作られたんだとか。だからタイトルロゴにもクリスタルがくっついていると。

クリスタルの出番はそんなにないですが……

舞台も完全なファンタジー。FF7・8みたいなのもかっこいいんですが、僕はやっぱりファンタジーの方が肌に合います。

ジタン

主人公。普段は軽い人。
デモ画面で「誰かを助けるのに理由がいるかい?」とか出るだけあって、面倒見がいい兄ちゃん。ビビもガーネットも他のキャラたちもジタンとの交流で変わっていきます。
しかし、自分が困ったときのジタンは……

戦闘では素早い盗賊で物理アタッカー。発売当時の僕は盗賊が攻撃力高めということに違和感を持っていましたが、「的確に急所を狙う!」みたいな見方をしていれば受け入れやすかったに違いないです。
腰には尻尾。僕は「この世界にはそういう種族が不通にいるんだな」としか思っていませんでした。クイナやフレイヤみたいなのもいるし……
名前の綴りはZidaneですが読み方はジタン。英語は難しい。
それと、ルパン三世が吸うタバコにジタン(こっちはGitanes)というのがあるんだとか。

ガーネット

お姫様でヒロイン。
途中から偽名として「ダガー」を使い始めますが、もっと名前っぽい名前にできなかったんですかね。そこも「最初は世間知らずだった」という演出の一部だったのかもしれませんが。
偽名は決めるイベントのときにプレイヤーが変えられます。僕は「同じ刃物関係で考えよう。クリスナイフ(短剣の一種)のクリスで」と決めたのを覚えています。

戦闘では召喚士&白魔道士で、どちらかと言うと召喚士。僕はFF5で黒魔道士に召喚士のアビリティを付けていたので、意外に感じました。

ビビ

ワンピースと名前がかぶっているFFキャラの1人。名前は砂漠のお姫様ですが、後に付いた声は雪国の人間トナカイ。
見た目も能力も黒魔道士。FFシリーズだから普通だだなと思っていましたが、しばらくして「そういうキャラだったのか……」となりました。
なお、FF9が発売されたときの特典にビビ人形がありました。

FFIX-Vivi

スタイナー

お堅い騎士キャラで、軽いジタンと対になっています。ルパン三世に対する銭形のとっつぁんとも言えるかと。
この記事を書くにあたってスタイナーのことを調べていたら、名前のところに「アデルバート・スタイナー」と書いてありました。「スタイナー」が名字だとは知りませんでした。
年は33。いつの間にか僕の方が年上に……
最強の武器はラグナロク、ではないです。取るのはすごく大変。

フライヤ

落ち着いた姉ちゃん。しかし見た目はネズミ獣人でかわいく、個人的には1粒で2度おいしいキャラ。
戦闘中に空から槍をバンバン投げるのがかっこいいです。

エーコ

FF全体で見てもかなりの年少キャラ。それでいて頭の角がかっこいい、と思っているのは僕だけでしょうか。
戦闘では白魔道士&召喚士で、ガーネットとは逆に白魔道士としての性質が強め。
エーコのことを調べていたら、「タンタラスのマーカスとステータスが連動している」という話が出てきました。そうだったのか……FF6でもセリスがモグタンとシステム的にくっついているので、よくあることなのかもしれません。

クイナ

ワンピースと名前がかぶっているFFキャラの1人。後に付いた声優さんは、ワンピースだと、デリンジャー(ドフラミンゴの仲間の少年)などの役。
発売当時の僕はうまく使いこなせませんでしたが、天使のおやつ(仲間全体に状態異常回復効果)やカエルおとし(鍛えまくれば敵に9999の固定ダメージ)が強いんだとか。

サラマンダー

先輩にすごく似た人がいます。FF9が出たときに周りから「サラマンダーだ!」と言われていましたが、本人はFFを知らないしそもそもゲームをしないので「サラマンダーって何なんだよ……」と首をかしげていました。

おおっと、先輩の話しかしていない……サラマンダーは戦闘だと格闘技で戦うキャラ。なげるを使えるので忍者っぽくもあります。

読み込み

ゲームを作る方々は、凝ったものを作りたいんだと思います。しかしそうすると、だんだんゲーム機の力が作る方々の要求についていけなくなる……
そのせいか、本作は敵に会ってからプレイヤーが操作するまでにちょっと時間がかかります。
発売当時の僕は気にしていませんでしたが、そう言われてみるとそうだなと思えます。戦いが始まってから音楽に乗って意味もなく揺れてみたりしていたので。

召喚

スーファミのFF6までだと、幻獣・召喚獣は戦闘時に呼ばれたらスッと出てきて敵にダメージを与えてすぐ退場でした。
しかしFF7から登場の演出が長くなって、「見てるだけなのが暇」とか言われ始めました。
本作は、演出が長めだとダメージ多めで演出が短めだとダメージが少なめ。長い演出に利点を作られています。

ボタン連打でダメージアップってなかったっけ?

あれはFF8ですね。

回復役はガーネットかエーコか

この2人のどっちを回復役にすればいいのか……
発売当時の僕は、ヒロインということでガーネットをよく使っていたような気がします。しかし世間では「アレイズやヘイストを使えるエーコの方がいい」という意見の方が多かったんだとか。

原点回帰がテーマということで、久しぶりにクリスタルが登場します。ただし、かなり遅くになってからです。もっと早くてもよかったんじゃないかと。

いつになったら出てくるんだろうと思いながらプレイしていました。

スタイナーの最強装備。
ただし、入手するためにはプレイ開始から12時間以内にラストダンジョンまで行かないといけません。ゆっくり進めたい僕にはいろいろと無理な条件です。

サウンドトラックはFF7・8・10と同じく4枚組。
僕が特に好きなのは、タイトル画面の「いつか帰るところ」。懐かしいような寂しげなような雰囲気がいいです。

主人公の故郷っぽいところに行くとこのBGMじゃないのは、「ここは帰るところじゃない」という意味なんだと思います。

FF8や聖剣伝説LOMなどスクウェアのゲームで出た、情報満載の攻略本。
FF8で出たからFF9でも出るな……と思っていましたが、なかなか出ませんでした。出たのはずっと後になってから。インターネット情報によると、FF10のアルティマニアより後(ネット上ではFF9の方が先に公開されていたようです)。
FF9を作った方々は、公式からの情報を制限することでプレイヤー間の情報交換を促進させようとしたんでしょうか。そこも原点回帰(ファミコンのころはそうだった)と。

初めて見たとき、「えらくきれいな画面だな……」と思いました。さすがにずっとその画質でゲームが続くわけじゃありませんでしたが。

これがずっと最高じゃなく、FFシリーズのグラフィックは進化し続けます。

PS4やSwitchなどでリマスター版を遊ぶことができます。
思い出を気軽に振り返ることのできる機能がいろいろ追加されています。速く移動できるとか、エンカウントをなしにできるとか、レベルや所持金をいきなり最大にできるとか、主人公一行の与えるダメージを全て9999にできるとか……めっちゃ思い切った機能もあるようで。※どれもオンオフできます。
これでエクスカリバーIIを取りやすくなったはず。

FF9はPS1最後のFFナンバリング作品。原点回帰としてひと段落付ける意図があったと思いますが、ゲーム機の力が追い付かずにうまくいかない部分もあったようです。
新しいものへ切り替わるときには仕方ないことじゃないでしょうか。

何ですと……?

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