Fit Boxing

FitBoxing1 2010年代
  • いいところ
    お手軽に運動できる。
    肩こりに効く。
機種NintendoSwitch
メーカーイマジニア
発売日2018年(平成30年)12月20日

Switchのジョイコンを両方とも外し、左右の手でそれぞれ握る。そしてゲーム内のBGMに合わせてパンチを出したりする。
そうすることで運動になる! というゲームです。リングフィットアドベンチャーのようなもの。

「ストレートコンビ」「フックコンビ」「アッパーコンビ」などコースがいろいろあって、パンチを打ったり回避したりするタイミングや順番、回数が決まっています。
BGMは洋楽の有名な曲(全20曲)。テンポが速めの曲と遅めの曲がありますが、プレイヤーの好みで速めることもできます。気に入った曲だけをリストに並べることもできます。
デイリーだとインストラクターのキャラクターが「今日はこのコースとこのコースをやりましょう」みたいな感じで勧めてきます(変更してもらうことも可能)。
フリーだと自分でコースを決められます。僕は最初のころだとデイリーばかりやっていましたが、最近はフリーばかりです。

「腕しか動かなさいんじゃない?」と思えるかもしれませんが、そうでもありません。これは全身で遊ぶゲームです。

基本姿勢・フットワーク

まず左足を前・右足を後ろにして、左手は顔の前・右手はあごの横に構えます。両足のかかとは常に浮かしておきましょう。背筋は伸ばし、あごを引いて視線は常に正面。この状態が基本姿勢です。
そしてBGMに合わせて重心を前後にリズムよく動かします。パンチを打つ瞬間とパンチをかわす瞬間以外はこれを続けます。真面目にやると、この足の動きだけでも結構きついです。
コースが始まったときは上記の姿勢で、そのままワンセット。途中で左右逆にして更にワンセット。設定によってはこの後左右を入れ替えつつ2回。左右バランスよく鍛えます。

パンチなどの動きをした後は、必ず基本姿勢に戻ります。

ジャブ・ストレート

普通に前へ突き出すパンチ。前に構えている方からがジャブ、後ろに構えている方からがストレートです。
ストレートのときは後ろ側の足を伸ばして全身で打ちます。後ろ足のつま先から突き出した拳の先までつながっているイメージを持つのがいいです。

フック

肘を90度くらいに曲げ、腕を肩の高さで水平にして打ちます。ただし腕だけで打たず、腰をひねりながら全身で打つべきです。全身に縦の芯が入っているイメージと言った方がいいかもしれません。

打ちすぎて振り抜いたら駄目です。このゲームはフィットボクシングで、ボクシングは相手を殴るもの。殴るつもりでパンチを出してかわされたら、隙をさらしてしまいます。つまり、相手(目の前にいると考えて)の頬の位置で止めてすぐに引くべきです。

振り抜かないのは余計な動きをして体を痛めたらいけないからですが?

誰かを相手にしていると思った方が面白くない?

アッパー

相手のあごを下から狙います。これも相手のあごの位置で拳を止めないといけません。
頭上まで伸ばした方がかっこいいという意見もあるかもしれませんが、これはかっこつけるためのゲームじゃありません。そういう打ち方はスト2のリュウとケンが昇龍拳を使うときだけでいいです。

ウィービング

腕を構えた状態のままで身を低めて相手のフックをかわす動き。低めたときに横への動きも加わるので、前から見るとU字の動きになります。
動くときはひざだけじゃなく股関節も曲げて下半身全てで。一方、背筋は伸ばして顔は前に向けたまま。

ダッキング

しゃがむ動きをしつつ攻撃をかわす動き。まっすぐ下に動くか、あるいは左右の斜め下に動くか。ウィービングより直線的です。
片方の肩を前へ動かしますが、ウィービングと同じで背筋を伸ばして顔を前に向けたまま。下半身全てで身を低めるのもです。

スウェーバック

身を引き、パンチを自分の目前ですり抜けさせます。上体の重心を後ろにずらすイメージです。
あごを引きながらやることに注意。上を向くとのけぞるようなポーズになり、隙を作ってしまいます。

ブロック

回避ではなくパンチを止める動き。ひじを若干前に出し、腕で頭を横から守ります。右でやったり左でやったり。
これも腕だけじゃなく腰をひねって全身でパンチを受け止めます。両腕は広げず体に付けぎみの方が全身で一塊となって防御力高そう。

ステップ

前に踏み出したり後ろに下がったり。前に動くときは前側にしている足が先、後ろに動くときは後ろ側にしている足が先。基本姿勢を保ったまま移動します。
足の動き順を逆にすると転びやすいので注意。

動きのタイミングが最高なら「JUST」、そこそこなら「GOOD」。曲が終わったときに点数として集計されます。
ちゃんと動けていたのにJUSTじゃなくてGOODやもっと下の判定だった、なんてこともあります。
逆に、動きは適当だったけどJUSTだったということもあります。ジョイコンは「動きがあったかどうか」程度しか感知していないので、「フック!」と言われたときにジャブを打っていたとしてもわかりません。
ちゃんと基本姿勢を保っていたか、フットワークを休まずやっていたか、という点は判定する部分自体ありません。

つまり、本当にしっかりやっていたか判定できるのはプレイヤー自身だけです。曲が終わった後で何点だったかはあまり気にしない方がいいです。

「ちゃんと動いたのにジョイコンが反応しなかったせいで……」といらついていたことも以前はありました。

ちゃんとやるかどうかは点数を上げるために必要なんじゃない、しっかり鍛えたいとか余計なケガをしたくないとかのため、というのが今の僕の考えです。

男女合わせて6人。ゲーム内で語られることはありませんが、「家族が警察官」「おじいちゃん子だった」とか設定を持っています。
僕がいつも頼んでいるのはマルティーナ。声優さんはどういう役をしているんだろうと調べてみたら、新うる星やつらのラムだそうな……フィットボクシングのときとは全然違う声にしか聞こえません。

ここまで説明しておいてなんですが、このフィットボクシングはもう売っていませんアッパーバージョンのフィットボクシング2があるからだと思います。

今は2だけじゃなくコラボ作まであります。

Fit Boxing 2 リズム&エクササイズ

コースや曲は総とっかえ。インストラクターは増員。
有料で曲を追加することもできます。難易度アップして厳しい訓練ができる鬼モードもあります(こっちは無料の追加コンテンツ)。

Fit Boxing 北斗の拳 お前はもう痩せている

北斗の拳とフィットボクシングのコラボ作。インストラクターはケンシロウ、レイ、ラオウなど。曲も北斗の拳関係。パンチで敵を倒すモードもあり。
PVでは、インストラクターのリン(元からいるそういう名前のキャラ)が北斗の拳に出てくるリンのごとく「ケーン!」と叫んでいました。

Fit Boxing feat. 初音ミク -ミクといっしょにエクササイズ-

ボーカロイドとのコラボ作。初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカが登場。曲もボーカロイド関係。
フィットボクシングのインストラクターの指導でミクたちと一緒に訓練する、という設定になっています。
やたら速いテンポのコースもあり。

リングフィットアドベンチャーには物語があります。いろいろな技を出す楽しさもあります。
一方、フィットボクシングは物語がなくただひたすらにボクササイズをするゲームです。
遊びながら動きたい方にはリングフィットアドベンチャー、ストイックに動きたい方はフィットボクシングがいいんじゃないでしょうか。

鍛える部分は2作品で違っているようです。「しばらく片方だけやる。もう片方はやらない」「やっていなかった方を久しぶりにやる」という状況だとなまる部分ができてしまうのか、筋肉痛になります。
だから、両方少しずつやるとバランスよく鍛えられるんだと思います。

配信するとき、フィットボクシング1はBGMをオフにしないといけないんだとか。今どきはそういうルールを決めておかないといけないんでしょう。

フィットボクシングはリングフィットアドベンチャーに負けないくらい鍛えられます。体調と相談しながらやらないといけないことも同じです。

それにしても……このゲームの話は文字だけだとわかりにくいですな!

じゃあ、どうしてこの作品を記事の題材に選んだんですか……

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