- 先に結論
3Dゼルダをお勧めするならブレスオブザワイルドやティアーズオブザキングダム。
2Dゼルダをお勧めするなら夢をみる島。
ゼルダシリーズの記事をあれこれ書いてきましたが、作品のランキングは作っていませんでした。
NintendoSwitch2で新しいものが追加される前に作っておきます。
判定基準など
- 個人的な趣味で決める。
- ただし新しい機種で遊べるものから多めに選ぶ。おすすめランキングなので手を出しやすいゲームがいいはず。
ゼルダランキング
1位 ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
- NintendoSwitch
- NintendoSwitch2(Switch2エディション)
Switch1のローンチタイトル。通称ブレワイ。
リンクは記憶を失った状態で出発。100年前の英傑たちと会ったり祠を探したりイーガ団と対立したりしながら冒険を進め、最後はガノンと戦います。
しかし本作は寄り道が面白いゲーム。オープンワールド的に作られたハイラルをうろついたり隠れているコログを探したりボコブリンをボコボコにしたりするのが楽しくて、ハイラルとゼルダ姫を救うという目的が頭から消えてしまうプレイヤーも続出しています。
あまりにハチャメチャなことができるせいで、本作のリンクは「厄災」「蛮族」なんて呼ばれることもあります。
後日談のティアーズオブザキングダムが登場していますが、こっちを先に遊ぶのがいいと思います。
2位 ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム
- NintendoSwitch
- NintendoSwitch2(Switch2エディション)
ブレワイの続編。通称ティアキン。
リンクとゼルダ姫は平和な暮らしを送っていましたが、再びトラブル発生。リンクは旅へ戻ることになります。
舞台は今回もオープンワールド的に作られたハイラル。「同じところ?」と思うかもしれませんが、結構雰囲気が違います。しかも空島に地底という新しい冒険場所が付け足されています。
最大の特徴はウルトラハンドで素材をくっつけ合わせて乗り物や道具を作れること。戦車や戦闘機やロボットのようなものまで作るプレイヤーもいます。
そしてリンクの「厄災」「蛮族」という名はより高まることに……
3位 ゼルダの伝説 夢をみる島
- ゲームボーイ
- ゲームボーイカラー(DX版)
- ニンテンドウパワー(DX版)
- ニンテンドー3DS(DX版/バーチャルコンソール)
- NintendoSwitch(DX版/NintendoSwitchOnline)
- NintendoSwitch(リメイク版)
通称夢島。
ゲームボーイでやっぱり出たゼルダ。ゼルダと言ってもゼルダ姫の出番はありません。
このたびリンクが着いたのはどこかの海のコホリント島。リンクは島から脱出するために冒険します。
リンクは不思議な楽器を探し、見つけるたびに専用のBGMが流れます。物語が進めばBGMで演奏される楽器も増加。ゲームボーイは昔のゲーム機なのでBGMも昔なりのものしか出せないはずですが、「たくさんの楽器を演奏中!」と感じられるように作られています。
上の対応機種表を作って「こんなにたくさんのハードで出ていたのか……」みたいな気分になりました。遊びやすいゼルダシリーズなので当然のことかもしれません。
今遊ぶなら普通にSwitchのリメイク版がいいです。
4位 ゼルダの伝説 スカイウォードソード
- Wii
- WiiU(ダウンロード版)
- NintendoSwitch
2025年現在ではゼルダシリーズの時系列で最も過去。シリーズで何度も登場しているマスターソード誕生の物語でもあります。
最大の特徴はWiiリモコンプラスやSwitchのジョイコンを剣に見たてて遊べること。プレイヤーの動きに応じて画面の中のリンクが剣を振り、敵を倒していきます。
「心のヒーローはリンク」「子供のころからリンクをかっこいいと思っていた」というプレイヤーも多いはず。本作ならリンクになり切りながら物語を進められます。
お姫様じゃないゼルダ姫も注目ポイント。本作ではリンクの幼なじみで、校長先生の娘さんです。
略称はあまり世間で一致していないような。スカウォだったりスカイウォードだったりスカソだったりSWSだったりします。
5位 ゼルダの伝説 風のタクト
- ニンテンドーゲームキューブ
- WiiU(HD版)
- NintendoSwitch2 NintendoSwitchOnline追加パック(予定)
通称風タク。
海ばかりになったハイラルが舞台。リンクは今回の相棒キャラでもある船と一緒に冒険します。
サブタイトルにもなっている風のタクトは風を起こして船を動かしたりできます。
リンクたちキャラクターはデフォルメされたアニメのような体形をしていることが多め。お陰でアニメキャラを動かしているようなプレイ感覚になります。それでいて剣での戦いはしっかりと作り込まれています。
本作のリンクは「猫目リンク」と呼ばれていて、スマブラにも普通のリンクと別枠で登場しました。
Switch2ではスイッチオンラインの追加パックで遊べるようになる予定。
しかし僕がおすすめしたいのはWiiUで出た風のタクトHD。こっちの方が遊びやすいです。
6位 ゼルダの伝説 時のオカリナ
- ニンテンドー64
- Wii・WiiU(バーチャルコンソール)
- ニンテンドー3DS(3D版)
- NintendoSwitch(NintendoSwitchOnline追加パック)
通称時オカ。
ゼルダシリーズの中でもかなりの名作と呼ばれている1本。ファミ通のレビューでも高得点を出したんだそうな。
時系列でも重要ポイントで、ここから3つの歴史に分岐します。
システム面の話をすると、3Dになったのは時オカが初。Z注目で敵を狙いやすくするのはゲーム全体で見ても新しい要素だったとか。
ゲーム開始時のリンクは子供。しかし途中で未来へ行けるようになり、そっちでは青年の姿。2つの時代を行ったり来たりしながら冒険を進めます。
世界観もここで大きく広がり、ゾーラが完全な味方になったりゴロン族やゲルド族が登場したりしました。
時オカもNintendoSwitchOnline追加パックで遊べます。
しかし僕がオススメしたいのはリメイクされた3DS版です。どんな雰囲気か見るだけなら追加パックでも大丈夫。
7位 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
- ニンテンドー64
- Wii・WiiU(バーチャルコンソール)
- ニンテンドー3DS(3D版)
- NintendoSwitch(NintendoSwitchOnline追加パック)
時オカの素材を流用して作られた作品。内容的にも時オカの続編です。
舞台はタルミナという世界。ここは3日目で滅ぶことになっていて、リンクは時間を何度も1日目に巻き戻しながら冒険します。
本作には仮面(お面)がいくつも登場し、リンクは付け替えることで別の姿になることもできます。イベントで使うこともあり。うさぎずきんはほぼデフォルト装備。
ブレワイ・ティアキンに登場する装備品の「ムジュラの仮面」はここが元ネタです。
ムジュラもNintendoSwitchOnline追加パックで遊べます。
しかしこっちも僕がオススメしたいのはリメイクされた3DS版です。WiiUのときにDSのバーチャルコンソールがあったし、3DSもSwitch2でどうにかならないですかね。
8位 ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
- ニンテンドーゲームキューブ
- Wii
- WiiU(HD版)
通称トワプリ。
世間的にはWiiの作品ということになっていそう。しかしゲームキューブの作品でもあります。
舞台はハイラル。時オカと同じですが、暗い雰囲気になっているのが特徴です。
リンクはいつもの剣士姿だけじゃなく狼のような姿になって戦うこともできます。
ガイド役のミドナはゼルダシリーズ全体で見てもかなり人気があるキャラ。
2025年5月現在、Switchで遊べる状態になったりSwitch2で遊べるようにする話が出たりはしていません。
ゲームキューブの作品でもあったことだし、Switch2のスイッチオンライン追加パックで遊べるようにならないものか……欲を言うと、これも風タクと同じくHD版で遊べるようになってほしいです。
9位 ゼルダの伝説 知恵のかりもの
- NintendoSwitch
通称知恵かり。
「タイトルはゼルダの伝説なのに出番はエンディングだけ」「出てくるけど影が薄い」「そもそも出てこない」なんてこともあったゼルダ姫が主人公です。
舞台はいつも通りのハイラルですが、主人公がゼルダ姫なのでシステムは特殊。
ゼルダ姫は「かりもの」をして岩だのツボだのテーブルだの呼び出して冒険を進めます。魔物を呼び出して戦わせることも……
ゼルダ姫は無口主人公なので台詞が表示されません。リンクも登場しますが、しゃべることは(ほぼ)ありません。そんな2人でも普通に意思の疎通ができているのはメーカーの方々がすごい表現力を持っているお陰なのか、本作のガイド役がコミュニケーション能力高めだからなのか。

知恵かりはもっと上でもいい気が……でも他のゼルダシリーズが名作すぎるし……
10位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース
- スーパーファミコン
- ニンテンドウパワー
- ゲームボーイアドバンス(神々のトライフォース&4つの剣)
- Wii・WiiU・New3DS(バーチャルコンソール)
- NintendoSwitch(NintendoSwitchOnline)
通称神トラ。
夢島同様いろいろなハードで遊べるようになっていました。難易度は夢島よりこっちの方が上。
元々ファミコン(ディスクシステム)のゲームだったゼルダの伝説を正統進化させた作品。
舞台はファミコンのゼルダと同じハイラルですが、アイテムが増えたり謎解きでやることが増えたりしています。
リンクたちが生活していた世界と別の闇の世界へ行くこともできます。
後のシリーズ作で別の世界が出てくると、神トラの闇の世界との関係が考察されたりします。
次点など
神々のトライフォース2は神トラの続編。
ボリュームが少ないと言われることもありますが、逆に言うとサクッと終わって遊びやすいということ。
ふしぎの木の実は大地の章と時空の章の2本出たのが印象的でした。
違いは敵が別々とかじゃないです。かなり別物。
同じくカプコンが関わったゲームにはふしぎのぼうしもあります。
初代ゼルダの伝説には特別な思い入れがある方も多いんじゃないでしょうか。
難易度比較
上に1~10位として挙げた作品を難しいと思う順に並べると、
- ムジュラの仮面
- 神々のトライフォース
- スカイウォードソード
- 風のタクト
- ティアーズオブザキングダム
- トワイライトプリンセス
- 時のオカリナ
- ブレスオブザワイルド
- 夢をみる島
- 知恵のかりもの
こんな感じでしょうか。
そのときの気分でいくらか入れ替わるはずですが、
- 神トラ>夢島>知恵かり
- ティアキン>ブレワイ
- ムジュラ>時オカ
- 知恵かりは1番簡単。
この辺りは確定的だと思います。

スカイウォードソードはサイレンが難しいと感じるならもっと上になりそうです。
まとめると……
- 3Dゼルダを勧めるならブレスオブザワイルドやティアーズオブザキングダム。
- 2Dゼルダを勧めるなら夢をみる島。
ということでどうでしょうか。
ブレワイや夢島なら難易度もほどほどで初心者にも向いているはず。
逆に考えると、夢島はゼルダに慣れた後で遊ぶと物足りなく感じるかもしれません。
知恵かりは普通のゼルダと違いすぎておすすめしにくいところがあります。2本目として選んだゲームを進めながら「ゼルダ姫の活躍はいつ始まるの?」とか思ってしまいそう。
スカイウォードソードは個人的にすごく楽しんだゲームなんですが、やっぱり特殊なので他のを先にやってほしいです。
終わりに
ゼルダの伝説シリーズが始まってから30年以上。いろんな作品が登場しました。しかし「これとこれはほとんど同じじゃない?」みたいなのはあまりなく、それぞれに個性を持っていました。
Switch2でもゼルダの新作が楽しみです。
おまけ 完全に自分の好みだけで決めたゼルダランキング
- ブレスオブザワイルド
- ティアーズオブザキングダム
- スカイウォードソード
- 風のタクト
- 夢をみる島
- 知恵のかりもの
- 神々のトライフォース
- ムジュラの仮面
- トワイライトプリンセス
- 時のオカリナ
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