「ニャオハ立つな」~その意味や元ネタ~

2020年代
  • この記事に書いてあること
    なぜ「ニャオハ立つな」と言われ始めたか。
    ニャオハが発表されてから進化先が判明するまでの流れ。
    ニャオハが進化した後の実力。

ポケモンSVの発売まで後わずかになったころ、職場で会った大学生にこう訊かれました。

「『ニャオハ立つな』って何?」

その人はゲームをしません。しかし学校の友達からその言葉を聞いたようでした。
ゲームをしない人の耳にまで入るとは……先日のアニポケでニャオハが実際に「立った」ことを記念しつつ、軽くまとめておきます。

発売の数か月前、パルデアでの御三家が発表されました。するとみんな「誰を選ぶ?」と話し始めます。「どう進化するんだろう?」とも。

ナゾキャット

草タイプの御三家はニャオハ。見た目はそこらへんにいる猫を漫画っぽくデザインした感じ。猫の御三家と言えばアローラのニャビー

ニャビーはニャヒートに進化し、最後はガオガエンになります。
ニャヒートはひと回り大きい猫の姿なので、雰囲気はニャビーとあまり変わりません。しかしガオガエンは立ち上がって、筋肉質なプロレスラーのような姿

四足歩行だったポケモンが進化して二足歩行になるのはよくあるパターン。ガオガエンは強そうでかっこいい姿だと思います。それはそれとして、かわいいニャビー・ニャヒートとはジャンルが違います
かわいいポケモンがかっこいいポケモンに進化することもよくあります。しかしニャビー好きの方々の中には、「ニャヒートの次は美しいポケモンやかわいさを残したポケモンにしてほしかった」と考える方がいたんじゃないでしょうか。かわいい狐のロコンが美しい妖狐のキュウコンになった、みたいな感じを希望していたとか。

猫御三家のニャオハを見てニャビーっぽい進化先を想像……という流れだった方々はこう言いました。「ニャオハ立つな」と。
つまり、「立つな」というのは簡略化された言い回しです。正確には「立つ場合は立ち方に気を付けて」「ガオガエンとは違う方向にして」くらいです。

ブニャットのことを挙げる方もいたような……

ニャオハは立つのか、立たないのか。
みんなそれぞれに想像して、本気なのか冗談なのかいろいろな進化姿が考え出されました。
ピクシブでニャオハの進化姿について調べてみると、
立っていないけどグロくなっていたり、
ガオガエンよろしくマッシブになっていたり、
四足歩行だけど立っているケンタウロスのようになっていたり、
スマートにかっこいい姿だったり、
ロボ形態だったり……

立っているパターンが多いような気がします。
僕はというと、長靴をはいた猫みたいになると予想していました。

ながぐつキャット

一方そのころ、8月3日に配信されたポケモンプレゼンツでは着ぐるみのニャオハが立っていました。
更に、「ニャオハ立つな」という言葉はSNSインターネット流行語大賞(2022年)にノミネートされました。

とうとう発売日になり、僕たちはニャオハが進化した姿を目の当たりにしました。

進化1回目、ニャローテ……さっそく立った!
人間の子供みたいな体形で、ヨーヨーっぽいもの(硬いつぼみ)を飛ばして攻撃します。

進化2回目、マスカーニャ……立ったまま!
すらっとした体形で、仮面を付けた怪盗のような見た目です。
美しさとかっこよさを両立させたデザインだと思います。この姿に対して「立つなって言ったのに……」と残念がる意見は見た覚えがありません。

pokemon-sv-Nyaoha2

「立ち上がってごつくなる」というパターンは他のポケモンがやっています。ナミイルカはイルカそのものの姿ですが、進化してイルカマンになると特性でアメコミヒーローっぽく変身します。

一方そのころ、ホゲータは立つのをやめてワニそのものっぽい姿に進化していました。技を使うときは立ち上がります。実際のワニも立つ場合があるそうです。

「ニャオハ大地に立つ!」「ニャオハが立ったわ!」と何人が言ったんだろう……

アニポケではサトシが引退し、リコとロイが新しい主人公になりました。
ニャオハはリコの相棒でレギュラー。登場から1年近くたった先日、ニャローテに進化しました。ピカチュウやフシギダネのように進化しないまま活躍するという予想もありましたが、そうじゃなかったようです。

ニャオハ改めニャローテは、かわいくもありかっこよくもありという感じ。
ヨーヨー(つぼみ)もさっそくバトルで使用。攻撃に使ったり仲間を引き寄せるのに使ったり、かなり便利そうです。
かつてのアニポケでは「素直だったヒトカゲが進化するなり生意気になってしまった……」なんてことがありましたが、今回登場したニャローテはニャオハのころにそういうネタをやっています。だから多少リコと衝突したとしても、今までどおりすぐに仲直りできるはず。

アニメでニャローテが出てきてからは、「自分はニャオハの方が好き」って意味で「ニャオハ立つな」って言う方もいるみたいです。

バステトキャット

ニャローテはこれからもアニポケで活躍するはずです。もしかすると最終進化形のマスカーニャにもなるかもしれません。
しかし、「これからどういう姿になるのかはもう読めているな!」とはまだ言い切れません。
何せ今は「最後だけリージョンフォーム」というパターンがあります。そして、御三家のリージョンフォームを登場させたポケモンレジェンズの新作がこれから出てきます。
アニポケのニャローテがリージョンフォームのマスカーニャになる、ということがあったっていいんじゃないでしょうか。

上の画像は予想とかじゃなくて、猫関係の絵を探している途中で見かけて「こういうのもあるのか」と驚いたから載せただけです。ポケモンなら砂漠関連としてじめんタイプ持ち。とくこうが高い方。

  • 腕力・筋力で引っかいたりかみついたりする攻撃が得意。
    リコの相棒が使うマジカルリーフは真骨頂じゃない。つまり、あの子はもっと上に行ける。
  • スピードは御三家全体で最高級。
  • 耐久力は低い。
  • タイプはくさ・あく。天狗のダーテングやサボテンのノクタスと同じ。
  • 炎や氷には弱いものの、エスパー技は無効化できる。
    虫が苦手。同じ猫のニャースはアニポケのエンディングで虫のことを「おいしそうににゃいてる(鳴いてる)」と言うけど。
  • 専用技のトリックフラワーは必ず急所に当たる。
  • 相手が苦手なポケモンだったらとんぼがえりで脱出して仲間と交代。
  • 夢特性のへんげんじざいを持っていれば他のタイプになれる。なれないタイプはほのお、こおり、ドラゴン、はがね。
    へんげんじざいはゲッコウガが持っている最強特性……だったけど、ポケモンSVで弱体化されてしまった。
  • インターネット対戦ではかなり人気がある方。今や1000種類以上いる全ポケモンの中でフタケタ順位になるくらい。
  • マスカーニャを倒し続けると素早さが成長しやすい。
  • メスよりはオスの方が多い。リコの相棒はメス。
  • タマゴグループはりくじょう・しょくぶつ。両方とも一致しているのはタネボー系、ツタージャ系、サルノリ系。
  • ポケモンSVの主人公が最初にホゲータを選ぶと、ネモ(ライバルキャラの1人)が先々でマスカーニャを出してくる。
  • いきなり手品を始める場面がある。

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