グーニーズ(ゲーム) ~名作映画+ファミコン~

Goonies-Game 1980年代
記事内に広告が含まれています。
  • いいところ
    単純に楽しいアクションゲーム。
    適度な難易度。
機種ファミコン
メーカーコナミ
発売日1986年(昭和61年)2月21日
後に続いた機種PC アーケードなど

アメリカの港町グーンダックスに「グーニーズ」と名乗る少年たちがいた。彼らは伝説の海賊片目のウィリーが記した宝の地図を見つけ、さっそく宝探しを始めた。しかし海賊の亡霊やフラッテリー・ギャングに捕らえられてしまった。

君はグーニーズを救出するために危険な冒険へ出発する。

取扱説明書より引用・抜粋

本作は1985年の昔懐かしい映画を元にしたアクションゲームです。

映画のグーニーズはかなりヒットしました。少年たちが宝探しのために洞窟の中へ、悪党が追ってくるのでのんびしていられない……という感じで子供人気が絶対出そうな展開の連続でした。

しかし職場で会う小学生たちにグーニーズのタイトルを出しても「何それ?」と言われてしまいます。これはまさにジェネレーションギャップ……漫画やアニメなら意外と知られていることがあるんですが。

親御さん、グーニーズも見せてあげてください! 今、アマゾンプライムにありますので!

上にも書いたとおり、本作は映画のグーニーズを元にしたゲーム。映画とはいろいろ違います。

敵キャラはギャングにネズミにコウモリ、タコ……ギャングとコウモリは原作と同じ。タコも「出る予定だったがナシになった」という話を聞いたことがあるので原作どおりと言えなくもないです。ネズミはどうだったでしょうか。チラッと出てくるくらいはあったかもしれません。

主人公は敵キャラをパチンコやキックで倒していきます。キックは原作になかったはず。
主人公がゲーム内で入手するアイテムは耐熱服、防水服、鎧……これはどう考えても原作になかった要素。

しかし、僕たちはああだこうだ言わずにこのゲームで遊んでいました。昔の原作ありゲームなんて大体はこんなもんだったからです。

僕は本作の主人公を原作映画のマイキーだと思っていました。しかし説明書にはそんなこと書いていません。僕たちはマイキーじゃない誰かを操作していた……?

ゲーム内で助ける相手は「グーニーズ(5人)」と「女の子(1人)」。全員ゲーム内の主人公よりグッと年若いように見えます。原作映画にも女の子キャラは2人いるんですが、マイキーのお兄ちゃんの友達だから年上です。

原作映画のメインである少年少女は7人(お姉ちゃん2人)。そのうちの1人が残りの6人を助けると考えれば、合計数だけは合います(お姉ちゃんの片方がグーニーズ5人に含まれているという計算)。しかしゲーム内の主人公より年下っぽく見えることを考えるとやっぱりおかしいです。

そもそもお兄ちゃんってグーニーズメンバーなんですかね……映画序盤のマウスがしゃべるシーンを見ると、メンバーなのかもという気がしてきます。しかし、少なくともお姉ちゃん2人はグーニーズメンバーじゃないと思います。

本作の主人公はマイキーじゃなく、助ける相手は僕たちが知っているグーニーズメンバー4人(マイキー、チャンク、マウス、データ)と知らないメンバー2人(少年少女1人ずつ)……ということはないでしょうか。

原作映画の「何もかも隠さずに吐く場面」によると、チャンクには妹がいます。

その子がグーニーズの一員かどうかはともかく、ゲーム内の最後の場面には「背が高い1人」「背が低い5人」「中間くらいの背丈の子1人」が出てきます。

無粋な突っ込みはともかく、ゲームとしてはすごく面白いです。

横スクロールのアクションゲームで、全6ステージ。難易度はアクションゲームが苦手な僕でもクリアできるくらい。

各ステージに隠されているアイテムを手に入れると防御的な面が強化されたり持てる爆弾の数が増えたり。アイテムを持っているとステージのショートカットをできるところもあります。変化や成果がわかりやすいので、アイテム回収が楽しくなります。

ステージごとにいるグーニーズを救出して次のステージへ。助けないで進んでしまうと、最終ステージへ行くときに最初のステージへ逆戻りさせられる……んだったと思います。

昔のゲームには「最後のステージをクリアすると、何事もなかったようにまた最初のステージから始まる(難易度アップ状態)」ということがよくありました。しかし本作にはちゃんとエンディングがあります。
その後、難易度アップした最初のステージが始まりますが。そこは当時の当たり前だったのかも。

ステージ曲には映画のBGMを活用したものがあります。これが結構好きです。

1987年3月、グーニーズ2がファミコン用ゲームとして発売されました。
1988年1月に発売されたコナミワイワイワールドというコナミのクロスオーバー作品にも本作の主人公が登場します。

こっちの主人公は「マイキー」と明言されています。

ワイワイワールドには小柄なマイキーじゃないと行けない場所があります。

すごく面白いんですが、今はもう昭和じゃありません。版権的なものがいろいろあります。だからこのゲームも復活させられないのかも……
これはさすがにNintendo Switch Onlineに入ることもなさそうです。

マイキーたち、フラッテリー一家、チャンクたちの順で洞窟へ。フラッテリー一味、移動が速い……というか、マイキーたちがのんびり進みすぎなのかも。

マイキーはネゴシエーション能力高い……彼の説得がなかったら一行は最低2回は引き返しているかと。

それにしても、どうして一般家庭の屋根裏にあんな地図が……?

細かいことはいいです。キン肉マンの「よくわからん理屈」と同じでノリ優先。
映画のグーニーズもゲームのグーニーズも面白い作品です。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました