スーパーマリオブラザーズ(初代)

1980年代
  • いいところ
    シンプルでとっつきやすい。
    いろいろなゲーム機で遊べる。
機種ファミリーコンピュータ
メーカー任天堂
発売日1985年(昭和60年)9月13日
後に続いた機種ゲームボーイアドバンス ニンテンドークラシックミニ Switchなど

ゲームをしない人でも何となく知っているほどのゲーム。世界・日本で最も売れたゲームのランキングを見ても、かなり上の方に位置しています。

主人公のマリオと弟のルイージはおっさんと思われることもありますが、意外と若くて二十代半ば。
今は二人ともオーバーオールの色が青ですが、スーパーマリオ初代のときはマリオが赤でルイージが白でした(カセットや箱のイラストでは今と同じ色)。

このゲームの特徴は、画面が右へ右へとスクロールすること。
今だからこそ普通ですが、発売されたときは違いました。かなりの数のゲームでは画面が固定されていて、主人公は限られた範囲だけを動き回っていたんです。
この記事を書くにあたってWikipediaのファミコンソフト一覧を上から順に見ていくと、アイスクライマーとかロードランナーとかスクロールするゲームはスーパーマリオよりも前に出ていました。しかしやっぱり全体的に見ると少なめで、ドンキーコングやデビルワールドみたいな画面固定タイプが主流だったように思えます。

ゲームスタートと共にプレイヤーがマリオを右に進めると、まず出てくるのがクリボー。
今の僕たちは「ジャンプして踏むかかわすかすればいい」とわかりますが、最初は違いました。だから無数のマリオがクリボーと正面衝突してやられたに違いありません。
そう考えると、最初のクリボーは「最も多くのマリオを倒したキャラ」と言えるのかもしれません。

僕はアクションゲームが苦手だったので、このゲームをクリアしたことがあるかどうかは怪しいです。
しかしそんな僕でもマリオの活躍を知る方法がありました。それは他の人にクリアしてもらうこと、ではなく漫画を読むことでした。
著作権関係のことがビタッと決まっている今と違って、昭和時代はいろいろゆるい状態。そのお陰でゲーム攻略漫画やゲームパロディ漫画がいろいろありました。

マリオもそういう漫画の題材にされていて、少年時代の僕が知っていたのはどちらのタイプでも徳間書店から出ていた漫画。攻略漫画はこばやし将さんが書いていて、内容はマリオが1-1からスタートしてクッパを倒すまで……だったと思います。その中で攻略情報がわかる、という仕組みです。

パロディ漫画は沢田ユキオさんが書いていて、タイトルは「スーパーマリオブラザーズ2」。つまりファミコンで出たスーパーマリオ1の漫画ではなく、ディスクシステムで出たスーパーマリオ2の漫画です。
冒頭でスーパーマリオ1のことが軽く語られて、どうしてマリオたちがスーパーマリオ2の冒険へ出ることになったかにつながります(この漫画のマリオはギャグキャラなので、すごく笑える理由です)。
敵キャラが仲間になったりして面白かったんですが、残念ながら最終巻が出ていません。ただし僕はスーパーマリオ2(漫画)が終盤に入ったあたりからわんぱっくコミックの連載を見ていました。お陰でどういう結末だったかもどうやってスーパーマリオ3につながるのかも知っているので、まだ気が楽な方です。
そうやってスーパーマリオ2の漫画がやっていたのは三十年以上前。作者だった沢田ユキオさんは今も別口のマリオ漫画をコロコロで続けています。すごいよ……

なお、今はわんぱっくコミック・リバイバルで当時の徳間書店漫画が電子書籍として復活しています。しかし、攻略漫画やパロディ漫画はその中に入っていません。やっぱり難しいんですかね。

マリオは映画にもなっています。
2023年にアニメ映画が公開されていて、この記事を書いている2024年1月現在は動画サイトで見ることができます。僕が見たのはアマゾンプライム。
「ゲームの内容を知っていればニヤリとできる」なんて要素が盛りだくさん。

なお、マリオが映画になったのはこれが初めてじゃありません。前のはアニメだったり実写だったり。

僕たちにとって懐かしいゲームのスーパーマリオ1は、ニンテンドースイッチオンラインに加入すれば遊べます。
ファミコンのときと違ってセーブ・ロード機能や巻き戻し機能(最長数十秒)があるので、僕のようなアクション苦手型には優しいです。

アスレチック面で時間がかかる。
ハンマーブロスはファイアがないと無理。
無限1UPができない。
クッパの向こう側になかなか行けない。

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