ファイナルファンタジーVI

FFVI 1990年代
  • いいところ
    個性的なキャラクターぞろい。
    後半の仲間集めが熱い。
機種スーパーファミコン
メーカースクウェア
発売日1994年(平成6年)4月2日
後に続いた機種PS1 ゲームボーイアドバンス PS4 Switchなど

スーパーファミコンでのFFナンバリング3作目。
僕が初めて遊んだFFは4で、次に5。それらが普通にファンタジーな世界観だったので、きっとFFはそういうシリーズなんだろうなと思いました(過去作を見るとそうでもないんですが)。
しかしFF6が発表されるとファンタジーじゃなくラピュタっぽいスチームパンク。いろいろな流れがあるシリーズだったんだなと気づきました。

ゲームを始めると、操作するのは魔法戦士のティナ。
しかしティナはすぐ行動不能になり、次に泥棒もといトレジャーハンターのロックを操作することになります。
そうかと思うと、物語後半で真っ先に操作するのは元将軍のセリス。

前作の主人公に最も近いのはロック。
物語前半の中心になるのはティナ。
物語後半で最初から最後まで主人公一行にいるのはセリス(そもそもティナとロックは後半で仲間にしないことも可能)。

FF6の主人公は誰なのか……製作者の方々によれば「主人公一行全員」なんだそうです。なお、主人公一行は最大で14人になります。

僕の感覚だと、FF6の主人公はティナです。

誰が主人公かはともかく、僕は大人数でぞろぞろ行動するゲームが好きなので14人にもなるのはおいしい部分。それぞれの属性がバラバラであればあるほどよりうれしいことになります。

FF6は普通に人間のキャラでも青年と言える年の兄ちゃん姉ちゃんがいたり、もっと小さい子やおっちゃんやじいちゃんがいたり。顔を隠して年齢不詳のキャラもあり。明らかに人外のキャラもあり。かなりバラエティ豊かです。

個人的にはモーグリのモグが好き(動物好きなので)。ナルシェの炭鉱に住んでいたモーグリ全員ついてきてほしかったです。

これがモグだ!
  • オスで一人称は「ボク」! スーファミ版だと「おれ」になる場面もある!
  • 11歳なので、ガウより2歳下でリルムより1歳上!
  • 身長122センチで体重43キロ。意外とでかくて重い!
    (ポケモンと比較すると、オーガポンと同じくらいの背丈でモグの方が少し重い)
  • 好きなものはなでてくれる人。趣味が「モーグリをふかふかすること」のティナと相性抜群! 恋人(モルル)からの視線が痛そう!
  • 嫌いなものはしっぽをさわる人! 尻尾って どこよ!
  • モンスターに会うと妙に楽しそう!
  • 腕力や体力はわりと低めだけど魔力は高め!
  • 固有アビリティの「おどり」は便利なときもあるけど使いどころが難しい! 「きかい」でいそがしいエドガーの代わりにジャンプさせておくのもあり!
  • モルルのお守りを装備してエンカウントゼロにできる!
    (なお、ピクセルリマスター版だと元々エンカウントをゼロにできるので……)
  • 物語後半の状況が重い……いや、仲間たちはモグが魔大陸まで行っている間にどこかへ逃げたと僕は信じる!
  • なお、FF11だとモーグリは獣人の一種です。

そんなにモーグリが好きですか……そうですか……

幻獣とか召喚獣とかいうキャラクターは、前作までにも登場していました。物語に絡んでくることもあり、バトル中に召喚士から呼ばれて一瞬出てくるだけの場合もあり。
一方、FF6だと幻獣は物語の中心。幻獣の力を狙う帝国と主人公たちの争いが物語前半のメインです。

個人的には、召喚士ってFFシリーズの中ではかなり好きなジョブ。動物や怪獣みたいなものと一緒に戦うのがツボにハマっています。できればバトル中に一瞬出てくるだけじゃなくずっと出っ放しでいてほしいくらい(FF6で出っ放しだと、設定的におかしいですが)。

もう一つ個人的な話をすると、「召喚獣」より「幻獣」という呼び方の方が好きです。

今どきはゲーム中に歌が流れることくらい普通。しかし、スーパーファミコンが現役だったころは違いました。
FF6では主人公たちが物語の途中でオペラに参加し、セリスが歌います。ただし歌っぽいBGMが流れるだけ。それでもあのころは「スクウェアのゲームはまるで映画みたいだな」という感想でした。
なお、本当に歌うのは20年以上たってからです。

幻獣の力がこもった石のこと。これを装備してレベルアップすると、ステータスもアップします。
逆に言うと、魔石装備なしでレベルアップするとステータスアップのオマケはなし。
つまり、最高に成長したキャラを作りたいなら必ず魔石を装備してレベルアップしないといけません。極限までやり込みたい方は、希望する魔石が手に入るまでレベルアップを最低限度にするんだとか。

発売当時、僕はケット・シーのことを微妙と思っていました。しかしくわしい方によれば、わりと早く手に入って魔力ボーナスがあるので貴重なんだそうです。

前半が終わるとき、主人公たちは離れ離れになってしまいます。

前半終了直前の場面をよく見ると、「ロックとセリス」「リルムとストラゴス」「マッシュとエドガー」みたいな対の存在がいるキャラは左右(飛空艇の前後)で別々にされています。

後半が始まると、セリスは仲間探しの旅をすることになります。
行動開始時の作中世界は恐ろしい暗さで、クロノトリガーに出てくる未来世界とどっこいどっこい。あのころは「1999年7の月、恐怖の大王が……」なんて世界滅亡の予言がはやっていたので、暗い世界が受けるネタだったのかもしれません。
そんななかでも仲間は1人2人と見つかっていき、セリスたちは飛空艇で飛び立ちます。

この場面が熱すぎ!

離陸場面までの暗さは、差でより熱くさせるための前振り。そして僕たちプレイヤーは「絶対仲間たちをみんな見つけて黒幕を倒す!」という気分になるわけです。
とは言っても、わざと仲間を見つけないで進めることも可能。最少3人でラスボス戦まで行けます。

FF6は30年ばかり前に出て名作ゲームとして大勢の人が遊んでいるので、裏技の類がたくさん見つかっています。僕はその中でもこのモグタン将軍が好きです。

モグタン将軍を登場させる方法
  1. ロック1人でサウスフィガロに行くイベントを始める。
  2. 町の出入り口にいる人をすり抜けて外に出る。
    ※メニュー画面を開けたり閉じたりするとすり抜けられる。
  3. セリスを仲間に入れず、ロック1人でイベントを進める。
  4. ナルシェでみんな集まる場面になると、ロックがモグタンという名前のモーグリを連れている。
  5. 以後、モグタンは見た目がセリスになったりモーグリになったりする。

モグタンはカイエンに「悪名高いモグタン将軍!」と怒鳴られたりエドガーに口説かれたりします。外見と名前はモーグリのモグタンでも、物語としてはセリスとして扱われているわけです。「モグタン将軍」という通称は、ときどきモグタン将軍と呼ばれるせい。
なお、モグタンというのはナルシェでロックと一緒にティナを守って戦ってくれるモーグリのこと。

こういうことが起きるのは、セリスとモグタンがステータスなどのデータを共有しているせい。最初はモグタンでサウスフィガロのイベント中にセリスが上書きするんですが、セリス加入シーンをすっ飛ばすとモグタンのままになってしまうわけです。

なお、ティナを守るときのモーグリはモグタン以外もそれぞれ別のキャラクターに上書きされていきます。モグが装備するモルルのお守りのモルルだとマッシュです。

……

FF6はPS1やゲームボーイアドバンスなどいろいろなハードでリメイクされました。それらはやり込み度を見られるようになっていたり新しい魔石や裏ボスを追加されていたり。

ここ数年の間に発売されたピクセルリマスター版には、PS1やアドバンスの追加要素がありません。しかし、経験値やギルの入手量を0~4倍にすることができます。敵とエンカウントしないようにすることもできます。これがあれば難易度を下げてお手軽に思い出を振り返れます。魔石のボーナス関係でやり込みたい方も、魔石入手まで一切レベルアップしないようにできます。
更に、オペライベントでは本当に歌が流れます。外国語版用として外国語での歌も収録されています。

セリス、こんなにうまかったのか……

ピクセルリマスター版は、Switch、PS4、iOS、android、Steamで遊ぶことができます。

人気ゲームということで、YouTubeを見るとやり込み動画がたくさんアップロードされています。
ものすごい低レベルでクリアする動画、発売当時の僕が気づいていなかったトリビアを語る動画、最低限度の歩数でクリアする動画、などなど。

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