あつまれ どうぶつの森(あつ森) ~住民たちと島で生活~

Atsumori 2020年代
  • いいところ
    島クリエイターで地形を変えられる。
    今までの面白いところはそのまま。
機種Nintendo Switch
メーカー任天堂
発売日2020年(令和2年)3月20日

NINTENDO64で生まれたコミュニケーションゲームがSwitchにも登場。今まではどこかの村が舞台でしたが、今回は
村人を集めたり施設を作ったり昆虫採集したりと、大まかな流れは過去作と同じ。しかし、本作で初の要素もあります。

家具や持ち物を自分で作ることができます。レシピは店で買ったりメッセージボトルとして拾ったり。
作るのは主人公だけじゃありません。家に入ると住民がいそがしそうに作業していて、作っているもののレシピを教えてくれることもあります。
住民は性格によってくれるレシピの種類が違います。プレイヤーによっては「××のレシピが欲しいから××性格の住民に来てほしい」とか言っているのかもしれません。

レシピの内容というかDIY自体が冷静に考えるとすごいです。
竹材から竹のシェルフやベンチ木材から木のタンスやテーブル、ということなら自然です。
木材と鉄鉱石からオルゴールを作るのは……それはまだいいかもしれません。リンゴと鉄鉱石からリンゴ型のテレビを作るのは錬金術に片足突っ込んでいるような。
DIYには作業台が必要です。ドラクエの錬金釜みたいに「どこでもいきなり立ち止まってアイテム作り開始!」なんてことはできません。しかし、好きなときにDIYしたい……
そういうわけで、僕は島のあちこちに作業台を置いていました。まるで公衆トイレ。

川がこういう形だったらとか山がもう少し横にずれていたらとか思ったときに役立つ機能。考えたとおりに川のルートを変えたり山をずらしたりできます。
職場で会った小学生たちも、これで島を好きなように作り替えていました。みんなやっていたのが山を削って平地にすること。山に登ったり下りたり遠回りして歩いたりするのはふとしたときに面倒なので、当然の反応かもしれません。

ただ、山を完全な平地に替えるのはかなり大変です。

僕も山を削りました。しかし何もかも削り取ると寂しくなりそうだったので、少しだけ残しておきました。その上に神社っぽいものを置いておけば雰囲気がいいはず。

主人公たちがそれぞれにスマートフォンを持っています。DIYのレシピや図鑑はこの中。
スマートフォンもすっかり普通のもののようです。テレホンカードと公衆電話で相棒を呼んでいた先生もスマホを使う時代ですし。

NINTENDO64のころならともかく、近年のシリーズ作なら離れたところにいるプレイヤーの村にインターネットで行くことができます。
本作が発売されたのは例のアレがはやり始めたころ。「リアルで会いにくいからあつ森内で!」みたいなことをしている方もいました。
本作はかなりヒットしましたが、こうやって需要が生まれことも理由にありそうです。

他の方の島へ行くためには、NintendoSwitchOnlineへの加入が必要です。

作中で一定の行動を取ると、マイルというポイントがたまります。他のゲームで言うミッションのようなもの。

マイルのためにやることの例
  • 魚釣りや昆虫採集
  • 化石発見・鑑定
  • 木の伐採
  • 数日続けてプレイ
  • 写真撮影
  • 店で売買

たまったマイルはレシピやアイテムと交換したりすることに使えます。他の無人島へ行くときにも消費します。

SwitchはNintendoSwitchOnlineに加入していればセーブデータをネット上に預けられます。これを使えば、複数の本体でセーブデータを使い回すことができます。
しかし、一部のソフトはセーブデータ預かりに対応していません。本作もそうです。よって他のSwitchでセーブデータを使おうと思ったら、データ移行ソフト(無料)をダウンロードして使わないといけません。

じゃあSwitch本体をなくしたときに困る……と思いましたが、バックアップ設定をしておけば復元してもらえるそうです。

本作はSwitch1台につき島1つ。複数のプレイヤーが1台のSwitchで遊ぶ場合は同じ島を使うことになります。
プレイヤーAがキャラクターa、プレイヤーBがキャラクターb、プレイヤーCがキャラクターc、みたいになっていたとしたら、移行ソフトを使って別のSwitchへ引っ越したときにシャッフルすることもできます。プレイヤーAがキャラクターb、プレイヤーBがキャラクターc、プレイヤーCがキャラクターa、みたいな感じで。

昆虫採集、魚釣り、海中生物採集、木の実集め、化石集め、ガーデニング、自宅の内装コーディネート、博物館、美術品集め、喫茶店、服装変更……以前からある面白い要素はそのまま。
代り映えしないという意見もあるかもしれませんが、いいところは元のままでいいと思います。

たぬきち

プレイヤーはこのタヌキからお金を借りて島で生活を始めます。借金は何だか嫌という気もします。無利子なのはありがたいですが。

しずえさん

役所にいつもいる犬。夏になるとコップに氷と麦茶を入れて飲んでいるんですが、外国にはそういう習慣がないようで「真っ昼間からウィスキーを飲んでいる?」と誤解されることもあるとか。
僕は昔からいるキャラだと思っていましたが、僕が初めて買ったとび森で初登場でした。

とたけけ

ギターの弾いて歌う犬。島の評判がよくなると来てライブが始まり、エンディングになります。

かっぺい

よその島に連れていってくれるカッパ。過去作ではタクシーの運転手をやっていたこともあるそうですが、僕はボートに乗せてもらったことしかありません。
僕はこいつの歌が好き。しかし聞くのが面倒と思われることもあるようです。

タランチュラやサソリがたくさんいる島があるとか。行ってみたいですが、当てたことがないです。

どうぶつの森も随分長く続いてきました。
これだけ続けられているのは、好かれている要素を大事にしつつ新しいものを取り込み続けているからだと思います。

本作はニンテンドーカタログチケットの対象でもあります。物語の展開が云々みたいな面白さはありませんが、まったりしたい方なら交換するのにいいかもしれません。

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