ニンテンドーゲームキューブ

GAMECUBE 2000年代
  • いいところ
    いろいろな名作を生みだした。
    見た目がかっこいい。すごく頑丈そう。
メーカー任天堂
発売日2001年(平成13年)9月14日

任天堂がNINTENDO64の次に出した据え置き型ゲーム機。または鈍器
形は「キューブ」の名に近い立方体(正方形だけで作られた箱型)、というわけじゃなく上下的に少々つぶした感じです。
見るからに頑丈。いろいろなダメージを受けても平気だとか。持ち手が付いていることもあって、「鈍器としても使える」なんて言われています(本当にその使い方をするとさすがに壊れるはずなのでやめましょう)。
この四角い形がかっこいいです。色も種類があって、当時のファンは「自分は何色のを買おうかな……」とか言っていたに違いありません。僕は買ったのが随分後だったのでわかりませんが。

NINTENDO64まではROMカートリッジでしたが、ここでCD-ROM登場。お陰で容量を多く使えるようになりました。

Zelda-Kazetaku0

前側にコントローラーの差し込み口が4つ。これはNINTENDO64と同じ。
接続するコントローラーはスティックが2つ。左スティックが上側で右スティックが下側なので、Switchと同じ配置です。(個人的には左右両方上側の方が操作しやすいんですが)
左スティックの下に十字キーがあることもSwitchと同じ。右スティックの上にABXYボタンがあることもSwitchと同じですが、配置が特殊です。中央にAボタン、左下にBボタン、右上にXボタン、左上にYボタンとなっています。
コントローラーの上側を見ると、左にLボタンで右にRボタン。NINTENDO64のときコントローラーの裏側にあったZトリガーボタンはRボタンの手前に引っ越ししました。僕はこっちの方が操作しやすいと思います。

Zボタンを押しつつ電源オンすると起動音が変わる、というのは有名な話です。

ゲームキューブは同期ハードのPS2に押されて大苦戦。
しかし、面白いゲームはいろいろありました。ゲームキューブから始まったシリーズもあります。

ルイージマンション

ルイージがお化け屋敷を探索するゲーム。このゲームキューブ版が1作目でした。
ビビりという性格が固定化されたのはこのゲームが原因じゃないでしょうか。

ピクミン

このゲームもゲームキューブ生まれ。引っこ抜かれて戦うピクミンたちと探索するゲーム。
これが発売されたとき、CMソングの「愛のうた」がヒットしました。「あいのうた」という歌はいろいろありますが、ピクミンのは「ストロベリー・フラワー」という方々のです。

メトロイドプライム

FPSになったメトロイドシリーズ。これもゲームキューブ生まれ。主人公のサムスは腕に銃を装備して戦うキャラクターなので、こういうゲームにぴったりです。
後にWiiへ移植されました。リモコンを銃に見立てることができるので、こっちもぴったり。更に、Switch版も出ました。

スマブラDX

スマブラ2作目。任天堂のキャラ山盛りの格闘ゲーム。
ファイターが増えていて、アイスクライマーとかゲーム&ウオッチとかかなり昔の作品からも連れてこられています。

任天堂以外のキャラ(スネークやソニック)が出始めるのは次からです。

このゲームはバトル中にAボタンとBボタンをよく使い、うまい方によるとゲームキューブ用コントローラーはABボタンの配置がスマブラの操作に合っているんだとか。
ゲームキューブ用コントローラーがWii、WiiU、Switchと先々のハードでも使えるようになっているのは、スマブラで遊ぶためみたいです。

ゼルダの伝説 風のタクト

ゲームキューブでのゼルダシリーズ。
登場するリンクはトゥーンレンダリングという技術で表現されていて、アニメっぽい見た目。このリンクはトゥーンリンクとか猫目リンクとか呼ばれています。
オープニングで勇者が来たの来なかったのと語られていて、「これは時のオカリナのことを言っているんだな」とわかります。時オカで歴史が分岐することはこのゲームを作ったときにはもう考えられていたんでしょう。
それと、ラスボスが渋い。

ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡

ファイアーエムブレムシリーズもゲームキューブで発売されていました。Wiiのファイアーエムブレムである暁の女神にデータを引き継ぐこともできます。
それはよろしいのですが……このソフト、今ではやけに高くなっています。NINTENDO64のソフトみたいにバーチャルコンソールで出ていれば状況が違ったのかもしれません。
本作はサントラや設定資料集が発売されました。ただしゲームの発売から10年前後たってから。

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス

世間ではWiiのゲームという認識。しかしゲームキューブ版も通販限定で発売されていました。
こっちは風のタクトとパラレルワールド。

ゲームキューブの説明書は、バージョンによっては「スーパーマリオ2001」という謎のゲームが写っているという……うちのはどうだったっけ?

SuperMario2001

写っていました。

GBPlayer0

ゲームキューブの底に装着することで、ゲームボーイやゲームボーイアドバンスのソフトで遊べるようになります。これがあれば上下的な大きさが増え、キューブに近づきます。

今ではもちろん新品での入手が困難。ならば中古となりますが、買うときはスタートアップディスクがあることを確認するべきです。これがないと起動しないんですが、店員さんによっては把握していません。

上に書いたとおり、ゲームキューブは売り上げ面で苦戦していました。よって世間に出回っている本体の数は少ないはず。
ファミコンからNINTENDO64までのゲームなら、NintendoSwitchOnline(N64とGBAは追加パックあり)で遊ぶこともできるかもしれません。しかし、ゲームキューブはそういうサービスが行われていません。
実はゲームキューブがなくてもゲームキューブのソフトで遊ぶことはできます。Wiiに互換機能があるからです。

そう考えると、ゲームキューブはなくてもいいんでしょうか……しかし、ゲームキューブはすごくかっこいいゲーム機。僕にとってはそこも好きなところです。

↓前のハード

↓次のハード

コメント

タイトルとURLをコピーしました