- 先に今回の結論
シミュレーション部分はいつもどおりの面白さ。しかし探索や復興には向き不向きがある。
いつもとはちょっと違うファイアーエムブレム。
| タイトル | ファイアーエムブレム万紫千紅 |
| 略称 | FE万紫千紅 |
| 機種 | NintendoSwitch2 |
| メーカー | 任天堂 |
| 発売日 | 2026年(令和8年)9月17日 |
クリア時間など
僕はクリアまでに150時間前後かかりました。検証とかしながら進めてこの時間なので、普通にやればもっと短いと思います。
内訳はこのくらい。
- 第1部 80時間
- 第2部 20時間
- 第3部 50時間
プレイ時の様子
序章
ゲームを始めるなり不穏な風景だ……それはいいとして、いつまでキャラたちがしゃべっているんだろう。早く主人公を作ったりユニットを動かしたりさせてもらえんですかね。
それに雰囲気がファンタジーっぽくない。FE風花雪月をやった僕は「実はこういう世界観」だと知っているからいいけど、期待と違っていて拍子抜けしちゃう人もいるんじゃなかろうか。しばらく隠しておいた方がよくない?
やっと主人公を動かせるようになったので先に進もう……こいつら、いきなり敵として出てくるのか! PVですごく目立っていたのに! これはある意味サプライズ要素。
4人の主人公から1人を選ぶ展開が始まった。でも扉から出ていきなりラスボス陣営に戦いを挑むこともできるのか。それなら行くしかないですなぁ!

第1部(前半)
無茶苦茶やるのはこのくらいにして、主人公はどうしよう……ディートリヒで行こう。フォドラ関係の話が出そうだし。
仲間ができてきた。ファビオもエスメラルダも面白いキャラクター! ディートリヒもずれた感じで面白い。冷淡な話になると思っていたのに明るい展開ばかりで面白い。
それはよかったけど、全然スカウトできないな……僕はFE風花雪月でスカウトをすごく楽しんでいたタイプ。FE万紫千紅でもどんどんスカウトしたいと思っていたのに、名声とかいうものに左右されるのは納得いかん。
ワールドマップをうろつけるのは面白いと思う。でも、ターンという名の時間制限がある。よく考えたらFE覚醒でもFEifでもワールドマップを自由に動けたのに、どうして今回はターンで縛られないといけないんだろう?
「制限の中でどこまで行ける?」「どのルートなら近い?」と考えたり試したりするのは面白いと思う。でも、こういう楽しみ方って一般的なんだろうか。
ファイアーエムブレムっぽくない気もする。うどん専門店に入ったらスパゲッティが出てきたみたい。「おいしいスパゲッティではあるけど、うどんを食べたかったんだよな」って腑に落ちなさも感じる。

第1部(後半)
名声が上がったらどんどんスカウトできるようになったぞ! これをやりたかったんだよ!
スカウトの頼み事であっちにこっちに行くのも面白い。FE風花雪月なら「スカウトしてきたのは先生」という安心感があるけどこっちはあまり知らない人だし、親しくするきっかけとしてオネガイくらい当たり前か。
よーし、じゃあ短いターンであれこれやってスカウト条件をまとめて片づけることに挑戦してやるぜ! 裏技っぽいアイテム集めも考えるぞ!

エンジンがかかるまでに時間がかかりましたね。

ダグシオン大剣闘祭閉幕! だれていたときもあったけど、トータルで見たら面白かったんじゃないだろうか。
でも、ここから先まだ続くんだし第1部はもう少し短くてもよかったんじゃなかろうか。
第2部
急に空気が変わった! ゲーム自体が別のものになったみたいだ……
第2部にはワールドマップをうろうろする要素がない。それはそれでいいか。第1部でたっぷり探索したし、第2部でもやったら飽きてくるかも。
拠点で準備をして、主人公たち連合軍は強大な敵に立ち向かう……何だかすごくファイアーエムブレム!
こういうのを先に持ってきたらよかったんじゃないですかい? でもFE風花雪月だって最初は学校パートだもんな……
第2部は4章まで。短いのが残念。しかも第2部は飛ばせる? いやいやむしろやってもらって「これがファイアーエムブレムだ!」というのを見せたらどうですかね。どの主人公でも同じような内容だから飽きられちゃうか……
第3部
第3部に入って、最初の場面(←4人の主人公クリア前に突入した)に戻ってきたぞ……あのときはイシュマールがどこにいるのか全然わからなかったけど、今はもう違う。
ダグシオン内が無茶苦茶になっていたけど、ワールドマップに出たらこっちも無茶苦茶。世紀末(←20世紀末の人的な感覚?)みたいになっちゃっているな……

髪形をモヒカンにしてトゲトゲ肩パッドを装備。移動手段はバギーかな。
ならばあっちもこっちも僕が復興させてやるぜ!
復興素材は何を用意したらいい? 自分が見てわかりやすいページを作るか!

冥界の門? それはまあ、ぼちぼちやっていくか……

第2部ではファイアーエムブレムっぽいところを楽しんでいましたが、第3部ではファイアーエムブレムっぽくないところを楽しんでいましたね。
僕なりの評価
面白かったか面白くなかったかで言えば間違いなく面白かったです。
しかし人におすすめするかどうかにはためらいがあります。
例えばかつてポケモン赤緑を好いていた人がいたとします。
彼に「今、ポケモンの最新作はこれ」と言ってポケモンSVを差し出すのは普通にできること。赤緑とSVは共通点がわかりやすいからです。
FE聖戦の系譜を好いていた人にFE万紫千紅をおすすめするのはどうでしょうか。
僕は「ワールドマップを探索するのが面白くて……」と主張しても、聖戦の系譜が好きだった人は「FEと言えばシミュレーションRPGじゃないの?」と返すかもしれません。
そこで僕は「シミュレーション部分はもちろん面白い」と答えます。しかし「どうしてワールドマップなんてものをうろうろしないといけないんだ」と言われたらもう何も言えません。
どんどん新しいものを取り込んで変化するのがファイアーエムブレムだと僕は思っています。
恋愛要素やペアエンドや子世代もそうやって付け加えられたものです。
イフパルレもスカウトもそうです。
ワールドマップという要素も同じです。ワールドマップに探索や復興を足したのが今回のFE万紫千紅。だから万紫千紅も普通にFEシリーズの進化形です。
この探索や復興が面白いんですよ。
「どこそこでナントカのアイテムが見つかる」というのを作中世界のあちこちでやることにはオープンワールド的な楽しさがあります。
「どこそこの町に持っていくと元の状態に戻る」とやり続けて復興を進めるのは「欠けたものを元に戻したい」という欲求を満たしてくれます。
しかしそれは「ファイアーエムブレム」なんでしょうか。ファイアーエムブレムをやりたい人はシミュレーションバトルを楽しみたいんじゃないでしょうか。
もちろん今回もシミュレーション部分は面白いです。歯ごたえのあるステージもプレイできます。クラスチェンジやパーティー編成もいつもどおりです。
再びうどんとスパゲッティの例えを使うと、シミュレーション部分が面白いのは麺が絶品だということ。
しかしFE万紫千紅はうどん麺にミートソースをかけているんじゃなかろうか……
実際にやってみるとわかりますが、ミートソースうどんはおいしいです。しかし普通のうどんじゃありません。
FE万紫千紅だって面白いです。しかし普通のファイアーエムブレムじゃありません。
ファイアーエムブレムを知っている人に万紫千紅を勧めるときは「面白いけど普段のファイアーエムブレムとはちょっと違うよ?」と話した方がよさそうです。
ファイアーエムブレムを全然知らない人に万紫千紅を勧めるときは「これはこういうものなんですよ」と知らん顔して話せばいいでしょうか。
「うどんはミートソースをかけて食べるものなのか!」みたいな誤解をされるのもどうかと思います。よって素うどんや月見うどんに相当するファイアーエムブレムも後で勧めたいです。
世間ではどんな評価?
- 全体的には高評価寄り。しかし賛否両論。
- ボリューム感あり。
↑人によってよかったり悪かったりする部分。 - 第1部は面白い。しかし第3部でだれてくる。
↑僕と逆の意見。復興を楽しいと思うかどうかで違うのでは。 - セーブ枠が1つしかなくて困る。オートセーブで上書きされて余計に困る。
- 物語に説明不足な部分が多い。幕間で消えたキャラが多い。
- イシュマールの主人公っぽさが薄い。
↑僕は「ディートリヒが主人公でイシュマールは狂言回し(魔少年ビーティー&公一や脳嚙ネウロ&弥子みたいな感じ)」と思っていた。
まとめ
面白いんですが、世間では賛否両論になっている部分もあります。そうなっても仕方ないかなという気がします。
しかし現在名作と言われているFE風花雪月も「散策はどうなの」とよく言われていたことがあります。FE万紫千紅も先々では「探索や復興が大変だけど面白い」と言われるようになるのでは……
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