- いいところ
相変わらず携帯ゲーム機として使える。
グラフィックや処理速度がパワーアップしている。
元のSwitchのソフトでも遊べる。遊べないのは1部のみ。
略称 | Switch2 |
メーカー | 任天堂 |
発売日 | 2025年(令和7年)6月5日 |
新しいSwitch
2017年3月、NintendoSwitchが発売されました。
最初は不安に思っている人も結構いました。先代のWiiUが今一つの評価になっていたからです。
心配する必要はないと、だんだんみんな理解してきました。
ゼルダの伝説やポケモンの新作はオープンワールドの楽しさを教え、スプラトゥーンの新作はイカたちの新しい遊び方を教え、ゼノブレイドクロスは新たに生まれ変わり……Switchは大人気のハードになりました。
しかし人間の欲望は尽きないもので、新しい楽しさを求めてしまいます。「このゲーム、もっと面白くならない?」と。
そんななかで発表・発売されたのがSwitch2でした。
Switch2のいいところ
本体
見た瞬間の僕はこう言いました。多くの方が同じように言ったんじゃないでしょうか。
「でかいな!」と。
でかいということは大きな画面で遊べるということ。僕くらいの年代になると「小さい字は目がきつい」ということもあります。そんなタイプでも画面を見やすそうです。
「でかすぎるんじゃない?」という気もしました。
しかしiPad miniの第6世代や第7世代が8.3インチ。Switch2は7.9インチなので、ちょっと小さめのiPad miniにコントローラーが付いたようなものです。
解像度も携帯モード(またはテーブルモード)で比べると1280×720ピクセルから1920×1080ピクセルに、TVモードだと1920×1080ピクセルから3840×2160ピクセルに上がっています。
僕は画面がきれいかどうかにあまりこだわっていませんが、それでも以前より鮮明に見えることははっきりわかります。
フレームレートも最大60fpsから最大120fpsに上がっています。世間でよく言われているのは「ぬるぬる動く」という言葉。
ジョイコン2
新しいジョイコンは磁石で本体にくっつく仕組み。Switch1のスライド方式も付けるのが面白かったですが、ジョイコン2のピタッと付けるのもなかなか心地いいです。
立てて使うとマウス機能。まだ僕はゲームで活用していませんが、動かした感じは使いやすそうです。テーブルじゃなくてひざでも使える、という話も聞いています。
チャット機能
これこそ僕にはご縁のない機能……
しかしノイズキャンセリング機能がかなりうまく雑音を消してくれるという話には驚いています。昔は電話でも雑音で聞こえにくくなることがよくあったもんな……
ニンテンドーeショップ
元のSwitchではeショップがものすごい重さでした。これを使ってあれこれ見たいとは考える気も起きないほど。
一方、Switch2だとeショップが軽いです。
ほしいものリスト、セール、ランキングと気軽に見ていくことができます。
「あなたへのゲーム紹介」も面白いです。
ほしいものリストは上のセール中にチェックを入れるとセールしているソフトだけ表示できます。
この記事を書きながらランキングを付けっぱなしにしていて気づいたんですが、ソフトにカーソルを合わせたままにしていると動画が流れます。
さすがに全部のゲームが動画付きじゃないです。それでもスクリーンショットが流れ始めます。
8番出口だとよゐこのお2人のトークが始まります。
いろいろなゲームの話
かつて、任天堂の偉い方が言いました。「ハードはソフトで遊ぶために仕方なく買ってもらう箱」と。
任天堂ハードが箱じゃなくて板のようになってもその点は同じ。ソフトに変化がないと新しいハードの意味もありません。
ゼルダの伝説
ゼルダとだけ書いていますが、ブレスオブザワイルド(ブレワイ)とティアーズオブザキングダム(ティアキン)のことです。
僕はSwitch2を手に取る直前にブレワイとティアキンのアップグレードパスを買っていました。これがあれば、Switch1のソフトだったブレワイとティアキンがSwitch2エディションに進化します。
タイトル画面でつづきから初めてみて最初に理解するのはロードの早さ。
以前はセーブデータをロードしたりファストトラベルしたりした後でしばらく待たないといけませんでした。
Switch2だと半分くらいの時間でロードが終わります。前までの気分でよそ見していると、ワープ後のリンクを待たせることになります。
リンクも以前よりスムーズな動きをするようになりました。僕は基本的に携帯モードで遊んでいて、動画でTVモードを見ると「あっちだと動きがちょっと違うな」と感じることがありました。
Switch2なら携帯モードでもSwitch1のTVモードのような動きをします。きっとこれが「ぬるぬる動く」というものなんだと思います。
ポケモンSV
ポケモンSVにはSwitch2向けの無料アップデートが行われました。
これもやっぱりロードが早い!
ゲーム開始時はもちろん、パルデアからキタカミなど地域から地域への移動もあっという間に終わります。
遠くで動いているものは以前ならカクカクしていましたが、Switch2なら滑らかに動きます。
特に違いを実感できたのはオージャの湖に行ったとき。カクカクしないのはもちろん水面にいるポケモンが多くなっています。これはSwitch1のときより多くのポケモンを表示できるようになったお陰。
「カクつく」という点で記憶に残っていたのは学校での授業。ためしに1つ受けてみたら生徒全員まともな動きになっていました。

ボックスも切り替えにポケモンの表示が間に合わなくなっていましたが、すぐに出てきます。
残念なのは「数え厳選」というものがやりにくくなったこと。
- 画面上には15体までしかポケモンが出現しない。
- ただし色違いや固定ポケモンは15体に含まれない。
- よって出現したポケモンが15体より多いとき(固定を除く)は色違いが出現している。
Switch2だといっぺんに出るポケモンの数が増えています。
とは言っても「上限がある」「色違いは上限までの数に含まれない」というルールは同じなので、数えるポケモンが多くなっただけかもしれません。
スプラトゥーン3
ポケモンSVと同じくスプラトゥーン3はSwitch2向けのアップデートが行われました。
ロードが早い、カクカクしにくい(遠くのものでも)、グラフィックがきれい、というのは他のゲーム同様。
サーモンランでシャケがたくさん出たときも安心です。たくさん出ると攻略的な意味で安心できませんが。
「Switch2とSwitch1では処理速度に差があり、一緒に遊んでいるSwitch1側のプレイヤーは不利」ということもあるようです。
僕はSwitch2ですが、こういう状態だと不利になります。僕は戦わずに塗ってばかりいるので、仲魔たちに活躍してもらわないと勝てません。
こういうのは今後のバージョンアップで変わって行くんじゃないでしょうか。
ゼノブレイドクロスDE
ゼノクロDEは2025年3月に発売されたばかり。作られたときの技術が進んでいて、2017年3月発売のブレワイほどは変化がないのでは。そもそも「ゼノクロDEはWiiUのときとかなり違うな!」と驚かされたばかり。Switch2向けのバージョンアップがあったわけでもないです。
そう思って実際に見てみると、遠くの風景や原生生物が前よりくっきりしたような気がしました。それとリンの髪が前より更につやっとしているような。
もっと新しいゲーム
この記事を書いている時点だと、Switch2専用のゲームで僕が遊んだのはマリオカートワールドだけ。
24人で遊べるようになったりレース場がオープンワールドになったりしたのは、元のSwitchではできなかったこと。Switch2が進化した存在だからこそだと思います。
まだ発売されていないソフトだとドンキーコングバナンザが注目作。
「何でもかんでもぶっ壊せる!」というのは面白いシステムで、今までいろいろなゲームで多くの人が考えた経験を持っていないでしょうか。
「島を高い山脈が東西に分けている」「反対側へ行くためには関所のイベントをクリアしないといけない」なんて状況のとき、山脈や関所を壊したら早いんじゃないかとか思いません?
Switch2で遊べないソフト
ほとんどのSwitch1用ソフトはSwitch2で遊べます。しかし残念ながら全部じゃありません。
ニンテンドーラボのToy-Con 04はSwitch2だと遊べません。
VR KitはSwitch1と段ボールのパーツを組み合わせて遊ぶ仕組み。Switch2はくっつけられません。
ニコニコ、Hulu、Abemaなど動画関係のソフトもSwitch2に対応していません。この辺りはSwitch2用が登場するでしょうか。
Switch2の難点
持ち上げるときに注意
皆さん、Switch1を持ち上げるときにどこを持っています? 画面(本体)を上から持つでしょうか。
僕はジョイコン部分をつかんで持ち上げることがありました。
Switch1ならそれでもよかったかもしれません。しかしSwitch2は重めなので、本体とジョイコン2のくっついている部分にすごく力がかかっていそうです。
くっついている部分にあるものと言えば、本体側の細い出っ張り。もしここがボキッといったら修理という名の里帰りです。
意外と大丈夫なのかもしれませんが、僕は念のため本体をつかんで持ち上げることにしました。
充電に注意
以前の記事にも書きましたが、Switch2の充電は2時間くらいで切れます。人類はまだバッテリーの進化を迎えていない……
だからと言って充電しながら遊んでばかりいると、バッテリーの寿命を減らしやすくなります。本体の設定で「90%までしか充電されない」というふうにした方がいいです。特にいつもTVモードで遊んでいる方。
- ホーム画面の下にある「設定(太陽みたいなマーク)」を押す。
- 1番下にある「本体」にカーソルを動かす。
- AボタンかLRスティック・十字キーの右でカーソルを右側に動かす。
- カーソルを下の方に動かし、「バッテリーの充電を約90%で停止」をオンにする。
この記事を書いている時点では「充電0%になっても動く」というバグが発生しています。
これはSwitch2がゾンビ的になったのではなく、充電の表示がおかしいせいです。「0%だけどまだ遊べるな!」と余裕ぶちかましていたらいきなりぶつっと終了する可能性もあります。
レシートに注意
Switch1は箱に保証書がくっついていました。
Switch2には保証書がなく、修理のときはレシート、領収書、納品書などを一緒に送らないといけません。
人によっては「レシートなんてすぐに捨てる」「そもそも店で受け取らない」ということもあります。Switch2の場合はしっかり保管しておいた方がいいです。
レシートとかがなくても修理はしてもらえるかもしれません。しかし1年間の保証期間はナシになるかもしれません。
世間の評価(または売上)
任天堂の方々が発信した話によると、Switch2発売後4日間(6月8日まで)の世界累計販売台数が350万台。
ファミ通のランキングだと、6月15日までの累計で110万台を突破しています。
抽選の話
この記事を書いている時点では欲しい方の手に行き渡ったと言えません。「予約の抽選で当選!」「落選した……」という話をいろいろ聞きます。
任天堂で買えばプロコンやSDカードを一緒に買えるのがいいところ。
早く買いたいならヨドバシとかゲオとか他の場所も活用した方がいいです。

うちのSwitch2はヨドバシです。
終わりに
WiiUはモニターで遊べたり携帯ゲーム機のように遊べたりしました。しかしロードが遅かったり携帯ゲーム機としては外で遊べなかったりもしました。
そんな部分を発展させたのがSwitchだったと思います。
Switch2はSwitch1を更に進化させたゲーム機。グラフィックや処理速度など、いろいろパワーアップしています。
Switch1と同じくこれから楽しませてくれるはずです。
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