- いいところ
平穏な日常から危機的状況に突き落される展開。
フリーシナリオ的な自由度。
弱点を突く戦闘の面白さは前と同じ。
故郷を復活させる部分に個性を出せそう。
| 略称 | オクトラ0 |
| 機種 | Switch2 PS5 XboxSeriesX/S PC(steam)など |
| メーカー | スクウェア・エニックス |
| 発売日 | 2025年(令和7年)12月4日 |
2025年11月12日、オクトパストラベラー0の体験版(Prologue Demo)が配信されました。
ひと回りプレイしたので感想を書いておきます。
体験版のルール
- 3時間遊べる。
時間はメニュー画面に表示されている。 - 主人公をキャラメイクできる。
- 主人公や進行状況などを製品版に引き継ぎできる。
まずキャラメイク
僕にとってはここが重要なところです。
外見はわりと普通っぽく……ほとんどデフォルトになっちゃうけどよし。
名前はいつもので……と思ったけどたまには違うので……
文章にすると2行ですが、どんなキャラを作れるか試しているうちに40分以上消耗していました。キャラメイク後にメニュー画面を見てもプレイ時間として40分とか出ています。
制限時間があるのにどうしよ……せっかくだからこのまま行ってみよう。キャラメイクの時間が「3時間まで」に入るかどうかの実験にもなるし。
あれこれやった成果がこちら。
プレイ開始!
平穏な日常
主人公は故郷のウィッシュベールで暮らしています。近々お祭りがあるんだそうな。
作中世界は他のオクトラシリーズや最近のリメイク版ドラクエみたいなHD-2Dで表現されています。
故郷はのんびりした空気に満ちています。しかし「何だかよくわからん兵士がいて……」みたいな話をする人もいて、騒動が忍び寄りつつあるのを感じます。「また明日!」という台詞はどう考えても死亡フラグみたいなものです。
過去作をやっていれば聞き覚えのある言葉も出てきます。
地名にもオクトラ1で登場するものがあり、「このキャラのイベントがあった辺りか」とか思いつくかもしれません。

ニヤリとできる程度で、知っていないと困るほどじゃありません。
本作が初オクトラでも大丈夫。
洞窟とバトル
最初のダンジョンへ挑む場面もあります。雑魚キャラもボスキャラもいます。
「弱点を突いてひるませる」という戦闘システムは今までと同じ。
雑魚にもボスにも苦戦しなかったのは序盤だからかもしれませんし、僕がオクトラの戦い方に慣れていたからかもしれません。
豹変する展開
「また明日!」とか言っていたのはやっぱりフラグ。発売前から知らされていたように、主人公の故郷はお祭りの日に襲撃されます。
「こいつは先々で仲間になりそう」みたいな雰囲気だったキャラも生死不明に……
主人公とヒロインは謎のじいちゃん(絵的には老人っぽくなかったですが、敵キャラにはじいさん扱いされていました)に助けられ、身を潜めることに。
隠れる場所の出入り口はここまでの中で前を通った場所。こんな入り口あったのか……
ここでプレイ時間は2時間20分くらい。僕がキャラメイクであれこれやったりプレイ開始後ものんびりやったりしていたからです。
普通に進めればここまで1時間前後じゃないでしょうか。
時は流れ……
時が流れたらしいです。そういうナレーションがありました。
どのくらい流れたのか……故郷の生き残りと再会したときに「すっかり大きくなって……」と言われるくらいです。主人公が最初の時点で15歳くらいなら3~5年たてば「大人顔になったな!」となるかもしれません。
ここからが本番。主人公は作中世界をあっちにこっちに行けます(体験版なので制限はあるみたいです)。
僕がのんびりやっていたせいでプレイ時間は残り30分くらいのはずですが。いや、キャラメイクの時間が含まれてないんだとしたら1時間以上あります。
あっちこっち行けるということで僕が思い出したのはロマサガでした。オクトラ1やオクトラ2だって「主人公8人」「イベントを好きな順番でできる」というのがロマサガっぽいです。
行動開始したところで故郷の再建も少しずつ始まります。
僕はまずセーブポイントを作りたいんですけど……作れるのは1人目の住人(酒飲みのおっちゃん)を連れ戻した後でした。
次はお兄ちゃんポジションっぽい人を連れ戻したいです。いけるか……?
お兄ちゃんはわりと近くにいて、ボス戦を終えれば仲間になってくれそうな雰囲気。
ボス戦自体は苦労しませんでした。これは僕が慣れているとかじゃなくてそこまで難易度が高くない(少なくとも序盤は)ということなのでは……
ボス戦完了! さあお兄ちゃん、仲間に……
THANK YOU FOR PLAYING
プレイ時間が3時間に達したため、体験版はここまでです。
キャラメイク時間も普通に含まれていたか……それはそうか……
皆さん、少しでも長時間遊びたいなら
- キャラメイク画面を見て、どういう主人公にするか考える。
- いっぺん再起動。
- 再開してキャラメイクをすぐさま終わらせる。
というふうにするのをおすすめします。
なお、うまく進めれば体験版の時点で住人を結構増やせるらしいです。
それにしても、イベントが終わったところでプレイ完了になった僕は製品版へ引き継ぎしたらどういうところから再開するんですかね……
プレイした感想
いいと思うところ
- 平穏な日常から危機的状況に突き落される展開
「自分たちがどうにかしてやらないと……」と、プレイ意欲を刺激。 - フリーシナリオ的な自由度
「好きにやってよし!」という部分にストレスのなさを感じる。 - 今までどおり弱点を突く戦闘
いつブレイク状態にするかと考える面白さは前と同じ。 - 故郷の再建
マイクラやあつ森みたいに遊べそう。
先の方へ進んだらわかりませんが、少なくとも序盤の戦闘は楽。とっつきやすくていいんじゃないでしょうか。
序盤の難易度を過去作と比べると「1>2>0」くらい。
町作りもかなり面白そうです。
プレイヤーごとの個性を出せる形になっているのなら他の人の町と比べる楽しさもできます。
好きな料理を自分で決められるのも面白いところ。
ちゃんと台詞の中にその名前が出てくるので、料理名によっては笑えます。「牛の丸焼き十頭」にしていた僕は「お弁当よ」と言われながら牛の丸焼き十頭をもらいました。

本当にこの好物でいくんですか……
どうかと思うところ
こういうことも少しは書いておいた方が説得力アップらしいです。
僕は町作りが楽しそうだと思いましたが、「自分は今までどおりのオクトラをしたいだけなんだけど」という人から見るとどうなんでしょうか。
「町作りは最低限度だけやっておけばいい」ということなら大丈夫のはず。しかしそれだとオクトラ0をする意味がない気もします。
後はHD-2D自体への疑問。
僕たちファミコン・スーファミ辺りの世代からすると取っつきやすくていいですが、3D-CGが当たり前の世代からするとどうなんでしょうか。「面白ければいい」で済むのなら問題ないです。
まとめ
オクトパストラベラー0の発売日は2025年12月4日。こだわる方は何周もして最高のセーブを引き継ぎできるように頑張ってもいいかもしれません。
土台にスマホゲーがあることを気に入らなく感じている方もいます。しかしオクトラ0は面白いゲームとして作られているようです。この体験版を遊んで楽しそうだと思ったら買ってみてもいいんじゃないでしょうか。




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