- いいところ
リモコンを振って体感ゲーム的に遊べる。
狼になって行動するのが面白い。
ミドナがかわいい。
略称 | トワプリ |
機種 | Wii ゲームキューブ |
メーカー | 任天堂 |
発売日 | 2006年(平成18年)12月2日 |
後に続いた機種 | WiiU |
序盤の物語
リンクはトアル村で平和に暮らしていた。しかし村の者たちがさらわれ、リンク自身も暗い世界に引き込まれて狼の姿になってしまう。
気が付くとリンクのそばにはミドナと名乗る魔物がいた。ミドナはリンクを囚われのゼルダと引き合わせる。
ゲームキューブとWiiでゼルダ(WiiUでも)
本作はWiiのロンチタイトル(他にはWii Sports、カドゥケウスZ、メイドインワリオなど)。そしてゲームキューブ最後のソフトでもあります(海外では何本か出ていたようです)。
その後、WiiUでもリマスター版が出ました。そのため、本作は3世代に渡って発売されたゲームです。ときどきある「Switchでも出たらいいのに」という意見のとおりになったらもう1世代追加になります。
剣を振って遊ぶゼルダ1号
ゲームキューブ版は普通にコントローラーで遊びますが、Wii版はリモコンを剣に見立てて遊ぶようになっています。
スカイウォードソードが好きだった僕はこっちも大ハマり……と言いたいところなんですが、僕は先にスカイウォードソードをやってしまいました。
当然スカイウォードソードの方がブラッシュアップされているわけで(リモコンも改良型)、後で遊んだ本作には「スカイウォードソードの方が遊びやすい」と感じることに……順番にやってさえいれば……
僕はそんなふうになっていますが、トワプリはかなりの人気作です。
分岐した世界でのポジション
ゼルダシリーズの世界は時のオカリナで3つに分かれています。
本作は「時のオカリナで未来のラストバトルに勝ったリンクが現代に戻ってきて、ガノンドロフの企みを未然に防いだ世界」の1つ。つまりムジュラの仮面の先です。
防いだ後でどうなったのかも作中で語られています。かなりドタバタしたようで……そりゃあ、ガノンドロフも抵抗しないわけがないです。
トワイライトとウルフリンク
ゼルダシリーズには「裏の世界」みたいなものがときどき登場します。
本作も同じで、しかも表の世界を蝕んできます。それがトワイライト。
トワイライトに入ったリンクは狼の姿になってしまいます。
本人は初めて狼化したときに滅茶苦茶あせったと思いますが、プレイヤーの僕は狼姿での行動をすごく楽しんでいました。食いついて攻撃したりにおいで追跡したり、動物と話したり……
WiiU版もウルフリンクamiibo付きを買いました。
主な登場人物
リンク
後に出るブレスオブザワイルドのリンクは最初から人並外れた騎士ですが、本作のリンクはわりと普通に村で生活している青年です。
本作では人間の姿で今までどおりに剣で戦ったり狼の姿になって今までどおりじゃないことをしたり。
僕の感覚だと、後で出てくる骸骨は師匠的ポジションのキャラ。
ゼルダ姫
本作のゼルダ姫はかっこいいお姉ちゃんという雰囲気。ヒロインとしてのポジションは他のキャラに譲っている気がします。
彼女をモチーフにしたゼルダ姫がスマブラに出たこともあります。
ミドナ
本作のガイド役。そしてヒロイン的なポジション。
口が悪いところもあれば優しいところもあり。いわゆるツンデレキャラ。
上に乗っているのがミドナです。
このamiiboは「ウルフリンクamiibo」なんですが、僕は「ミドナamiibo」と呼んでいます。
マロ
本作は全体的に空気が暗いです。暗すぎだと感じないのは明るいキャラがあちこちで登場するお陰だと思います。
このマロもその1人。子供ですが「マロマート」という店を作り、店内ではやたら特徴的なBGMが流れます。
「カッチャイナ! カッチャイナ! 買いたくなったらカッチャイナ!」みたいな感じです。
アゲハ
虫好き少女。
まさかゼルダ無双でプレイアブルキャラになるとは……
ガノンドロフ
どうして力のトライフォースが宿ったんだろう……
リンクが勇気のトライフォースを持ったまま帰ってきたせいらしいので、「逮捕だ!」となったときにはもうガノンドロフも力のトライフォースを持っていたはず。そこに気づいていればあっさり抵抗できたんじゃないでしょうか。
WiiU版の話
上にも少し書きましたが、本作はWiiUでHD版が出ました。
こっちはリモコンでの操作ができません。だから僕はモニターを使わずゲームパッドだけで遊びました。
「大きな画面で遊んだ方がいいんじゃない?」という意見もあるかもしれませんが、「剣(リモコン)を振る」という体感要素がないなら僕は携帯ゲーム機のようにして遊ぶ方がいいです。
結末(ネタバレなし)
冒険の終わりとしては「王になる」なんて派手なものもあると思います。
本作のリンクがたどり着く場所はそういうものじゃありません。しかしこういう落ち着いた結末もありだと思います。
終わりに
本作はかなりの人気。今も「Switchに移植されないかな……」と考えている方が大勢いると思います。
この記事を書いているのはティアーズオブザキングダムが出てから1年ちょっとたったころ。新作を出すのにはまだ時間がかかるはず。
間をもたせるために本作や風のタクトのSwitch(あるいは後継機種)でできる移植版が出ないものでしょうか。ジョイコンとの相性がよさそうですし。
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