- いいところ
わかりやすく改善された戦闘システム。
明るいキャラクターが多い。
機種 | NintendoSwitch |
メーカー | モノリスソフト 任天堂 |
発売日 | 2018年(平成30年)9月14日 |
序盤の物語
ラウラは子供のころ偶然にコアクリスタルと同調し、イーラの至宝と呼ばれたブレイド「シン」のドライバーとなった。
17年後、ラウラはシンと共に傭兵として働いていた。
ラウラはイーラ王国やグーラを訪れ、さまざまな人物と出会う。村の壊滅から1人生き延びたサタヒコ、イーラの王族アデル、天の聖杯ヒカリ、スペルビア帝国皇帝ユーゴ……そして世界を混乱させるメツ。
ラウラたちはメツとの戦いに身を投じていく。
ゼノブレイド2の追加コンテンツ
ゼノブレイド2は主人公レックスと天の聖杯ホムラ・ヒカリの物語。
「黄金の国イーラ」はレックスたちがいる時代の500年前を舞台にしていて、追加コンテンツの1つとして配信されました(同時にイーラ単品で遊べるパッケージ版も発売開始)。
重複する登場人物、ゼノブレイド2本編で語られていた場面……そういった要素もあり、本編を気に入った方なら同じように楽しめるはずです。
システム的にも改良されていて、遊びやすくなっています。
主な登場人物
ラウラ
本編で過去の人物として語られていた人。
僕はラウラが主人公みたいな気分でプレイしていましたが、違うんだとか。
シン
本編では敵キャラ。こっちでは主人公。
クールキャラですが優しさもあり、こっちでの言動を見ていると本編のあの場面が余計気になってきます。
サタヒコ
本編では敵キャラ。こっちではラウラやシンに助けられる少年。
あっちとこっちではかなり違う人という気がします。500年の間に何があったのか……
アデル
「女の名前なのに、なんだ男か」とどこかのパイロットみたいなことを考えましたが、外国版だと別の名前だそうです。
本編では英雄と呼ばれている人物。あるいは変なダンジョンを作る人。
こっちではやたら明るいお兄ちゃんです。
ヒカリ
本編では主人公レックスの仲間で第2のヒロイン。こっちではアデルの仲間です。
あっちとこっちでの差が最も少ないキャラかも。
黄金の国イーラの物語が始まったとき、ホムラはまだ存在していません。
ユーゴ
本編に登場したメレフやネフェルの遠い親戚。
見た目的にはネフェルとほぼ同じです。
メツ
本編でもこっちでも敵キャラ。こっちでは派手に暴れてあちこちぶっ壊しまくっています。
「いつどこに現れるかわからない」と作中で言われているので、ドラゴンボールの人造人間(トランクスが来た未来の方)っぽくもあります。
どうして天の聖杯と呼ばれるようになったのかも語られます。
戦闘システム
僕、ゼノブレイドシリーズではゼノブレイド2が1番好きです。キャラクターがぞろぞろ仲間になっていく、というのを楽しく感じるので。
しかし「どこを取ってみても2がシリーズ内で最高!」とは思っていません。
ゼノブレイド2の戦闘システムは難しいような……コンボを理解するのは結構大変でした。そういう「面倒くさい」と思われるところは娯楽であふれた現代において避けられそうです。
黄金の国イーラでは戦闘システムがかなりわかりやすくなっています。説明がわかりやすくなっただけかもしれませんが、改良されたと感じるのには十分でした。
それでいて「ドライバーとブレイドで交代しながら戦う」という要素も付け加えられているので、「ゼノブレイド2と同じバトルをまたやるのか」なんて思わずに済みます。

登場人物が減ったお陰でゴチャゴチャしにくくなった、なんて面もあるのかもしれません。
結末
ラウラがどうなったかは本編で語られています。
こっちでの流れも「やっぱりああなっちゃうのか」という感じで……
ラウラたち主人公一行が明るいキャラばかりなので、結末がつらい……本編を知っている方は覚悟を決めて黄金の国イーラを始めたと思います。
矛盾点
ゼノブレイド2本編とこの黄金の国イーラでは食い違っている部分があります。
「ヒカリとサタヒコはイーラで一緒に冒険した仲なのに、本編では会ったことがなかったようにしか見えない」というのがよく言われているような。
「メツのドンパチでやられたのはユーディキウムとシヤのどっち?」もあるでしょうか(これは別々の時代でやられたとすれば説明できそう)。
ゼノブレイド2に限らずいろいろな作品で生じていることだと思います。作る側も一切矛盾なく物語を付け足すのは難しいんじゃないでしょうか。
おかしいと言えばおかしいんですが、説明は意外と簡単。「ゲームや漫画などの媒体は作中世界の歴史書」と思うといいです。
歴史は「説がいろいろある」なんてザラにあるようで、「○○は××の乱で命を落とした」「他の説だと、○○は××の乱を逃れて他の場所で生活し続けた」みたいな話はYouTubeで歴史解説動画を見ているとよく出てきます。
歴史書「ゼノブレイド2」を書いた方は「ヒカリとサタヒコは知り合いじゃない説」を提唱。
歴史書「黄金の国イーラ」を書いた方は「ヒカリとサタヒコは知り合い説」を提唱。
つまり、「どっちが正解かはプレイヤーが決めてよし」です。
えっ、同じ方が作ったゲームだって……?
あー、それは最新の研究によって「ヒカリとサタヒコは知り合い説」が後から出てきたってことですよ。

サタヒコは例の力を得たときのダメージで過去をいろいろ忘れた、ヒカリは素がボケキャラなので忘れた、ということでもいいかも……
終わりに
DLCということでプレイ時間は短め。戦闘システムがわかりやすく改良されていて、遊びやすいゲームになっています。
ゼノブレイドクロスDEの前にサラッと遊ぶのにも向いているかもしれません。

買うときは「ゼノブレイド2 エキスパンション・パス」で検索すると出てきます。
ゼノブレイドシリーズ作品リンク
よろしければご覧ください。
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