レイジングループ ~暴露モードが面白いケムコの人狼関係ゲーム~

RagingLoop 2010年代
  • いいところ
    衝撃続きの展開。
    有名な人狼ゲームをモチーフにしている。
    暴露モードが面白い。
機種iOS Android
メーカーケムコ
発売日2015年(平成年)12月3日
後に続いた機種PSVita PS4 Switchなど

主人公が謎の村に迷い込み、恐ろしい行事に巻き込まれてしまうゲーム。
文章がどんどん出てときどき選択肢。選び方によって展開が変わる……というアドベンチャーゲームなので、僕の世代には「かまいたちの夜みたいなジャンル」と言うと通りやすそうです。

最初に出たのはスマートフォン用。その後いろいろなハードで出て、僕が買ったのはSwitch用でした。

発売元はケムコ。僕の中ではスパイVSスパイのメーカーでしたが、オーソドックスなスタイルのRPGやこういうアドベンチャーゲームもいろいろ出しています。

村で行われていることは人狼ゲームをモチーフにしています。

人狼ゲームとは?
  • 10人くらいでやる。もっと多くてもいい。
  • 村人側と人狼側に分かれる。
  • 人狼側は正体を隠し、夜ごとに村人を1人ずつ襲っていく。
  • 昼間は誰が人狼か全員で相談する。人狼と判断された人は処刑。
  • 役職持ちの村人は誰が人狼かのヒントを得たり人狼の邪魔をしたりできる。
    特定の相手が人狼かどうかわかる占い師、お互いが本物の村人だとわかる共有者、前日に処刑された人が村人か人狼かわかる霊媒師、特定の相手を人狼から守れる狩人など。
  • 人狼を全て処刑したら村人側の勝ち。村人の数を自分たち以下にしたら人狼側の勝ち。

舞台の村での役職名は、占い師→へび、共有者→さる、霊媒師→からす、狩人→くもです。

出てくるのは一癖も二癖もある人ばかり。

主人公は……ええと、房石陽明。人当たりのいい兄ちゃんで、旅行をしていた大学院生です。
ヒロインは芹沢千枝実。この村出身の明るい大学生。主人公にいろいろ協力してくれます。
村人たちは不思議な感じの人とか頼りになりそうな人とか敵に回すと怖い人とか。
村にたまたま来た人は主人公だけじゃありません。その中にも、事件に振り回される人や事件を冷静に見つめる人がいます。

選択によっては主人公も犠牲になります。
しかし、命を落としたはずなのに生きている……時間も行事が始まる前に戻っています。

主人公はいろいろな場面でやられます。無駄に戻されるわけじゃなく、やられることで前なかった選択肢が現れます。そっちを選べば新しい展開へ。
主人公とプレイヤーはバッドエンドを繰り返し、真のエンディングを目指します。

真のエンディングを見ると、登場人物たちの内心をのぞける暴露モードを選べるようになります。
登場人物たちが場面場面で何を考えて行動していたのか見られて、ものすごい面白さ。1つのゲームを2度楽しめます。
正直、このモードはいろいろなゲーム(ゲーム以外の小説や漫画でも)でやってみたいです。

上で挙げたかまいたちの夜でも、犯人や犠牲者が何を考えていたのかとか興味ありません?

声がいいの悪いのという話がありますが、僕は今の方々だからこその味があると思います。特にモッチーはミステリアスなキャラなのであのしゃべり方がぴったりです。

オープニングテーマの「キリノネガイ」がすごくかっこいい曲で、それでいて恐ろしげな雰囲気。ゲームの内容や空気をうまく表現しています。
エンディングテーマの「Last Acceleration」は、逆にすごく明るい曲。殺伐としたものを全て洗い流すかのようです。
挿入歌の「仏舎利ロック」は……何か元ネタがあるんですかね。

ケムコの方々は、自分たちが作ったゲームに関して発信のガイドラインを作っています。この記事で先々のことを書いていないのもそれを守っているからです。

ガイドラインは画像や動画に関するものでブログは関係ないかもしれませんが、一応守っておきます。

先々の展開について書けないのは残念ですが、実際に見て驚いてほしい気もします。

人狼ゲームという有名なものをモチーフにしているので、このゲームにはとっつきやすさがあります。
暴露モードはケムコから出ている他のゲームにもありますが、僕は本作で初体験。本当に、いろいろなものでやってほしいです。

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