キン肉マン(漫画) ~2024年、完璧超人始祖編でアニメ復活!~

Kinnikuman 1970年代以前
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    友情の熱い物語。
    予想できない展開。
作者ゆでたまご
出版社集英社
連載開始時期1979年(昭和54年)5月

キン肉マンはダメ超人扱いされながらも怪獣退治をして暮らしていたが、キン肉星から来たミートによって自分がキン肉族の王子だと知らされる。
テリーマンやロビンマスクなど様々な超人との出会い、プリンス・カメハメへの師事、悪魔超人や完璧超人との対立……キン肉マンは次第に成長していき、やがてキン肉族を率いる大王として認められる。

僕が小学生のころにすごくはやっていた漫画、あるいはアニメ。とは言っても、漫画が始まったときの僕は幼稚園にも入っていませんでしたが。

僕はアニメから入ったクチ……だと思います。何せ初めて触れたのが40年くらい前なので覚えていません。
ただ、最初に読んだのが単行本の10巻だったことは覚えています。これの発売日は1982年10月。一方、アニメが始まったのは1983年4月。アニメが始まったときの最新巻じゃなさそうです。

どうして10巻を選んだんでしょうか……友達のオススメ巻だった? もしそうなら、いいところを勧めてくれました。

10巻は7人の悪魔超人編が始まるところ。誰だか知らんウォーズマンというキャラクターがKOされ、誰だか知らんミートという子がひどい目に遭い、主人公が追い詰められたところで誰だか知らん仲間たちが駆けつけてくれて(前までの巻を読んでいればわかります)……
めっちゃ熱い展開です。誰だか知らんですが。

もちろん9巻以前も面白いです。しかし7人の悪魔超人編は上に書いた展開がすごくわかりやすくて少年時代の僕もスッと受け入れられたはずです。

最初のころ、僕はキン肉マンがどの雑誌に載っているかなんて知りませんでした。ワンピースの単行本にある質問コーナーで作者さんが「ワンピースは週刊少年ジャンプという雑誌に載っている」とわざわざ説明したことがあるくらいなので、小さい子が「雑誌で連載」ということを知らないのはわりと普通なのかもしれません。
終盤の王位争奪編辺りになると、僕も週刊少年ジャンプのことを知っていて中身を見ることもありました。作者さんの片方が体調を崩して休載になったりロビンが試合中に昼寝したりしているところをジャンプで見た覚えがあります。

本作を一言で表現するとしたら「友情」しかありません。主人公のキン肉マンは試合の相手と打ち解けて、どんどん仲間にしていきます。
僕としては「慈悲」も挙げたいです。上にも書いたとおりキン肉マンは元々ダメ超人だったので、弱い者に優しくする場面があります。ナチグロンがダメ怪獣扱いされているときに「世の中ウルトラマンやゴジラばっかりじゃないわい!」と怒ったのは個人的に名場面。

本作はアニメも大人気。ただ、原作と違う部分があります。

7人の悪魔超人編に入るのがかなり早めです。怪獣退治編はすぐに終わって超人オリンピック編が始まり、海外遠征編も短くまとまって2回目の超人オリンピック編になり……人気がある部分に急いで進めたかったんでしょうか。

ギャグ多めだということも大きな違いです。試合の途中でキン骨マンやイワオが漫才的なことを始めたり……話の腰を折ってしまいますが、この部分は作者さんの希望だったとか。
それに、テンポよく進めると原作に追いついてしまいます。昔のアニメは「原作に追いつかないよう、オリジナル展開をやったり引き延ばししたり」なんてことがよくありました。鬼滅の刃が昔の漫画だったら、アニメではオリジナルの鬼が次々出てきたりお兄ちゃんたちの修業が延々と続いたりしていたはずです。

ギャグが多いのはアリなのか? ナシなのか?
ファンの間でも意見が分かれそうです。

アニメ版は王位争奪編までやって終わりましたが、近々復活します。漫画が復活したときも驚きましたが、再アニメ化も同じくらい驚きました。
今度のアニメ版は、王位争奪編の後で30年以上たって始まった部分からです。最初からギャグ抜きでテンポよく作り直してくれるとうれしかったんですが、さすがにそこまではできないようです。

声優さんは交代。30年以上たっているから仕方ないです。
イメージどおりの方ばかりだと思います。キン肉マンの方は最初に発表されたときだけ「なんか違う……」と感じましたが、最後のPVで聞いたときは「これはキン肉マンの声!となりました。

原作とアニメの違い 新アニメではどっち?

それより、新アニメのギャグシーンはどうなるんでしょうか。
原作とアニメでは設定や結末がいろいろ違うんですが、どっちを踏襲するんでしょうか。

違いの例
  • 一部超人の外見・色。 ←原作基準っぽい。
  • 一部超人の名前。ウルフマンかリキシマンかなど。
  • ロビンの家族の生死。
  • ナチグロンがレギュラーを続けるかどうか。
  • 風林火山がマイナーかどうか。
  • 「パーフェクトちょうじん」か「かんぺきちょうじん」か。 ←「パーフェクト」っぽい。
  • 超人閻魔の正体。サタンとの関係。
  • キン肉マンの結婚相手。 ←II世はどっちからでも入れそうな雰囲気。

見る順番

キン肉マンはかつていろいろと映画化もされました。アニメも2本。キン肉マンII世の分を含めるともっと多くなります。そして今回の新アニメ版(完璧超人始祖編)。

ここまで増えるとどこから見たらいいかわからなくなりますが、「最初のキン肉マン(無印版)」「王位争奪編」「新アニメ版」の順でいいと思います。
II世は「II世(無印版)」「アルティメットマッスル」「アルティメットマッスル2」の順。
映画はリリース順でもいいし、気が向いた作品からでもいいです。

キン肉マンが登場するゲームはいくつもあります。元がガチンコ対決のバトル漫画だからか、アクションゲームや対戦格闘ゲームばかりです。
そのうちの何本かを紹介。

キン肉マン マッスルタッグマッチ

  • 機種 ファミコン
  • 発売日 1985年11月8日

これは以前も記事にしました。
個人的にキン肉マンのゲームと言うとこれです。

キン肉マン キン肉星王位争奪戦

  • 機種 ファミコン(ディスクシステム)
  • 発売日 1987年5月1日

王位争奪編が元になっています。
最初は横スクロールで進んで相手チームのメンバーを倒し、最後まで行くと偽王子と対決。
横スクロール部分を見ていると聖闘士星矢黄金伝説完結編を思い出すのは僕だけでしょうか。
ディスクシステムを持っていなかった僕には高嶺の花でした。友人は持っていましたが。

キン肉マン DIRTY CHALLENGER

  • 機種 スーパーファミコン
  • 発売日 1992年8月21日

こっちも王位争奪編が元です。発売日は王位争奪編アニメの終盤辺り。
キン肉マンと偽王子たちの対戦格闘ゲーム。他の王子のエンディングもあります。
わりと普通のプロレスゲーム。必殺技はカットイン付き。
チームメンバーはいませんが、隠しキャラはいます。

キン肉マン マッスルグランプリ

  • 機種 アーケード
  • 発売日 2006年3月15日

最初はアーケード。後にPS2版や続編が作られます。
3D対戦格闘ゲーム。キン肉マンの声は神谷明さんです。
ファミコンやスーファミのときよりもキャラが増えていますが、原作のキャラがやたらたくさんいることを考えると寂しいです。移植版や続編では増えます。
僕は悪魔超人だとスニゲーターやプラネットマンが好きです。最初はいない彼らですが、PS2版では追加されます。

ファミコンジャンプ 英雄列伝

  • 機種 ファミコン
  • 発売日 1989年2月15日

こちらはキン肉マンのみのゲームじゃなく、ジャンプキャラがいろいろ登場するゲームです。
キン肉マンは主人公の仲間。
バッファローマンとネプチューンマンは占いババのところで敵キャラとして登場。
スーパーフェニックスはラスボスの1人。フェイスフラッシュはいいとして、そのマッスルリベンジャーは……

この記事を書いている時点では新アニメ版が楽しみです。
そして新しいアニメが始まるということで新しいゲーム版も出るのでは……そんな期待もあります。

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