- いいところ
ボタン2つで遊べるシンプルさ。
オリンピックのたびに同じようなゲームが現れる。
機種 | アーケード |
メーカー | コナミ |
発売日 | 1983年(昭和58年)10月27日 |
後に続いた機種 | ファミコン Xbox Switch PS4など |
モチーフはオリンピック
1984年のロサンゼルスオリンピックを題材として作られたゲーム。僕からするとファミコンのゲームですが、最初に登場したときはアーケードゲームでした。
僕自身は本作のソフトを持っていませんでした。しかし友人の家で遊ばせてもらったことはあります。
1回くらいゲームセンターで遊んでおけばよかったとも今になると思いますが、少々難しいことです。
何せ当時の僕はまだ小学生で、ゲーセンは「行きにくい場所」みたいなイメージを持たれていました。
外国では「TRACK&FIELD」というタイトル。これでオリンピックのゲームとわかってもらえるんだろうか……「Track&Field」は「陸上競技」という意味なので、何となくわかるのかもしれません。
たびたび流れる曲は映画「炎のランナー」のテーマ。ロサンゼルスオリンピックの中継でよく使われていたからみたいです。
競技
ゲーム内でできる競技はこちら。
- 100メートル競走
- 走幅跳
- やり投
- 110mハードル
- ハンマー投
- 走高跳
僕が本作内でやったことのない競技が……これは僕の中での本作がファミコンのゲームだからこそ。ハンマー投と走高跳はファミコン版に入っていません。
この2競技はタイミングが難しいらしいです。僕がやると明後日の方向に投げてしまいそう。
やり投で出てくる隠しキャラはUFO……と僕は思っていますが、それもファミコン版での話。アーケードでは宇宙人らしいです。
ハイパーショット
本作のファミコン版は専用コントローラーのハイパーショットを使って遊びます。
そうだったですかね……完全に忘れていました。しかし画像を検索してみると「このコントローラーには覚えがある!」となりました。こんなコントローラーです。
JUMPボタンでジャンプ。タイミングが大事になります。
RUNボタンを連打するとキャラが走り、速い連打であるほど速くなります。
どうやって連打をしていたか……この点は僕も覚えていました。
- 指先(爪)で頑張ってこする
- 金属製定規の弾力を使う
- ガチャガチャのカプセルでこする
- ピンポン玉でこする(←スーパーボールじゃなかったっけ?)
ただ、こういうやり方をするとハイパーショットに傷が付きやすいです。
ハイパーショットは自分で買うものなので、傷が付いたり壊れたりしても自分のせい。
問題は元祖のアーケード版。
こっちも定規やカプセルを使うといい記録が出ますが、その引き換えに筐体のボタン部分が痛んでいきます。ゲーセンの方々は「定規禁止」とかルールを決めていたそうです。
殿様バージョン
1985年9月まで放送されていた「8時だョ! 全員集合」で登場したバージョン。プレイヤーの使うキャラがスポーツ選手から殿様に変えられています。殿様というキャラが選ばれた理由はコントで志村けんさんが演じているからです。
その後、殿様版は一般販売もされたとか。
これには覚えがあります。しかし一般販売されていたことは知りませんでした。知っていたとしても、うちはゲームをホイホイ買ってもらえる家じゃなかったので入手は難しかったはず。
それにしても、番組のためにゲームソフトをわざわざ作り直すとは……さすがバブルの時代。
その後のオリンピック関係ゲーム
オリンピックが開催されるたびに本作のようなゲームが登場してきました。
ざっと調べただけでもアトランタオリンピックだのシドニーオリンピックだのいろんなオリンピックを意識したゲームが出てきます。夏のオリンピックだけじゃなく冬のオリンピックのゲームもあります。
そして競技の数も増えていきました。
ハードもいろいろです。アーケードだけじゃなくゲームボーイ、PS1、DSなど。
SwitchやPS4でも本作のアーケードアーカイブス版を遊ぶことができます。
近年だと「マリオ&ソニック ○○オリンピック(○○には地名が入る)」というゲームも出ています。キャラクターと組み合わせることでより注目されやすくしているのかもしれません。
終わりに
オリンピックは4年に1度のイベント。そういうタイミングで出るゲームがあってもいいと思います。これから先もオリンピックが続くかぎり同じようなゲームが出るはずです。
オリンピックの起源は紀元前8世紀にあるとか。ずっと昔にゲームはないとしても、オリンピックをネタにした小説や劇なら4年ごとに登場していたんじゃないでしょうか。
コメント