ファイナルファンタジータクティクス

FFT 1990年代
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    ジョブチェンジ+シミュレーションのバトル。
    奥深い物語。
略称FFT
機種PS1
メーカースクウェア
発売日1997年(平成9年)6月20日
後に続いた機種PSP PS3 PSVita iOS Android

かつてイヴァリースで起きた争いは、英雄ディリータの活躍によって幕を閉じた。
しかし「デュライ白書」によれば、真の英雄は名門ベオルブ家の末弟ラムザだという。

ラムザは傭兵としてオヴェリア王女の護衛任務に就いていた。
王女の誘拐を企む者たちが現れてラムザは戦うが、かつて家族として共に暮らしていたディリータの姿を敵の中に見る。

元々、FFはRPGとして続いていました。
一方、本作はシミュレーションRPG。
キャラクターたちはFF1・3・5のようにジョブチェンジし、各ジョブで習得したアビリティを別のジョブに付け足すこともできます。
アビリティを活用するマップは、ファイアーエムブレムやオウガバトルみたいな感じです。

仲間はストーリーの中で名前ありのキャラクターとして登場することが結構ありますが、プレイヤーが自分で作ることもできます。
友人は名前ありのキャラクターを仲間にせず、自分で作ってばかりだったとか。僕は名前ありキャラの大部分を仲間にして、1人だけ自分で作りました。

離れていると攻撃が当たらない、回復が届かない、というのは他のシミュレーションゲームと同じ。
本作は前後左右の広がりに加えて高さの概念があり、高低差がありすぎると攻撃できません。

行動は「味方ターン」「敵ターン」という分かれ方をしているわけじゃなく、敵味方まとめて素早さの高いキャラから行動します。

速いせいで逆に不利、ということもまれにあります。

威力が強い魔法だと、使ってから発動するまでにチャージ時間長め。
倒されるとカウント開始。ゼロになると消滅です。助けたければゼロになる前に回復させないといけません。

大もとのジョブのレベルを上げると派生ジョブにチェンジできるようになる、というシステム。ジョブによって大もとのジョブは1つだったり複数だったり。

見習い戦士

戦士系の基本ジョブ。
そのわりに、主人公のラムザなら魔法のアルテマを覚えられます。あまり強くないですが。
見習い戦士ラムザの真骨頂はアルテマよりエールさけぶ。エールは仲間のスピードを上げ、さけぶはラムザ自身のスピードと攻撃力を上げます。Brave(攻撃力やアビリティの発動率に影響)を上げるはげますも強力。
なお、エールやはげますはラムザ自身に使うこともできます。自己暗示的な何か?

アイテム士

魔道士系の基本ジョブ。
本作では、このジョブになっているか「アイテム」のジョブコマンドを付けているかじゃないと戦闘中にアイテムを使えません。
不便な仕様だと思うかもしれませんが、離れたところにいる仲間が相手でも回復できたりするのが強力なので仕方ないです。

話術士

話術で敵を味方に引き入れることができます。モンスターが相手でも。
アビリティ「ダーラボンのまね」のダーラボンはチュートリアルの人。

算術士

FFシリーズの過去作には「レベル3フレア」「レベル5デス」などがありました。レベルが3や5の倍数だとフレアやデスが発動する、というものです。
算術士はこういう魔法の使い手。ただし3や5などの数字はいくつかある選択肢から自分で指定できます。更にレベルじゃなく「マップ上でどの高さにいるか」「どのタイミングで動くか」などを条件に指定することもできます。

FF5なら「このキャラはレベル23でどの倍数でもないから安心!」とか言えましたが、本作では「素数」を指定できるので油断できません。

しかも使ってすぐ発動。マップのどこにいても影響あり。
僕は活用できませんでしたが、うまくやればかなり強いです。

忍者

素早さと攻撃力が高い前衛ジョブ。
ただし打たれ弱く、素早いせいで消滅までのカウントも早く進みます。

両手持ちで攻撃力アップ。盾を使えませんが、白刃取りで回避性能を上げることはできます。
FF5のときほどの強さじゃないです。ぜになげを使えれば……

ラムザ

主人公。名前は変更可能です。
基本的には優しく真面目な少年で、正統派主人公という感じです。イベント中は妹の身を案じていることが多いような。
しかしサブイベントになると見つけたロボットに変な命令を出してみたりします。オフのときは明るい少年なのかもしれません。

ディリータ

ラムザの友人で、後の英雄。
彼は何を手に入れたのか。

ムスタディオ

個人的にはこっちの方が友人ポジションキャラ。サブイベントによく出てくるので……ラムザからロボットをけしかけられることもありますが。

アグリアス

個人的にはこの人とアルマ(ラムザの妹)でダブルヒロイン。
ラムザが疑われていてもついてきてくれる人。こんなの絶対ヒロインですよ。
「人の夢と書いて儚(はかない)」という台詞も、騎士として前衛でバキバキ戦う姿とギャップがあって好きです。

オルランドゥ(雷神シド)

いろいろな流派の剣技を使えて、バランスブレイカーと呼べるほど強い……らしいです。僕は「この人絶対に強い……他のキャラの出番を食いそう」「引退したことにしよう」とか言って仲間にしなかったので。

「雷神」という二つ名がすごくかっこいいですが、実際の歴史にも「雷帝」と呼ばれている人がいます。ただしこっちは元の呼び名に雷そのものの意味はないとか。つまり本当にかっこいいのは和訳した人のセンス。

ラファとマラーク

いろいろ衝撃的なことがある兄妹。
しかし僕はこの2人も仲間にせず進めました。「どこかでひっそりと暮らし始めた」と脳内補完。

アルガス

「家畜に神はいない!」で有名。ペットを飼う者としては、神がいなかったとしても飼い主はいるので家畜も守られているんだぞと言いたいです。

ガフガリオン

対立してしまいますが、楽しい人だったと思います。味方でいてほしかった……

オヴェリア

運命に翻弄される人。しかしこういう人ほど思いつめると怖いんじゃないでしょうか。
ディリータの密談をこっそり聞いている場面が伏線としてうまいです。

クラウド

まさかのゲスト出演。FF7本編の2枚目で墜落してからこっちに来ていたんでしょうか。
そんなに強くないのが残念。

オーラン

「デュライ白書」を書いた人。
戦闘中のオーランは、マップ上全ての敵を止められてすごい強さ。
FFTはオーランの子孫アラズラムが語っている話(つまり僕たちはデュライ白書とアラズラムの語りを介してFFTを見ている)なんですが、オーランが強いのはオーランが自分を強く描写したからなのか。それともアラズラムが強さを強調して語っているからなのか。なお、めっちゃ強いオルランドゥはオーランの養父。

シャルロット

こんな人いたっけ……?
すいません、僕が作った仲間キャラです。

魔法を使うと、ときどき呪文が出てきます。これがかっこいいのばかり。
単なる回復(小)のケアルでさえ「清らかなる生命の風よ 失いし力とならん!」ですよ。
フレアだと「滅びゆく肉体に暗黒神の名を刻め 始源の炎甦らん!」。かっこよすぎて、一生に一度は唱えたい呪文という感じ。
「クポーー! くるくるぴゅ~…(モーグリ召喚)」「カ~エ~ル~の~き~も~ち~!(トード)」なんてのもありますが。

本作は、ワールドマップ上を主人公一行が移動しているときに敵と会うことがあります。
このときモンスターの群れに赤チョコボがいることも……こいつが恐ろしい強さです。
やつらはチョコメテオという遠距離攻撃をこっちにバンバン撃ってきます。これは魔法じゃないのでMP消費なし。チャージタイムもなし。しかもチョコボということで機動力が高く、逃げ回ることは難しいです。
ランダム戦闘でこいつが出たときは、真面目に戦わずリセットした方がいいです。

作中世界で暗躍していた存在。
ルカヴィと関係のあるアイテムがゾディアックストーンなので12体いそうですが、そこまでは出ません。本作では大ボスを含めて7体登場。

ディリータは名声を重ねて英雄と呼ばれるようになり、ラムザは歴史の表舞台に出なかったものの裏では壮大な冒険をしていた……と僕は単純に考えていましたが、インターネットで本作のことを調べているうちに別の意見を見かけました。

オーランは「デュライ白書」を書いたが、ラストバトルに同行したわけじゃない。つまりFFTはオーランの意思でいろいろ盛られているんじゃないか、と。

たしかにそういう見方もあります。これは、うみねこのなく頃にというゲームで言うところの「猫箱」。

うみねこのなく頃にでの「猫箱」とは

元ネタはシュレディンガーの猫
毒が出る装置とに入れても、箱の中を見るまでは「毒が出て猫が死んだ」「毒は出ていなくて猫は生きている」という可能性が両方存在している(可能性を限定できない)、という考え方。
転じて、「自分の目で確認しなければ、聞かされた話が本当かウソか断定できない」ということ。

そう言われてみると、僕たちはオーランやアラズラムを介してこの物語を観測しているに過ぎないわけで……しかし、それを言っていると何もかも信じられなくなるわけで……

ヤマタノオロチの伝説は洪水を止めた話の例え、という説もあります。

ルカヴィなんてモンスターはいなかった、ラムザたちは暗躍する悪党を倒していく秘密部隊だった……なんて解釈もありかもしれません。

ムスタディオ辺りがオーランに会って酒飲みながらラストバトルのことを話した、酔っていたので話の内容が盛られていた、くらいのことはあってもいいかも……
しかし作中ではそんなことがあったともなかったとも描写されていません。これもまた「猫箱」。

いろいろな説が出るのは、本作の物語がそれだけ濃密だったからこそ。
ジョブチェンジとシミュレーションをからめたシステムも面白いものでした。
FFTはゲームボーイアドバンスで続編が出たりPSPでリメイクされたりしました。FF12も世界観を共有した作品です。
FFTはまたどこかで戻ってくるんじゃないでしょうか。

そういうわけでリメイク版やリマスター版が欲しいんですが、この記事を書いている時点では動きがありません。
PSStoreなら原作とリメイク版を買うことができます。iPadやスマートフォンのAppStoreでも同じように買えます。

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