- いいところ
キャラメイクの自由度。
アイテム探しが楽しい。
タイトル | エルミナージュORIGINAL ~闇の巫女と神々の指輪~ |
略称 | エルミ1 |
機種 | PSP |
メーカー | スターフィッシュ |
発売日 | 2011年(平成23年)5月19日 |
後に続いた機種 | 3DS PC(Steam DMM) |
プロローグ
「ハイドラ・イール」は「竜の牙」という塔に安置された6つの指輪によって護られていた。
しかし魔王の復活をもくろむ巫女が暗躍した結果、指輪のうち5つが世界中に飛び散ってしまった。各地の王は軍を動かして指輪を探したが成果を上げられず、とうとう冒険者たちに御触れが発せられた。
エルミナージュORIGINAL公式サイト(メビウス)より引用・抜粋
「5つの指輪を探し出し、竜の牙の結界を再生した者には望むだけの謝礼を出す」
エルミナージュORIGINALとは
そもそもエルミナージュって何?
エルミナージュはウィザードリィを意識したダンジョンRPG。
プレイヤーは自らキャラクターを作り、作中世界のいろいろなダンジョンを冒険することになります。
エルミナージュが他のウィザードリィ系RPGと大きく違っていたのは、自分の好きなキャラ絵を使えること(ハードによってできたりできなかったりします)。
自分の好きな外見のキャラ絵をどこかから持ってきて完全な独自パーティーを作るもよし。
いろいろな作品のキャラ絵を持ってきて夢のパーティーを作るもよし。
ウィザードリィっぽいアイテム探し要素、凝った世界観、個性的なテキストと、面白いところは他にもいろいろあります。
どうして「ORIGINAL」って付いている?
エルミナージュの1作目は元々PS2のゲームでした。
しかしこのときは1発目だったからか遊びにくい部分がいろいろあったそうです。
その後、エルミナージュはニンテンドーDSに移植されました。姉妹作のエルミナージュ2もPSPやニンテンドーDSで登場。
これらは完成度がかなり高い作品でした。
好評につきエルミ2のシステムでエルミ1をリメイク……ということになったのか、PSPでエルミ1が登場。そのときから「エルミナージュORIGINAL」というタイトルです。
そもそも「エルミナージュ」ってどういう意味?
エルミ1のクリア後イベントをやるとわかります。
説明書をよく読んでいると驚くことがありますが、紙の説明書が消えた後はどうするんだろう……
エルミナージュORIGINALの面白いところ
キャラメイク(フェイスロード・スタイルロード)
上にも書いたとおり、本作では好きなキャラ絵を使えます。
移動中などで表示される顔の絵用の「フェイスロード」とステータス画面用の「スタイルロード」があります。
PSP版のときはフェイスロードだけがあり、後の移植作でスタイルロードが追加されました。
これにより、好きなようにパーティーメンバーを作れます。
キャラ絵にこだわりすぎるといつまでもゲームを始められないので、そこそこのところで妥協しないといけませんが。

脳内設定を反映させていいのも面白いところです。
パーティー編成
本作は基本的に6人1組のパーティーを作って行動することになります。
職業は「戦士」「盗賊」「魔術師」「僧侶」などウィザードリィっぽいもの。「巫」「使用人」など個性的なものもあります。
これらをどう組み合わせるかは悩むところ。そして面白いところです。
職業は「基本職」「中級職」「上位職」に分かれていて、転職で別の職になることもできます。しかし必ずしも上位職になった方がいいとは限りません。
同じ職業のままレベルを上げていくと、便利な技能を覚えていきます。これがあるので基本職も極めればかなりの強さ。
そういうわけで、転職するかどうかも悩みどころ&面白いところです。
指輪探し
主人公一行の目的は失われた指輪を探すこと。
場所は攻略サイトでも見ればいいか! というわけにはいきません。指輪のありかはランダムで決定されるからです。もしかしたら敵が弱いダンジョンにあるかもしれません。もしかしたらもっと難しいダンジョンにあるかもしれません。
ノーヒントでやれと言われたら大変ですが、ドラゴンボールのドラゴンレーダーみたいなものがあます。
- ダンジョンに入ったところで「この中のどこかにある!」とわかる。
- ダンジョンを歩いているときに「あっちの方向にある!」「この近くにある!」とわかる。
「このダンジョンのどこかにある!」「近くにあるぞ……!」となると結構盛り上がります。
アイテム探し
装備品はお店で売っているものだけじゃ実力的に足りません。敵を倒して入手する必要があります。
こういうのはハクスラ(ハック&スラッシュ)と言うんですかね。
敵を倒して強い装備を入手。それを使って更に強い敵を倒し……というのはウィザードリィ好きならたまらないはず。
個性的なアイテム・テキスト
とりあえず例として挙げたいのは武器の「ハイ枝切りバッシャー」。形を見ればわかりますが、高枝切りばさみです。
説明テキストを見ると、「高い所に生ってしまった果実も、これがあればラクラク収穫!」なんて書いてあります。
一見よくわからんアイテム。しかし武器の1種で、敵を一撃必殺で倒すこともできます。
こういうのはエルミナージュ独自のもの……というわけではなく、ウィザードリィにもあったようです。
「カシナートの剣」と名前だけを聞くとかっこいいのに実は元ネタにハンドミキサーがあるとか。
終わりに
以前、このブログではエルミナージュ1・2・3ひとまとめの記事を出しました。
今回エルミ1(エルミナージュORIGINAL)だけで単独の記事を出したのは、近々家庭用ゲーム機で復活する話があるからです。メビウスの方々がTwitterことXで発言したことによると、発売時期は2025年夏。
フェイスロード・スタイルロードはどうなるのか……ここが最も気になるところ。
無理だったとしても、ダンジョンRPGとしては楽しめるんじゃないでしょうか。
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