へべれけ ~SwitchやSteamで新作も登場にょー~

Hebereke-FC 1990年代
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    かわいいキャラクターたち。
    ほどほどの難易度。パスワードも使える。
    2024年に「えんじょいえでそん」としてSwitchとSteamで復活。
機種ファミコン
メーカーサンソフト
発売日1991年(平成3年)9月20日
後に続いた機種3DS WiiU Switch PC(Steam)など

本作に登場するキャラクターはみんなゆるい雰囲気。のんびりして取っつきやすそうな見た目で、ぬいぐるみとしてUFOキャッチャーに入っていそうです。

それでいてゲーム内容はかなりしっかりしていて、ダンジョンを探索しながら仲間集めや謎解きができます。
今どきはこういうゲームをメトロイドヴァニアと呼ぶようです。本作が登場したときはその呼び名がまだなかったはず。

僕はキャラクターもゲーム内容も気に入っていました。
キャッチコピーも結構好いていました。どんな言葉だったかはっきりとは覚えていませんが、主人公たち1人1人挙げてぢぇにふぁーの部分は「泳ぎを愛していた(潜りだったかも)」。最後は「4人は友達になったんだ」とかで終わっていたような。

この漫画と通じる部分があったような気もします。

へべ

Hebereke-FC-020

主人公。見た目はペンギンと雪だるまを足して2で割った感じ。
絵にしやすい姿で、上の絵は図形の○と◇、横棒1本で作りました。
語尾には「にょー」とか「ぴょー」とか付いて、緊迫した場面は一生無理そう。

「激しい争いのせいで世界が崩れ、裂け目に飲み込まれて他の世界に行ってしまった」「元の世界へ帰るために冒険する」というシリアスな設定がありますが、彼自身と作品全体の雰囲気がゆるすぎて信じられなくなってきます。
ゲーム内の解説部分でも、へべ自身が設定について話し始めて途中で「あとはめんどくさいから とりせつをよむにょー」と放り投げます。

ゲーム内では足が速いキャラ。アイテムを取れば壁登りも可能。
必殺技はくびちょんぱあたーく。首がバネ付きおもちゃのように飛んで敵を攻撃します。

本作のゆるい雰囲気の半分くらいはへべの台詞回しに作られているような……
主人公名をタイトルに入れている作品は主人公に特別大きなこだわりを持っている気がします。

おーちゃん

猫っぽい姿ですが着ぐるみ。ダメージを受けるとフード部分が外れ、黒髪が見えます。
「おーほっほっほ」とたかわらいしたり高飛車な態度を取ったりするのが特徴。

ゲーム内で水面に浮いて泳げるのも氷の上を普通に歩けるのもおーちゃんのみ。
必殺技は敵を凍らせるあいすこちこちあたーく。凍った敵を踏み台にして上へ上へ進むこともできます。

助左衛門(すけざえもん)

サングラスをかけたオバケのような姿。
武士のような言葉遣いで礼儀正しい感じですが、このゲームのキャラだし……

ゲーム内ではジャンプ能力が高く、ふわっと移動できます。
必殺技は後頭部を叩いて目玉を飛び出させるめんたまとびであたーく。目玉は自動的に敵を追ってくれます。

ぢぇにふぁー

半魚人のような見た目。頭に付いているものからするとチョウチンアンコウなのかもしれません。
口が悪いキャラですが、雰囲気はぬぼーっとしています。

ゲーム内で水中に潜れるのはぢぇにふぁーのみ。
必殺技は爆弾を吐き出すうげーばくだんあたーく。攻撃より壁を壊すことによく使います。

他のキャラ

へべたちに味方してくれるキャラも敵キャラもみんなゆるキャラっぽいです。

見た目や名前がネズミの国っぽくて「それ大丈夫?」と思えるキャラも……平成初期は昭和の続きみたいなところがあって、いろいろゆるかったし……

上にも少し書いたとおり、本作は

  • ダンジョンを進む。
  • 仲間を集める。
  • アイテムを探す。
  • 謎解きをする。

こういう行動の連続で進みます。
難易度はそれほど高くありません。アクションゲームが苦手な僕でも繰り返しやっていればクリアできるくらいです。

「そんなに難しくない」と思えるのはHPとパスワードのお陰。
昔のゲームは「1発食らったら終わり」みたいなのもよくありましたが、本作は体力制だし回復アイテムもあります。
パスワード(アイテムゲットが必要)も好きなときに取れるので、「ゲームオーバーになったからアイテム集め直しだ……」ということにはなりません。

パスワードを使ったときの再開場所はスタート地点。
ダンジョンの奥まで進んで帰るのが面倒なときはパスワードを使う方がいいかも……おおっと、写し間違いには注意。

昔のゲームなのでこういうのがあります。

アイテムがいろいろ集まった状態でスタート

パスワード画面でF2だけに青玉を入れると、「仲間なし」「アイテムいろいろ収集済み」という状態で始められます。
具体的なアイテムは

  • ハートの器×1
  • カギ(グリーン)
  • すいしょう
  • マップ
  • くすり
  • 命の水
  • コンパス
  • 力の指輪(青・緑・赤)
  • きゅうばん
  • あいすこちこちあたーく
  • うげーばくだんあたーく
  • めんたまとびであたーく

アイテムなしで必殺技使用

すぺしゃるあたーく(必殺技)はキャラごとのアイテムを持っていないと使えません。
しかし

  1. アイテムを持ったキャラがチャージしながらアイテム画面に入る。
  2. チャージボタンを押しながらアイテムなしのキャラに切り替える。
  3. チャージボタンを押しながら元の画面に戻る。

とすると、アイテムを持っていなくてもすぺしゃるあたーくを使えます。

特に印象深かったものを紹介。

Ufouria: The Saga

へべれけの外国語版。
僕は「『うふぉーりあ』か……へべれけっぽい語感だ」と思っていましたが、読み方は「ユーフォーリア ザ サーガ」だそうですうふぉー。

姿が変わったキャラクターもいます。特におーちゃん。どうして哺乳類系から爬虫類系に……

へべれけのぽぷーん

1993年12月22日発売のスーファミソフト。
すごくぷよぷよっぽいですが、「1つはやったら似たのが出てくる」というのは今も昔も変わらない展開なので言うだけ野暮です。

すごいへべれけ

1994年3月31日発売のスーファミソフト。
最大4人で遊べる対戦アクションゲームで、「みんなでいっぺんにバトル開始」「最後まで残った者が勝ち」系のルールになっています。

今はスイッチオンラインで遊べるゲームの中に入っています。

はしれへべれけ

1994年12月22日発売のスーファミソフト。その名のとおり、へべたちが走ってレースします。
キャラごとに性能の差あり。見るからに水生動物のぢぇにふぁーは不利なんじゃなかろうか。

へべれけ2

2024年2月29日、32年以上たってまさかの続編登場。

ドットからフェルト調へ、ダンジョンは入るたびに変化、コミカルな動きのバリエーションアップ、と新しい要素が加わっています。

へべれけ えんじょいえでそん

へべれけ1作目も2024年3月28日に復活。今へべれけ1作目で遊ぶならえんじょいえでそんをSwitchやSteamで買うのがいいです。

「えんじょいモード」ならクイックセーブ・ロード、巻き戻しと遊びやすくする要素あり。
昔と同じパスワードも使えます(上の「アイテムがいろいろ集まった状態でスタート」も可能)。
実績解除の要素もあり。

「すぴーどらんモード」はタイムアタックして世界のプレイヤーとランキング勝負できます。
この記事を書いている時点だと、世界一は26分台。

説明書には「Ufouria: The Saga」の分もあるので、あっちとこっちのおーちゃんがどれだけ違うか比べることもできます。

はしれへべれけEX(仮題)

はしれへべれけも2025年に復活予定だそうな。

僕、このブログでへべれけのことをとっくの昔に書いたと思っていました。とても気に入っていたゲームだったからです。
しかし調べてみると書いていなくて、今回のアップロードとなりました。

へべれけはキャラクター・難易度共に取っつきやすく、お手軽に遊べるゲーム。今は新しいゲーム機で復活しているので、手に取りやすいはず。
皆さんも遊んでみてください。

メーカーの方は作中で「くそげーすれすれの すりりんぐなげーむ」と自虐していますが、これ名作でしょ……

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