ウィザードリィ6 禁断の魔筆

Wizardry6 1990年代
  • いいところ
    キャラクターを自分で考えるのが楽しい。
    ちょっと違う雰囲気のウィザードリィ。
機種PC
メーカーサーテック
発売日1990年(平成2年)8月6日
後に続いた機種スーパーファミコン セガサターン

元々パソコン用のゲームですが、僕が買ったのはスーファミ版です。

ウィザードリィは1980年代から続く超人気ファンタジーRPGシリーズなので、「いつもならこう」というシステムや設定があります。しかしウィザードリィ6は(そして後に続く7や8も)かなり違っています。

拠点

今までのウィザードリィには拠点の町があって、主人公たちはそこからダンジョンにかよっていました。
ウィザードリィ6には拠点の町がありません。主人公たちは冒頭で謎の城に入って、町に戻ることなくそのまま冒険を続けます。
宿屋もありません。回復はダンジョン内での休憩で行います。ときどき不意打ちあり。
酒場もないので、仲間の入れ替えはできません。
道具屋もないので、買い物はダンジョン内のNPCを相手に行います。

いろいろなダンジョン

今までのウィザードリィだと、1つのダンジョンだけを冒険していました。
ウィザードリィ6だと、最初の城だけじゃなくだのだのピラミッドだのいろいろなところに行けます。現地で暮らしている一族と会うこともあり。
バラエティ豊かでイベントもたくさんあるので、見ていて飽きません。

他にもいろいろ

新しい職業や種族が追加されたり、顔グラフィックを付けられるようになったり。
スーファミ版だと顔グラフィックを自分で書くこともできます。これがあったお陰で、僕は次に書くことがよりはかどりました。

ウィザードリィには決まった主人公がいません。主人公一行はプレイヤーが自分に決めていい仕組みです。職業も種族も自由。名前も自由。
そういうことができる点はウィザードリィ6も同じなので、僕は楽しんでキャラメイクしました。顔グラフィックのドット絵も自分で書いて、彼らがどういうきっかけで旅立ったかも考えました。
その時のメンバーは、人間の戦士、人間の僧侶、エルフの魔法使い、フェルパー(猫獣人)のバード、ラウルフ(犬獣人)の戦士、ドワーフのバルキリー、だったと思います。

設定を考えていいゲームなので僕は大ハマり。別売りのセーブデータ保存機だかなんだかまで買った覚えがあります。

主人公たちはコズミック・フォージという魔法のペンを探しています。このペンを使って書いたことは全て現実になるとか……
こういうアイテムは他の作品にもあります。ウィングマンという漫画に出てくるドリムノートなんて、書かれると現実になるノートなのでほぼ同じものです。願いが叶うアイテムと考えれば、ドラゴンボールやトライフォースなど似たようなものはもっと出てきます。
こうしてネタががぶってしまうのは仕方ないことじゃないでしょうか。考えているのは同じ世界に生きている人間なので、同じような願望や夢や発想を持ってしまうこともあるかと。

主人公たちの行動によって結末が変化します。
主人公たちは新たな旅へ……昔からのファンからすると、この結末はファンタジーの領域を超えすぎていて受け入れがたいようです。僕は単純に「主人公たちは今までよりもでっかい旅を始めたんだな」と解釈して飲み込みました。ファンタジーだけどそういう乗り物が出てくる、というアニメを好いていたことがあったお陰です。

パソコン版だと主人公たちのデータを続編に持ち越せます。スーファミ版は続編が出ていないので無理です。

PS1でカップリング移植されたものを買えば今でも遊べる……と思いましたが、「ウィザードリィ123」「ウィザードリィ45」の2組なので6は無関係。
ならばスーファミ互換機とスーファミ版ウィザードリィ6をどうにか用意して……と、する必要はないかもしれません。2024年春、プロジェクトEGGによってウィザードリィ6・7・8のパソコン版が復活します。
個人的には、おまけとして付いてくるサントラの方が欲しいです。

さすが名作シリーズということなのか、ウィザードリィを意識したゲームがいろいろ出ています。

僕が遊んだことのあるゲームだと、世界樹の迷宮とかエルミナージュとか剣と魔法と冒険モノ。(ととモノ)とか。他にも残月の鎖宮とか黄泉ヲ裂ク華とかいろいろあります。

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