- いいところ
シンプルに遊べるシューティングゲーム。
隠し要素がある。
機種 | アーケード |
メーカー | テーカン |
発売日 | 1984年(昭和59年)9月 |
後に続いた機種 | ファミコン Wii PS4 Switchなど |
序盤の物語
殺戮と破壊を繰り返しながら宇宙を進む浮遊大陸ゴーデス。
ファミコン版取扱説明書より引用・抜粋
きみの使命は〝ファイナルスター〟に乗り込みゴーデスを破壊することにある。
名作シューティングゲーム
昔、「ゲームセンター=シューティングゲームいっぱい」みたいなイメージの時期がありました。本作もスペースインベーダーやゼビウスなどと共にそういうゲーセンを作っていたんじゃないでしょうか。
僕の中での本作はファミコンのゲーム(こっちは1985年6月25日発売)。かなりの人気作で、何人もの友達が持っていました。スーパーマリオと一緒にファミコンブームを作った部分もありそうです。
本作の主人公機は地上の敵も空の敵も同じ弾で攻撃します。僕はそれが普通だと思っていましたが、当時としては画期的なことだったらしいです。確かにゼビウスだって地上用と空中用の弾が別々。「よく考えたら同じ弾にした方が遊びやすいよな……別々になっているなんて面倒なだけだった」みたいな「アタリマエを見直した結果」だったのかもしれません。
強化アイテム(仲間?)のパーサーを取った後が連射できて気持ちいいです。BGMも軽快で良し。調子に乗ってやられるところまでがセット。
メーカーは?
ウィキペディアなどで調べると「テーカン」という名前が出てきます。
小学生のころの僕は「スターフォースシリーズはテクモかハドソン」みたいな感覚でした。「テーカン」とは一体何なのか……テクモやハドソンはどうして印象に残っているのか……
「テーカン」はテクモの前の名前。僕が「ゲームにはメーカーという会社が関わっている」と知ったころにはもうテクモに変わっていたんだと思います。
ハドソンはファミコン版の移植をした会社。セガやHAL研究所が関わった移植版もあるそうです。
敵キャラクターたち
スペースインベーダーの敵は宇宙人っぽくてツインビーの敵は食器や野菜などの姿をしていますが、本作の敵は普通に戦闘機っぽい姿をしていることが多いです。
一般敵キャラ
左右に動きながら飛んできたり、主人公機の横を通り抜けていったり、一直線に向かってきたり、分裂したり……バラエティーの豊かさも人気の秘訣だったのかもしれません。
小学生のころの僕は考えたこともありませんでしたが、戦闘機とか捕虜輸送機とかあっちは旧型でこっちは新型とかいろいろ設定があったそうです。
地上にあるもの
僕はこっちについても何者かなんて一切考えていませんでしたが、要塞だとか設定があったみたいです。「?」「⇔」「Β」とか書いていたやつらにも浮遊大陸ゴーデスでの役目があったんだと思います。
ボスキャラ
ときどき出てくるラリオスは、合体前に倒そうとして挟まれてやられたりしていました。
ボスキャラは延々とよけ続けて遊んでいた覚えがあります(こっちもラリオスでのことだったかも)。
ボスに書いてある文字はA、Bと来て次がG。その次がD。どうしてCじゃないんだと思っていましたが、「AlphaのA」「BetaのB」「GammaのG」「DeltaのD」とギリシャ文字を元にした順だからでした。
ファミコン版ではこうですが、アーケード版はギリシャ文字が書いてあるそうです。
隠しキャラ
終盤のある場所を討ち続けると謎の物体が出現。こいつの名はゴーデス!
と、僕は思っていましたが「クレオパトラ」が正式名称でした。
倒すと100万点! なんですが……
ピラミッドの影?
隠されているピラミッドを出現させ、その影の先端を撃つと999万点!
というのはデマ。ファミコンロッキーという漫画で作られました。これが出てくる回は僕も見たような気がします。
ハイスコア
あの敵を普通に倒すと1000点。別の倒し方をすると50000点。
ある敵をうまく撃つと80000点。
そしてクレオパトラは1000000点!
と、こんな感じで点を取っていってハイスコアを目指すのも当時の小学生には面白いところでした。
しかし今の子たちには「点数を多く取るといいことあるの?」という感想になるようです。確かに、レアアイテムや強力スキルと交換できるわけじゃないし……
エンディング?
先へ先へと進み、浮遊大陸ゴーデスの最後までたどり着くと……
難易度が上がった状態で最初から始まります。昔のゲームにはよくあったこと。
裏技
今はともかく昔のゲームには「ステージセレクト」「無敵化」みたいな裏技がいろいろありました。「コンティニュー」「サウンドモード」「追加キャラ登場」が裏技扱いということもありました。
本作のファミコン版にも「無敵化」の裏技がありました。これを使えば撃たれてもぶつかってもやられません。
これを利用し、友人たちと一緒に延々と周回していたことがあります。
アーケード版ではできないはず。できたら1回のコイン投入でいつまでも遊べてゲーセンの方々が商売あがったりです。
その後のスターフォースシリーズ
本作には続編があります。
まずスーパースターフォース。「スーパー」と付いていますがスーファミ用ゲームじゃありません。スーパー桃太郎電鉄と同じでファミコン用です。
シューティングゲームであるだけじゃなく、ダンジョン探索や謎解きの要素もあります。
ファイナルスターフォースというゲームもあったそうですが、僕はやったことがありません。アーケード専用のゲームだったので、僕は触れる機会がありませんでした。
ハドソンから出たスターソルジャーも本作の血を受け継いでいる感じがあります。
今遊ぶならPS4やSwitch
名作だからということか、いろいろなハードに移植されています。
PS4やSwitchに移植されているのはアーケード版。僕みたいなファミコン版しか知らないタイプもこれをやれば元の形がわかります。
終わりに
ハイスコアとか、裏技で無敵化とか、漫画でデマとか、かなり昔懐かしいものがあります。
スーパーマリオほどじゃないかもしれませんが、本作も当時を象徴するゲームの1つじゃないでしょうか。
本作はBGMもかっこいいです。アーケードだとまた別のかっこよさがあったはず。
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