- いいところ
すさまじい自由度。
凝った世界観。
タイトル | The Elder Scrolls V:Skyrim |
機種 | PS3 Xbox360 |
メーカー | ベセスダ・ソフトワークス |
発売日 | 2011年(平成23年)12月8日 |
後に続いた機種 | PS5 XboxSeriesX・S Steam Switchなど |
30年続いているRPGシリーズ
アメリカ生まれのアクションRPG。
「スカイリム」というのは作品の舞台になっている地方の名前で、シリーズ作のタイトルにも「ダガーフォール」「モロウウィンド」など地名がよく付いています。ドラクエで言えば「アレフガルド(ドラクエ1)」「ロトゼタシア(ドラクエ11)」というタイトルにしているようなものかと。
すさまじい自由度
本作に触れる前、くわしい方がこう言っていました。「ゲーム内では何でもできる」と。
大げさだなと思いましたが、本作について知っていくにつれて「そのとおりだな……」という気がしててきました。
本作はオープンワールドで、自由度がかなり高め。ストーリーに従って行動するもよし。好き放題に暴れ回るもよし。
従者(仲間)を連れて冒険するもよし。結婚などで家族を持つもよし。
更には、人外(吸血鬼や人狼)になってしまうもよし。
僕はそこまで自由にやっていませんが、ストーリーを気にせず作中世界のあちこちにある町をめぐったりはしていました。
主人公 ドヴァーキン
ゲーム開始時は捕まっている状態(シリーズではこれが定番のようです)。しかし処刑寸前でドラゴンが現れ、主人公は脱出。
その後でNPCが「機会があったらどこそこへ訪ねてきてくれ」と言っていたんですが、うちの主人公はそれを忘れたことにしてうろちょろしながら生活しています。
彼はドヴァーキンという特別な存在だそうな……「ドヴァーキン」は作中の言葉で「竜を狩る者」みたいな意味だそうな……
しかしうちのドヴァーキン君、ドラゴンを1回しか倒したことがないです。そのとき以外は返り討ち。出会うたびに逃げ回っています。自由度が高いゲームなんだし、そういうドヴァーキンがいてもいいはず。
※難易度は上げたり下げたりできます。下げるデメリットはありません。
僕はブレスオブワイルドで元々ガーディアンから逃げ回っていて、そのうちわりと軽く倒せるようになりました。スカイリムのドラゴンも同じだと思います。
主人公の種族
プレイヤーはゲーム開始時に主人公の種族などを決められます。顔を決めることもできます。
人間
ノルド、インペリアルなどに分かれています。うちの主人公はインペリアル。
どのタイプでもがっしりした体形で、僕は小説のコナン(名探偵じゃなく、映画で言うコナン・ザ・グレート)を連想します。外国ものゲームの主人公にはこういうのが結構いるような。
エルフ
僕はエルフと言われるとソードワールドやロードス島戦記のエルフを思い出しますが、そういう雰囲気じゃありません。これもお国柄みたいなものなんでしょう。
カジート
猫獣人。FF11でもミスラという猫っぽい種族を選びたかったので、本作でも興味がありました。
しかし「主人公は普通っぽい種族にする」というポリシーがあるのでやめておきました。
アルゴニアン
リザードマンっぽい種族。これも選んでみたかったです。しっぽがあるのが面白く、怪獣っぽいので。
オーク
オークをブタ獣人みたいに描写する作品もありますが、本作の場合はすごく体格がいい人間みたいな感じです。鬼っぽいと言った方がいいかもしれません。
エルフの1種だという設定は、指輪物語も「オークはエルフから生まれた」みたいな設定なので納得です。
独特の言い回し
ときどき、他のゲームで聞かないような言い回しが出てきます。
翻訳がうまくいっていないだけの場合もあるそうですが、僕は世界観の類として解釈することが多いです。
下に書いたのは印象に残っている台詞です。
- 「この怪物から逃げたらノルドと名乗りなさい」
恐ろしいモンスターと戦うかどうか相談している場面で、戦いたいキャラが言った台詞。
僕は「もし逃げたら、(厳しい罰や訓練をさせて)勇敢なノルドと名乗れるように鍛え直してやる」みたいに解釈しました。
より正確な翻訳は「この怪物から逃げてもノルドと名乗れるか?」辺りだそうです。僕はわりと合っていた? - 「昔はお前みたいな冒険者だった。ひざに矢を受けてしまって……」
衛兵が主人公にかけてきた言葉。
本当に矢を食らったわけじゃないと思います。もしそれで動きがにぶくなったのなら、衛兵という仕事もやりにくいはず。「何らかの理由で身を落ち着かせることになった」という作中世界特有の慣用句じゃないかと。 - 「ホラアナグマとの議論に負けたような顔」
「キツネにつままれたような顔」みたいな意味でしょうか。
なお、現実のホラアナグマは2メートルくらいあるクマの仲間で2万年以上前に絶滅したそうです。
いろいろなスカイリム
本作は10年以上前に発売されていろいろなハードに移植されてきました。PS3とXbox360で始まり、PS4やPS5、XboxのOneやSeriesX・S、Windows、そしてSwitch……ほとんどの現行機で遊べる状態です。PS4とWindows向けのVR版まであります。
下に書いたのは、僕が触れたことのあるスカイリム。
Switch版
僕が初めて遊んだスカイリムです。
- ゼルダコラボ
マスターソード、ハイリアの盾、英傑の服とリンクの装備を入手できます。 - ジョイコン
Switch版だとジョイコンを振って戦うことができます。
ただし、ジョイコンを少し動かしただけでも主人公が剣を抜きます。ブレスオブワイルドなら村人の前で剣を振ろうが何をしようが怖がられるだけで終わり(そのことが後まで引きずられることもなし)。しかし、本作では何かあればしょっ引かれます。
危なっかしいと感じたので、ジョイコン振りで戦う機能はオフにしました。 - 謎の本
あの日、うちの主人公はダンジョンに入っていきました。途中で本を手に入れ、開けてみると……白紙?
よくわからないまま進んで、パズル的なものを発見。難しい……さっぱりわからん……強敵の倒し方ならともかくパズルは自力で解きたいんですが、仕方がないので攻略を見て何とかしました。
なお、本が白紙だったのはバグで本当はパズルのヒントが書かれていたそうです。
※現在、白紙になるバグは修正されています。
Windows向けVR版
少しだけ遊んだことがあります。
- 広い世界!
VR空間に飛び込むと周りは異世界。本作のオープニング場面なので捕まっている状態なのは気にしない方向で。
最強の解像度! みたいなパソコンを使ったわけじゃないので、大してきれいな景色じゃなかったはずです。それでも普通の部屋にいながら異世界へダイブできるのは衝撃でした。
いろいろなバリエーション
スペシャルエディション
2016年に出たリマスター版。
グラフィックが強化されているそうです。
アニバーサリーエディション
10周年記念版。以前までとは違いがいろいろあります。
サバイバルモードでは空腹や寒さの要素が加わり、ファストトラベル禁止や回復の制限などもあって難しくなっています。歯ごたえのあるゲームが好きな方にはうれしいんだと思います。
エディションたちの関係
ハードによっては、データを買い足して元のスカイリムをアニバーサリーエディションにアップグレードできます。
確認できたのは、PS4とPS5、XboxのOneとSeriesX・S、Steam、そしてSwitchです。
世界の設定
僕は戦うとなるとさっぱりですが、本作(というか本シリーズ)の設定をすごく気に入っています。
作中世界はこういうふうに生まれて、こういう神話があって、この国にはこういう歴史があって、この種族にはこういう習慣があって……という話をいろいろ知りたくなってしまいます。
TESシリーズの設定について語る動画を見ると楽しいです。
僕が特に好きなのは星霜の書というアイテムのこと。インターネット上の説明によるとアカシックレコード的なものみたいですが、こんなすごいものをいち冒険者の主人公が手に入れていいんですかね……そこも自由度の高さ故なんでしょう。
終わりに
うちの主人公は英雄になる気がなさそうですが、本作は伝説的なアイテムを取れるくらいに自由度が高く作られています。うちの主人公もうまくやればすごい英雄になれるはず。
次のシリーズ作も制作されているとか。きっとまた自由度が高いゲームになると思います。
コメント