- いいところ
メガシンカの追加で全体的にハデ化。
バトルリゾートが便利。
略称 | ポケモンORAS |
機種 | ニンテンドー3DS |
メーカー | 株式会社ポケモン |
発売日 | 2014年(平成26年)11月21日 |
今度はポケモンRSリメイク
2002年に発売されたポケモンルビーサファイアのリメイク。舞台はリメイク前と同じホウエン地方です。
グラフィックがきれいになったとかシステムが改善されたとかだけじゃなく、先に発売されたポケモンXYから要素を取り込んでいる部分もあります。
本作だけのオリジナルストーリーも追加されていて、最後まで進めるとかつて幻だったポケモンが手に入ります。宇宙人っぽいアイツです。
メガシンカ
戦闘中だけできる特別な進化。元はドンメルやキバニアだったバクーダやサメハダーがもう一段回先のメガバクーダやメガサメハダーになったり、元々進化しなかったラティアスやラティオスがメガラティアスやメガラティオスになったりします。
ポケモンXYから始まった要素で、本作になってからメガシンカできるポケモンが更に増えました。難点は、全てのポケモンができるわけじゃないので不公平感があること。
ピカチュウやライチュウはできません……でも、メガシンカはゲームでもアニメでもかっこよく表現されています!
メガシンカは次のポケモンサンムーンでもできます。しかし、更に次のポケモン剣盾ではできなくなってしまいました。
それは残念ですが、「ポケモンが更に進化!」という話はいろいろな方々の想像力を刺激したようです。インターネットを見ると「自分が考えたメガシンカ」みたいなイラストがたくさんあります。
僕が好きなのは、とある動画に出ているメガフライゴン。むし・フェアリータイプだそうです。
メガシンカポケモンの例
1種を除き、本作で追加されたメガシンカです。
ほとんどの場合、メガシンカには特殊なアイテムが必要です。
メガジュカイン
今までくさタイプでしたが、メガシンカしてくさ・ドラゴンタイプになります。見た目の変化は他のメガシンカポケモンに比べて少なめ。ただししっぽが伸びてドリルや槍を思わせる形に変化します。
新しいとくせいはひらいしん。かみなりわざを引き付けて無効化します(くさ・ドラゴンというタイプの時点でかみなりわざを4分の1にできるので、メリットは少ないですが)。
すばやさもアップ。この数値はポケモンSVまでの全御三家で最速。ドラゴンタイプの中でも最速です。
メガバシャーモ
御三家の同期たちよりも早く、ポケモンXYの時点で使えるようになっていました。アニポケでもXY編の1話で登場。
後頭部の白っぽい羽毛が逆立ち、ひざ辺りが黒くなりします。タイプはほのお・かくとうのまま。攻撃力が上がります。
新とくせいはかそく。戦場に出ているだけでスピードがどんどん上がります。メガじゃないバシャーモも夢特性ならかそくなんですが、強いとくせいなのでむしろ変えないでくれてよかったです。
メガラグラージ
タイプはみず・じめんのままですが、見た目はやたら筋肉質に変化。ステータスも攻撃力が上がります。
とくせいも攻撃力が上がるものかと思いきや、雨の中ですばやさが上がるすいすい。しかし天候が雨だとみずタイプわざが強くなるので、結局すばやさも攻撃力も上がっているようなものです。
メガレックウザ
タイプは元のままですが、顎のあたりがとがったり角が伸びたりひげがすごくなったり色が明るくなったり……全体的にハデ化しています。
普通はメガシンカにアイテムが必要ですが、レックウザだけはガリョウテンセイというわざの習得が必要になります。このわざは強いので足かせになりません。
新とくせいのデルタストリームは天候変化を無効にしたりひこうタイプの弱点を消したりします。
最近のアニポケに出ている黒レックウザがガリョウテンセイを使うので、もしかしたらメガシンカするんじゃないかと予想している方もいます。
ゲンシカイキ
グラードンとカイオーガだけの特別な進化。
メガシンカと違い、専用のアイテムを持っていると自動的にゲンシカイキします。
ゲンシグラードン
燃えるマグマのような色の筋があちこちに出現。大きさもアップ。タイプはじめんからじめん・ほのおになります。
元の姿では「カイオーガのライバルらしいけど、あっちはグラードンが苦手なみずタイプ。しかもとくせいのあめふらしでみずわざの効果を上げてくる」「そんなの勝てるわけないじゃんか……」とか言われていましたが、この姿なら新とくせいのおわりのだいちで天候をおおひでりに変え、みずわざと天候変化を無効化できます。
ジラーチ映画に出てきたグラードンと似ているような気がしていましたが、比べてみるとそれほどでもありませんでした。
ゲンシカイオーガ
全身にサファイアカラーの筋が出現。大きさは倍以上になります。
新しいとくせいははじまりのうみ。天候をつよいあめに変え、ほのおわざと天候変化を無効化します。ただしカイオーガは元々ほのおタイプに強いので、ゲンシグラードンに比べて自分へのメリットが少なめ。本来の強さがカイオーガ>グラードンなのでバランスを取っているんだと思います。
おおぞらをとぶ
ドラクエの名曲みたいな名前ですが、ポケモンの話です。
ポケモンにはそらをとぶというわざがあり、これを使うことで他の場所まで一気に行けます。今風に言うとファストトラベル、昔からある言葉だとルーラです。
本作ではメガラティアス・メガラティオスに乗って飛び回ることができます。昼間飛ぶ場合の曲「天翔ける夢」は明るく壮大な雰囲気で、夜飛ぶ場合の「天翔ける幻」は落ち着いた感じの曲。
これら2曲の「夢」と「幻」を合わせるとラティアスラティオス関係のアイテム「むげんのチケット」の「夢幻」になるとか。
僕は「無限」だと思っていました。あのチケット増えるし。
リメイク前のマボロシじまは本作にありません。その代わり、おおぞらをとぶでまぼろしのばしょに行くことができます。ここにはディアルガ・パルキアやレシラム・ゼクロムなどがいます。
リメイク前からリメイク後へ
前の世代から次の世代にポケモンを引っ越しさせる方法があります。この記事を書いている時点だと、準備が整っている方ならゲームボーイアドバンスのポケモンルビーサファイアからSwitchの最新作まで行けます。
つまり、リメイク前のポケモンルビーサファイアからリメイク後の本作まで連れていくことも可能。
本作が新作だったころ、リメイク前からリメイク後に引っ越しさせられるのはルビーサファイアだけでした。今は「ポケモンダイヤモンドパールからポケモンBDSPへ」もできます。
トレーナーたちの変化
物語が終わりに近づくころ、メガシンカアイテムを持っていて自分の切り札ポケモンをメガシンカさせるトレーナーが出てきます。
そこはポケモンXYでも同じようなものなので予想できることです。しかしそれだけじゃなく、追加イベントにつながっていきます。
エピソードデルタ
殿堂入りした後で始まる追加イベント。
ホウエン地方に隕石落下の危機が到来。偉い人たちが考えた対策は、隕石を別の世界に飛ばすことでした。
一方、メガシンカアイテムが奪われる事件も起きていました。犯人はヒガナという新キャラクター。彼女はメガシンカアイテムをうまく使って隕石を止めようとしていました。
わざわざそんなことをするくらいなので、隕石を異世界へ飛ばす作戦には反対。転送装置を壊します。
異世界なんて僕たちからすれば「そんなのあるのぉ?」みたいな感じですが、少なくともポケモン世界には「ルビーサファイアの世界」と「オメガルビーアルファサファイアの世界」があるとわかります。もし本作の世界の身代わりとしてルビーサファイアの世界がひどいことになったら困ります。だからヒガナの考えにも一理ありです。
しかしそれでも「強硬的な言動を取るのはどうなの」「盗むのはいかんだろ」と思われたのか、ヒガナは評判が悪いです。やはり相談は必要。
最後まで進めるとデオキシスをゲットできるようになります。「まさか幻のポケモンを普通の手段でゲットできる日が来るとは……」なんて思いましたが、今ではミュウやジラーチもゲットできます。量産も可能です。
バトルリゾート
エピソードデルタをクリアした後で行ける場所。
育てやがいたりステータス判定のジャッジがいたり、島をぐるぐる回ることでタマゴ孵化できたり……クリア後はよくいる場所になります。僕もよくここでタマゴを増やしていました。
まとめ
突っ込まれる部分もありますが、メガシンカの追加やおおぞらをとぶ、バトルリゾートなどいいところもたくさんあります。
おおぞらをとぶで伝説のポケモン、エピソードデルタでデオキシスをゲットできることも人によっては大喜びポイントじゃないでしょうか。
僕はHGSSを最強のポケモンリメイク作だと言っていますが、本作もかなりいい出来だと思います。
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