ファイナルファンタジー(初代) ~強いストーリー性や多彩なジョブは既に存在~

FFI 1980年代
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    FFシリーズの始まり。
    リメイク版では遊びやすくなったり追加要素があったり。
略称FF1 FFI
機種ファミコン
メーカースクウェア
発売日1987年(昭和62年)12月18日
後に続いた機種PS1 ワンダースワンカラー Switch PS4など

いにしえの都コーネリアでは、王女セーラが騎士ガーランドによって誘拐される事件が起きていた。そこに4つのクリスタルを持つ光の戦士たちが現れ、ガーランドを倒しセーラを救い出す。

世界では4体のカオスによってクリスタルの光がさえぎられ、さまざまな異変が起きている。光の戦士たちは世界の平和を取り戻すために旅立つ。

今ではグラフィックがすごいFFシリーズにもドットのゲームだった時代がありました。本作もそういうころのゲームです。
本作が発売されたのはドラクエ3が登場する日(1988年2月10日)の二か月弱前。ドラクエシリーズは3からバッテリーバックアップでしたが、FFは1発目の本作からでした。

当時の僕はまだ小学生。ドラクエにハマっていたので、他のゲームをやろうなんて考えもしませんでした。
その後高校生になってからFF4で初めてFFシリーズを手に取り、社会人になってからPS1版FF1・FF2のセット(2002年10月31日発売)で本作を遊びました。しかし、そのときはエンディングまで行けませんでした。

FFI,II-0

それから10年以上たってWiiUのバーチャルコンソールでゲームボーイアドバンス版(2016年1月6日配信開始)を購入。しかし最初の方で中断……
5年以上たったところで再開し、ようやくクリア。それが去年のことです。この記事を書いている時点だと、僕が最も後になってクリアしたFFシリーズになっています。

この見出しだと魔動王グランゾートのオープニングみたいですが、本作の方が先です。そもそも、かっこいい言葉だからか特撮などいろいろな作品で使われています。

本作で言う「光の戦士」は主人公たちのことです。
名前や個性はなく、プレイヤーが決めていいようになっています。戦士や魔法使いなどの職業は6つ用意されていて、それもプレイヤーが決める仕組みです。

最初は2頭身。しかしクラスチェンジすると伸びます。僕は元のままの方がよかった……そう思った方が他にいたかどうかは知りませんが、FF3は同じくジョブがあるFFシリーズですがどのジョブだろうと2頭身です。

戦士→ナイト

普通に剣や鎧を装備して攻撃力や耐久力でパーティーを支えてくれるジョブ。大体みんな戦士を1人は入れるんじゃないかと。
クラスチェンジしてナイトになると白魔法を少しだけ使えるようになりますが、おまけ程度。

シーフ→忍者

シーフは耐久力が低いせいで活躍させにくいです。
忍者になったらFF3やFF5みたいな活躍を……と言うほどじゃないです。アタッカー能力は低め。

モンク→スーパーモンク

最初だけ弱めですが、レベルを上げるとHPや攻撃力がバンバン成長します。僕は念入りにレベル上げするタイプなのでちょうどよかったかもしれません。

白魔術士→白魔導士

とりあえずパーティーに入っていてほしい回復役。HPも結構成長します。
白いフードをかぶった姿はこのときから。クラスチェンジ後もかぶったままでいてほしかった……

黒魔術士→黒魔導士

FF5で黒魔法が強かったので選んでみましたが、FC版だと魔法は回数制(後述)。強い魔法を連発するわけにはいかず、活躍させにくいです。
帽子をかぶって顔が隠れた姿もこのときから。こっちもクラスチェンジすると顔をさらします。

赤魔術士→赤魔導士

物理攻撃ができて回復魔法も攻撃魔法も使えます。「どれも中途半端」ではなく「どれもかなりできる」という感じ。
この記事を書くにあたって赤のことを調べていると、「最初は弱い」と書いてあるサイトもありました。僕はGBA版で使ったときに最初から強いと思いましたが。

コアクリスタル

本作は1発目だったからか、他のシリーズであまり見ない要素がいくつかあります。

  • クリスタルを主人公たちが最初から持っている
    FF3・FF4・FF5辺りだとクリスタルはあちこちにドーンと置いてありますが、本作では主人公たちが持っていてステータス画面に表示されます。
    リメイク版だと主人公たちが持っているのと別にドーンと置かれたクリスタルもあります。
  • クリスタルが丸い
    後のシリーズ作だと上の画像みたいな形ですが、本作では水晶玉みたいな形をしています。
    リメイク版だと上の画像みたいなの形になっています。
  • 魔法が段階制
    「白魔法の第1段階はケアル、ディア、プロテス、ブリンク」「第2段階はブラナ、バサンダ、サイレス、インビジ」みたいに分かれていて、各段階3つずつ覚える仕組みです。
  • 魔法が回数制
    「第1段階は9回」「第2段階は7回」みたいになっていて、段階ごとにその回数までしか使えません。最大9回で、黒魔術士が攻撃魔法を連発できないのはこのせい。
    リメイク版はMP制になったり回数制のままだったり。
  • 戦闘曲は1つ
    雑魚敵も中ボスもラスボスも戦闘曲は同じ。昔のゲームだしこんなもんです。
    リメイク版では中ボス曲やラスボス曲が追加されました。
  • シドはまだいない
    毎回シドというキャラクターがいますが、初登場は次のFF2です。
    リメイク版ならFF1にも名前だけ出てきます。

何年も中断させていた僕ですが、とうとう最後のダンジョンにたどり着き……

えっ……こんな場所があったとは……
こいつがラスボス? まさかこんな相手とは……!
おら、見てはならねえもんを見てしまっただーーーーっ!

などと昔懐かしいアニメのように驚くことはありませんでした。30年以上前のゲームなのでいろいろ知っていたからです。

僕はそんな反応でしたが、知らなければ普通に驚くべき展開です。

FFは最初からストーリーをかなり重視していたと思います。

本作はいろいろな機種でリメイク版が出ています。
追加要素があることも……例えばGBA版ではモンスター図鑑や追加ダンジョンがあります。

現在最も手に取りやすいのはSwitchやPS4などで遊べるピクセルリマスター版。追加ダンジョンはなくなりましたが、バトルで入手する経験値やギルを増やしたり減らしたりすることで難易度調節できます。魔法は回数制です。

上にも少し書きましたが、シリーズ1作目ということで制作者の方々も様子を見ながらやっていた部分があったと思います。
そうやって生まれたFFがシリーズ化して30年以上に渡って続いているのはすごいことだと思います。

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