バイオハザード(初代) ~怖いゲームの金字塔~

BIO-HAZARD1 1990年代
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    緊張感あるゲーム内容。
    後にシリーズ作がいろいろ誕生。
機種PS1
メーカーカプコン
発売日1996年(平成8年)3月22日
後に続いた機種ゲームキューブ Wii PS4 Switchなど

1998年7月、主人公たちは深い森を訪れていた。目的は、猟奇事件の調査に向かって消息を絶った仲間たちを探すこと。
仲間たちのヘリコプターを見つけたものの、人の姿はない。しかも猛獣のごとく暴れる野犬に襲われ、主人公たちは森の中の館に逃げ込む。
しかし安堵することはできなかった。主人公たちを待ち受けていたのは怪物の群れだった。

おっかないゲーム自体は本作以前にもありました。しかし本作はそれまでの怖いゲームとは一線を画していました。
本作のハードはPS1。僕がそれまで遊んできたファミコンやスーファミとはスペックが違ったみたいです。

襲い来るゾンビたち

館を進むとあっちからこっちからゾンビが出てきて、主人公に襲いかかってきます。やけにゆっくりした動きやうなり声も怖さを引き立てます。

ゾンビというもの自体は映画やゲームで見てきました。しかし画面の中に自分のキャラがいてそれに襲いかかってくる(しかも襲われて苦しむところもしっかり描写される)ことでおっかなさが割り増しされました。

「ゾンビに襲われた者もゾンビになる」という現象は映画のバタリアン辺りで見ていたはずです。しかし本作で遊んだときの僕はファンタジーで上書きされていたのか「ゾンビは呪いやアレな魔法によって発生する」みたいな感覚になっていました。だから「ゾンビがうつる」という流れに新鮮さを感じました。

限りあるアイテム

RPGならダンジョン内で危なくなるたびに脱出して再突入すればいいです。
しかし本作は館から出られません。武器、薬などのアイテムも館の中で見つけないと補充できません。ゾンビとの戦いで体力を消耗し、銃弾も薬も使い果たし、館の中で新たに見つけられなかったら「詰み」になるんじゃないでしょうか(そこまでの状況になったことはありませんが)。

特に僕をおびえさせたのはセーブ回数(=セーブ用アイテム)に限りがあること。僕はしょっちゅうセーブしないと気が済まないタイプ。なのに本作ではセーブ回数が制限される……これだけでも僕は緊張感のあるゲームをすることになりました。

館自体が怖い

RPGのダンジョンなら、ずっとダンジョンBGMが流れています。
本作では移動中にそういうBGMってあったでしょうか……あまり覚えていません。聞こえるのはゾンビのうなり声や床がきしむ音ばかりだったような気がします。

ドアをくぐったり階段を移動したりするときは一瞬でドアや階段の先へ行けるわけじゃないです。ドアが開くところや階段を踏みしめるところが間を持たせるように描写されます。これが「先にまたおっかないのがいるんじゃ……」という恐怖を刺激してきます。
とか思っていましたが、これは「ロード時間をうまく使って怖そうに見せかける」というテクニックだったそうです。やられた……

主人公たちが変な犬に襲われるオープニングも暗くて怖いですが、国内の河原で撮影したそうです。

クリスを選ぶとハードモード、ジルを選ぶとイージーモードになります。
僕はどっちを選んだっけ……全然覚えていません。両方やった可能性は……アクションゲームが苦手なのでジル=イージーモードだけだったかもしれません。

僕はおっかなびっくりプレイしていましたが、うまい方はナイフ1本でクリアできるそうです。

主人公たちはずっと英語でしゃべります。字幕は日本語なので、英語さっぱりの僕は読むことで主人公たちの会話を理解します。
詳しい方によると、この英語ボイスは発音があまり上手じゃないんだとか。そうだったのか……僕は全然気づいていませんでした。

探索を進めていると、元々館にいた人の日記が見つかります。
その中には館の中で起きた事件のことが……

日記を書いた人は少しずつ体調におかしさを覚え、だんだん心までむしばまれ……最後のページには「かゆい うま」の言葉。

それはよろしいのですが、おかしくなりながらも日記を書き続けるとか余裕があるのかないのか。

今はPS3、PS4、XboxOne、Switchなどでダウンロード版を買うことができます。

リマスター版なのでグラフィックがきれいになっていて、日本語のボイスも追加されています。
ドアを開けたときの表現は……それは怖く見せるためでもあるのでそのままにしておいても仕方ないかと。

バイオハザードシリーズは初登場から25年以上たった今も続いています。

僕は初代しかしていませんが、新作のニュースは懐かしさと共に見ていたり。「7の次は8じゃなくてVILLAGE」「しかしよく見るとVIIIが隠れている」というのは面白い表現だと思いました。

PS5やPCではVRにも対応。デジタル空間でゾンビたちに襲われるのはかなり怖そうです。「夜にはしたくない」というタイプのゲームよりも直感的な恐怖があるかと。

映画版もいろいろあります。舞台もあるらしいんですが……やっぱりホラー的な怖さがあるんでしょうか。

もう「ゾンビ相手の怖いゲーム」の代名詞になっているような……

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