- いいところ
王道の展開。
好感を持てるキャラクターたち。
略称 | ゼノブレ1 |
機種 | Wii |
メーカー | 任天堂 モノリスソフト |
発売日 | 2010年(平成22年)6月10日 |
後に続いた機種 | 3DS WiiU Switch |
序盤の物語
世界に広大な海と空しかなかったころ、二柱の巨大な神――巨神と機神が争いの果てに骸となった。
長い年月が過ぎて巨神の骸は巨神界となり、ホムス族などの命が生まれた。一方機神の骸は機神界となり、機神兵が生まれた。ホムス族は機神兵による侵攻を受ける。機神兵は英雄的な人物の活躍によって止められた。しかし一年後、平和に暮らしていたホムス族を機神兵たちが再び襲う。
新しい名作RPGの始まり
Wiiを持っている方に「Wiiの面白いRPGは何?」と尋ねたら名前を出されそうなゲーム。
作ったのはモノリスソフト。ここにはFF4・5・6やクロノトリガーやゼノギアスを作った方々がいます。本作を作るまでに積み重ねてきた経験値が違うわけです。
王道の展開で物語が進むので、安心して遊ぶことができます。
主な登場人物
シュルク
主人公。研究・開発が大好きな青年です。基本的に温厚ですが、勇気や正義感を持って敵に立ち向かっていきます。
1年前の英雄が使っていた武器のモナドを研究していましたが、自らそれを握って戦うことに。未来視(ビジョン、少し先の未来を見る能力)にも目覚めます。
バトルでは攻撃役。技を使うときに敵の横や後ろへ移動すると大ダメージを与えられるので、あっちにこっちに動き回ることで結構いそがしいです。
それはよろしいのですが、敵の注目を集めてしまうとあっさりやられるので盾役や回復役の手助けが絶対必要です。
フィオルン
ヒロイン。シュルクの幼馴染で英雄の妹。1年前の戦いで深いダメージを負った兄や研究に熱中しすぎるシュルクの面倒を見ています。
しかし、機神兵が来て……「ずっとこんな日が続けばいいのに」とか言ってしまったのがフラグすぎた……
ダンバンさん
1年前の英雄。戦いの中で深いダメージを受け、右腕の自由を失っています。妹さんが18でお兄ちゃんが30なので、年の差は干支1周分です。
声はベジータ。声を聞いていると、「おっ、ベジータがいる」なんて思うときがたまにあります。声を担当している方は聖闘士星矢だと大人しい子の役なんですが……そういや星矢だとアンドロメダの聖闘士ですが、こっちだと脱げば脱ぐほど強くなるスキル持ちなのでドラゴンの聖闘士っぽいです。
ライン
シュルクの友人。しかしシュルクと逆で考える前に動くタイプ。
バトルでは盾役。敵の注意を引き付けたり「ワイルドダウン!」と叫んで敵を止めたりします。彼がいないとシュルクはすぐにやられます。
カルナ
回復役。この人がいないとシュルクもラインも生命の危機です。
武器はでかい銃。回復技の名前がヒールバレットなので、治療のときも使っています。弾の種類を間違えられたら 嫌すぎる……
別の争いではメインヒロインじゃない方の味方になります。
メリア
個人的にはこっちの方がメインヒロイン。見た目は若い子ですが、長寿の種族なので実年齢はシュルクよりもかなり上(シュルクたちの種族の年齢に換算したら10代後半)。
仲間たちはみんな剣や銃で戦うのに対し、この人だけは魔法で戦います。使いにくい部分がありますが、この人にがんばってもらわないと難易度アップになってしまうボスもいます。
魔法使いですが肉弾攻撃もあります。飛びひざ蹴りを食らわせるスターライト・ニーです。しかし出した後で痛がるので、やめとけと言いたくなります。
リキ
いかにもマスコットキャラっぽい見た目。しかし実は子持ちでいい年。
村の勇者ですが、交代でやっている役職なので特別偉いわけじゃないです。
基本的にはギャグキャラ。そうかと思うと、年長者としてまともなことを言ったりもします。
バトルシステム
3人1組でのバトル
主人公側は3人で敵と戦います。攻撃役、盾役、回復役それぞれ1人ずつにするのがいいです。
操作するのはそのうちの1人。残り2人はオートで行動。攻撃役をプレイヤーが動かして盾役と回復役をオートにすると戦いやすいです。
とりあえず「攻撃役→シュルク」「盾役→ライン」「回復役→カルナ」にしておけば9割くらいはサクサク進めます。他のキャラを使うのは慣れてからでいいかと。
上にも少し書いたとおりメリアを自分で操作して魔法をガンガン使わせる方がいい場面も後半になると出てきます。
ビジョン
シュルクの特殊能力。少し先の未来、というか仲間が大ダメージを受けたりやられたりする場面を見て、未来を変えるための行動を取れます。
「やったけど駄目だったよ……」となることもあったのは、僕がうまくできなかったからだったんでしょうか。
モナド
シュルクやダンバンさんが使う武器。使う技によって、柄の部分に謎の文字が出ます。「斬」「機」「轟」とか……
3DCGのRPGだと、キャラクターが鞘を使わずに剣を背負ったりします。「剣を鞘に出し入れする」という動きを再現するのが難しいのかもしれませんが、冷静に考えると鞘なしの剣なんて危ないです。
しかしモナドは所有者が使わないと謎パワーの刃部分が出なくて大丈夫そう。
王道の展開
故郷をひどいことにされた主人公が旅立ち、仲間を集めながら冒険。先々で敵とぶつかったり思いがけない相手に会ったり……ラストの寸前はピンチ。そこから逆転して大団円。
下手にひねったりしていないので、安心してプレイを進められます。
BGM
いい曲が多く、僕は作業中や運転中に聞くことがよくあります。
特に好きなのはプロローグA・B、コロニー9、ガウル平原辺りのかっこいい曲や明るい曲。
名を冠する者、機の律動、イレギュラーバウンドもかっこいいんですが、僕は結構逃げ回りながら進めていたせいで「敵から逃げるときのテーマ」みたいな印象になってしまっています。
続編
今はゼノブレイド2・3がSwitchで出ています。
1をやらなくても2や3を楽しむことはできます。しかし、1を知っていればニヤリとできるところがあります。
2でアレを聞いたときはおどろきました。それと、モナドがどういう外見的特徴だったか覚えておくといいかもしれません。
今遊ぶなら
大昔のゲームと言うほどじゃありませんが、いろいろなハードに移植されています。
2015年、New3DS版が出ました。これはNew3DSとNew2DS専用。最初の3DSや2DSでは遊べません。
2016年、WiiUにも移植されました。こっちは安め。
2020年になると、Switch版まで出ました。これは追加シナリオ付きで、今最も手に入れやすいです。ニンテンドーカタログチケットも使えます。
まとめ
本作はわかりやすい展開で、とても取っつきやすいです。だからゼノブレイドシリーズ最初の1作にするのに合っています。
そして1を気に入ったら2や3へ……というのがいいルートだと思います。
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