聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝 ~何度もリメイク・移植された名作~

Seiken1 1990年代
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    シンプルで遊びやすいシステム。
    衝撃的なストーリー。
機種ゲームボーイ
メーカースクウェア
発売日1991年(平成3年)6月28日
後に続いた機種ゲームボーイアドバンス PSVita Switchなど

イルージアの山の頂上には、全宇宙の力によって成長するマナの樹が祀られている。
伝説によれば、マナの樹に触れた者は永遠の力を得るという。
世界征服を狙うグランス公国のシャドウナイトもマナの樹の力を狙っていた。

主人公はグランス公国によって囚われの身とされていたが脱出し、モンスターに襲われていた少女を助ける。
少女はボガードという人物を探している。それは主人公が囚われているさなかに聞いた名だった。

聖剣伝説シリーズの1作目。最初はファイナルファンタジーの外伝として発売されました。
サブタイトルに偽りはなく、「チョコボ」「魔法がケアルやファイア」「飛空艇」などFFっぽい要素がたくさんあります。
その一方で、「マナの樹」「ラビ」「ボンボヤジ」「踊る商人」などこれから聖剣伝説の定番になっていくものはすでに登場しています。

聖剣伝説はアクションゲームでRPG。アクションゲームのように動きがあり、RPGのように主人公がレベルアップします。
聖剣伝説2の記事でも書きましたが、僕はアクションゲームが苦手。しかしアクションRPGなら主人公が育つので、苦戦していた相手でもだんだん楽になってきます。
僕にとっては本作が初めてのアクションRPG。ここからいろいろなアクションRPGをやるようになりました。

と、記事を書くためにアクションRPGのことを調べ直していたら「ドルアーガの塔もアクションRPG」と書いてあるサイトを発見。
たしかに僕の感覚だとゼルダの伝説もアクションRPGで、ドルアーガもゼルダと同じようにアイテム入手で主人公が強くなっていく……ドルアーガの塔をアクションRPGと考えたら、聖剣伝説は2番目に遊んだアクションRPGです。

このゲームは主人公とヒロインに名前を付けることができます。僕は好きなアニメから取りましたが、自分と好きな子の名前にしてしまうと後で困ることになるかも……

個人的にはバハムートラグーンよりマシです。

主人公は剣闘士のような生活をさせられていた場所から脱出し、ピンチに陥っていたヒロインを助けます。そこから先は主人公とヒロインを中心にストーリーが展開。
僕は天空の城ラピュタのような話だと感じ、とてものめり込みました。

基本的に、このゲームは主人公1人旅。しかし仲間が加わることもあります。上記のヒロインも仲間キャラの1人です。
下に書いてあるのは、印象に残っている仲間キャラです。

ヒロイン

話しかけるだけで回復させてくれるのが助かります。
昔の創作物ではオーソドックスなヒロインキャラ。今どきのものだったら自分でも戦っていたのかもしれません。

謎の赤魔道士

フラッと現れて助けてくれる人。魔法攻撃で手助けしてくれます。
ただし放った魔法が必ず敵に命中するとは限らず、ゲーム誌の読者投稿コーナーか何かで「狙って撃てや!」と突っ込まれていました。

よく外れることを友人に話したら、「そいつ、わざとやってるだろ」と言われました。
そういう解釈もあり?

マーシーことマミーシーカー

「またいつか……会えるよ……」と言いつつ主人公を助けてくれる場面が印象的。
戦うときはレーザー攻撃。話しかけるとMP回復。彼を作ったボンボヤジって、実はすごいテクノロジーの使い手なのでは……

チョコボ


献身的なキャラ。人間と動物の友情のような一面もあります。
当時はFF4すらまだ発売されていない時期だったので、キャラクター色や個性が強いチョコボは聖剣伝説が初めてでした。乗ればちゃんとチョコボのテーマが流れます。

チョコボに名前を付けたかった……

ポケモンのアニメだって、サトシのピカチュウはピカチュウって呼ばれ続けてたし!

ボガード

漫画や小説なら、こういうじいちゃんは戦わせるとやたら強かったりします。
こっちでは、仲間として一緒に戦うときにめっちゃ頼れるわけじゃないです。ボガードの武器が当たるとは限らないせいです。

赤魔道士もボガードも、適当に戦っているとか弱いとかではなく昔のゲームなのでシステム的にうまくいっていないだけなんでしょう。

レベルが上がると、

レベルアップですぜ
あんたも せいちょう したもんだ

と、メッセージが出ます。一体誰が言っているのか。

主人公役の声優さんがその台詞を出す作品もあるので、主人公自身の心の声なのかもしれません。

ジョブタイプ(サイトによっては成長タイプと書いてあります)として「戦士」「モンク」「魔道士」「賢者」をレベルアップのたびに選べます。
主人公が剣で戦う前衛キャラなので、僕は前の2つばかり選びたい……しかしアクションゲームがうまいタイプじゃないので、回復魔法に使うMPを増やすために魔術師も選んだ方がよさそうです。

ジョブタイプのことを軽くまとめておきました。

物語の途中でチョコボがパワーアップし、背中に乗ると水上でも移動できるようになります。そうなってから主人公の行動範囲はかなり広がります。
作中世界を自由に動き回れるのは僕にはとても楽しいこと。ドラクエ2で「サマルトリアの王子を仲間にしないでムーンブルク側へ行こうとする(←行けません)」とか、ブレスオブザワイルドで「はじまりの台地から下りてすぐ城へ突入しようとする(←行っても勝てないのに)」とかしたがるタイプなので。

ゲームボーイということで、曲の数は最近のゲームと比べて少ないです。
しかしいい曲ぞろい。
「果てしなき戦場」「戦闘1・2」「デンジャー」「聖剣を求めて」「最後の決戦」はかっこいい。
「グランス公国」は不気味な雰囲気でゾクッと来る。
特に「聖剣を求めて」は、主人公が挫折から立ち直って再出発する場面を盛り上げてくれたので最も印象に残っています。

この曲、ものによって「聖剣を求め」だったり「聖剣を求めて」だったりします。うちのiPadに入っているのは「求め」の方です。

2003年、リメイク版の新約聖剣伝説が発売されました。しかしゲームボーイアドバンスのソフトなので今は入手が難しそうです。
2016年、3D風味にしたリメイク版が発売されました。Switchで出たリマスター版ゼルダの伝説夢をみる島(こっちも元はゲームボーイ)と似た雰囲気です。
2017年、Switchで聖剣伝説コレクションとして2・3とセットで発売されました。これならダウンロード版をすぐに買えます。ほぼそのままの形での移植ですが、どこでもセーブ・ロードできるのでやり直しや中断をしやすくなっています。

この記事を書くにあたって、聖剣伝説コレクションで最初の方だけやり直しました。
グラフィックはゲームボーイの白黒なので今のゲームよりずっと下ですが、物語は出だしから衝撃的な展開ばかり。プレイヤーを飲み込んでくるものだと感じられました。戦闘システムも、シンプルでとっつきやすい作りです。
ゲームにはゲーム機の性能が必要。しかし最も大事なのは遊んで面白いかどうかなんだと思います。

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