マリオカートワールド クリア後レビュー

Mariokart-World-Clear-Review 2020年代
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  • いいところ
    パワーアップしたグランプリ。
    緊張感があるサバイバル。
    自由度が高いフリーラン。
略称マリカワールド マリカワ マリワー
機種NintendoSwitch2
メーカー任天堂
発売日2025年6(令和7年)6月5日

スーパーファミコンで始まったマリオカートがSwitch2にも登場。
前作がSwitch1のマリオカート8デラックスと考えると8年ぶり、WiiUのマリオカート8と考えると11年ぶりです。

マリオカートは大抵の任天堂ハードで新作が登場していました。しかしSwitch1ではWiiUのマリオカート8をリメイクしたデラックスだけだったので、物足りなく感じていた方もいたのでは。
本作はそんな方でも満足できるゲームです。

以前のマリカーはレースが大部分を占めていました(レースゲームなんだからそれでいいだろという突っ込みはともかく)。本作はオープンワールド的な遊び方もできるようになっています。

今までのマリオカートシリーズだと、作中世界はコース内しか作られていませんでした。
「それが当たり前だろ……」というのは僕の世代の考えなのかもしれません。本作なら作中世界はオープンワールドで表現されていて、コースとコースの間も存在します。

僕が初めて遊んだマリオカートはスーファミ版(初代)。あのころのマリオカートが印象に残っているので、進化の大きさに驚かされてしまいます。

登場するドライバーは今までどおりのマリオ、ルイージ、ピーチ姫、ヨッシー……と、定番のキャラがそろっています。

その一方で、存在に驚いて2度見3度見してしまうキャラもいます。

「何それ……」となるキャラの例
  • ウシ
  • ゆきだるま
  • カニ
  • リフトン

ウシやゆきだるまはマリオ・マリカシリーズにチラッと出てきたキャラ。
カニはスーパーが付かないマリオブラザーズの敵キャラ。またの名をサイドステッパー。
リフトンはスーパーマリオワールドでマリオを乗せてくれるキャラ。

本作のレースで1度に参加するキャラの数はシリーズ最大の24人。「かぶりにくくしたい→キャラを増やしたい→あっちこっちから持ってくる!」ということになったんじゃないですかね。

4つのコースで勝負する、今までどおりのモード。
最初のキノコカップから最後のスペシャルカップまで8つが用意されています。

何もかも今までどおりというわけじゃありません。上にも書いたとおり、対戦人数は24人。わちゃわちゃと入り乱れる感覚は以前よりも増しています。

マリオカートは相手の妨害が重要なゲーム。うまくやれば下位から一気に上位へ駆け上ることができ、逆に上位から下位へ引きずりおろされることもあります。
ドライバーが増えたということは邪魔してくる人も増えたということで、パーティーゲームとしての楽しさが増したと言えそうです。

作中世界として作られた島を横断・縦断するほど長いレース。

途中にゲートがあり、「20」とか「4」とか書いています。
これは「この順位に入っていなかったドライバーは脱落」という意味。まさに生き残り競争のサバイバルというわけです。

上にも書いたとおり、マリオカートは妨害が重要で一気に下位へ引きずりおろされることもあります。ゲートでの行動が勝敗を分けるので、緊張感は今までどおりのレースより強くなっています。

グランプリは「~カップ」なのに対し、サバイバルは「~ラリー」です。

オープンワールドで作られた作中世界を自由に走り回れるモード。個人的な購入理由はこれでした。

スーファミのマリオカートのころからコースの外にも世界があったはずじゃないですか。キノピオたちが働いているかもしれませんし、クリボーたちがうろちょろしているかもしれません。しかしスーファミなので行けない……

本作のフリーランならコースの外へ走っていって何があるのか直接見ることができます。

時間や天気の概念もあり、風景はいろいろな姿を見せてくれます。
普通の自動車が走っていたり住人(キノピオとか)が歩いていたりして、作中世界の暮らしを感じることもできます。

今のところ僕が気に入っている場所は海上。
水面は実際に水があるかのよう。波にのまれそうになりながら進むと作中世界の自然を感じられます。
プクプクが群れを作っていたり巨大プクプクが恐ろしげに泳いでいたりするのもいいところ。巨大プクプクに食われることはできないんですかね……

エンディングを見るだけだったらグランプリの8カップをクリアすればいいです。
しかし本作はそれだけじゃ終わりません。

隠しキャラ

本作はゲーム開始時点からかなり多くのキャラを選ぶことができます。
一方、特定の条件をクリアしないとプレイアブルにならないキャラもいます。例えば上に挙げたキャラだとウシは最初からいてリフトンは途中で追加されました。

今のところマリオカートワールドのキャラは全部で50人。これを全てそろえることにはコレクション的な面白さがあります。

ヨッシーズと衣装チェンジ

作中世界のあちこちにヨッシーズという店があり、すぐそばに置いてあるダッシュフードを使うと(キャラによっては)別の姿に変わります。

この記事を書いている時点だと、僕のデータでは

  • マリオ
    通常 ツーリング
  • ヨッシー
    通常(緑) レーサー(赤)
  • クッパ
    通常 レーサー

こんな感じで、別の姿を選べるようになっています。

Pスイッチ

フリーランで作中世界をうろうろしていると、ときどき「P」と書かれた青いスイッチを見つけられます。
これを押すとミッション的なものが始まります。

他にもいろいろある

隠されたピーチメダルにあちこちで設置されたハテナパネルと、オープンワールドな世界を探索するネタが他にもあります。

フリーランはオンライン対戦をするときの待合室的として使うものでもあります。これだけいろいろあったら待っている間全然暇じゃなさそう。

難易度設定

僕はレースゲームが得意な方じゃありません。それでもグランプリやサバイバルで優勝できるのは、難易度をぐっと下げることができるからです。

難易度の下げ方
  • コントローラーの設定(+ボタンでメニューを出してからXボタン)でハンドルアシストをオンにする(レース中に崖から落ちないようになる)。
  • グランプリやサバイバルで50ccを選ぶ。

難易度が上がったという話を聞いたことがあります。邪魔されやすくなったからじゃないでしょうか。それともNPCのAIが賢くなったのか。
そんな状態でものんびり遊ぶことはできるわけです。

進化した作中世界

僕はファミコン世代で、ゲームは平面的に作られているのがかつては当たり前だったと知っています。
スーファミのマリオカートは奥行きがあるように作られていましたが、疑似的なものでしかなかったかもしれません。

本作は3D-CGで作られていて、画面の向こうに作中世界があるのを以前より強く感じられます。

サバイバルの緊張感

足切りされるかどうか、途中でギリギリ勝ち上がるか引きずりおろされるか、という部分は今までのマリオカートになかった緊張感をもたらしてくれます。

フリーラン

コースの外をうろつけるだけでも僕にとっては驚き。
更にPスイッチやピーチメダルで探索を楽しむこともできます。

特盛になった遊びのネタ

パワーアップしたグランプリ、緊張感があるサバイバル、自由度が高いフリーラン、といろいろな遊び方ができます。
撮影モードもいろいろな画像を作ることができそう。ハマる方はかなりハマりそう。

今どきのゲームなので、DLCとして新しいもの(新キャラや新コース)が追加されることもあるでしょうか。

フリーランのミニマップ

フリーランのときミニマップが右下に出るんですが、自分が島のどの辺りにいるのかわかりにくいです。
これは慣れてくるんですかね……

フリーランのスピード

僕はグランプリやサバイバルのときのんびり50ccで走りたい人。
フリーランも同じようにゆっくりやりたいです。

マリオカートワールドは「レースゲームなんだからレースだけやっておけばよし」というアタリマエをぶっ壊しに来たと思います。

マリオカート8はWiiUにSwitch1と2つのハードにまたがって楽しまれていました。
これからはマリオカートワールドが新しく親しまれていくんじゃないでしょうか。

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