- いいところ
戦闘パートに遊びごたえがある。
エンジェル隊との交流が楽しい。
機種 | Windows |
メーカー | ブロッコリー |
発売日 | 1作目 2002年(平成14年)8月23日 2作目 2003年(平成15年)8月22日 3作目 2004年(平成16年)8月20日 |
後に続いた機種 | PS2 Xbox(1作目のみ) |
序盤の物語
かつて人類は星々を行き来しそれぞれの場所で繁栄を享受していた。しかし「時空震(クロノ・クェイク)」と呼ばれる災害によって銀河ネットワークが崩壊し、星々は孤立した。
混乱の中で優れた技術が失われ、文明は衰退していった。年月が過ぎ、惑星トランスバールの軌道上に「白き月」が現れた。「白き月」の中には失われた技術――ロストテクノロジーが眠っていた。トランスバール皇国は宇宙へと漕ぎ出す力を得て、平和な時代を築き上げていく。
しかし、突如現れた者たちによって平和は崩された。
辺境駐留艦隊の司令官として活動しているタクトの前に戦闘機と戦艦が現れた。戦闘機の乗り手たち「ムーンエンジェル隊」はタクトを頼って逃げてきたのだと語る。
メディアミックス
上の文章を読んで「そんな話だったっけ……?」となった方もいらっしゃると思います。
「ギャラクシーエンジェル」はアニメ、漫画、ゲーム、小説といろいろなもので楽しめる作品。媒体によって内容はかなり違います。
特に違うのがアニメとゲーム。アニメはハチャメチギャグアニメですが、ゲームは恋愛ものだったり戦闘機を指揮してバトルするシミュレーションゲームだったりします。
ここは一応ゲームブログなので、まずゲーム作品のギャラクシーエンジェルを扱っておきます。
ちなみに僕が遊んだのはPS2版です。
主な登場人物
タクト・マイヤーズ
主人公。最初の階級は大佐。
のんびりした性格で、艦内ではいつもエンジェル隊たちとくつろいでいます。しかしやるときはやるタイプ。
「大佐」なんて階級を持っているくらいなので元々実力はあるんだと思います。エンジェル隊が(タクトの師の推薦で)頼ってきたのもそのため。
声はポケモンのタケシ。
ミルフィーユ・桜葉
エンジェル隊メンバー。最初の階級は少尉。
強運と凶運の持ち主で、いいことや悪いことを引き寄せます。天然ボケキャラで趣味はお菓子作り。
戦闘では平均的な実力。最も使いやすいキャラです。
蘭花(ランファ)・フランポワーズ
エンジェル隊メンバー。最初の階級は少尉。
格闘技が得意で意見をバンバン言うタイプ。好きなものは占い。
戦闘では大ダメージを与えることがあるもののピンチになることもよくあります。
ミント・ブラマンシュ
エンジェル隊メンバー。最初の階級は少尉。
心を読む能力の持ち主。ただし頭のウサギ耳をなくすと使えなくなります。実家は超お金持ちですが、好きなものは駄菓子。
戦闘では範囲攻撃が便利。ただしかなりの紙装甲なのでよくやられます。
フォルテ・シュトーレン
エンジェル隊リーダー。最初の階級は中尉。
姉御肌キャラ。趣味は銃(作中の時代では古いアイテム)のコレクション。
本作のヒロインたちを初めて見た友人は「こいつら軍人って感じじゃないじゃん」と言っていましたが、フォルテだけはかろうじて軍人っぽいそうです。わかる。
それと、声がめっちゃかっこいいです。
戦闘では防御力が高いタイプ。ただし機動力が低いので、戦場に着いたときにはもう敵が大体片づいていることもあります。
ヴァニラ・H(アッシュ)
エンジェル隊メンバー。最初の階級は少尉。
無口・無表情キャラですが、アニメ版に比べれば普通にしゃべって表情がある方です。
ナノマシンでの治癒能力を持っていて、戦闘でも回復役。彼女自身がピンチになることはあまりありません。
烏丸ちとせ
2作目から登場するエンジェル隊新メンバー。最初の階級は少尉ですが、そのころ他のメンバーは1階級ずつ上がっています。
真面目キャラ。メンバーには年下の子もいるんですが、先輩後輩として接します。
戦闘では、無駄に敵へ近づいたり遠ざかったりを繰り返していつの間にかやられていることが結構……後輩だから仕方ないです。3作目では改善します。
最初に吹き飛ぶ人
いろんなことの元凶。
会話パート
タクトを操作し、エンジェル隊たちと会話したりします。
彼らは戦艦の中にいてタクトは艦長なんですが、運営的なことはありません。女の子としゃべるよりも他にやることがあるんじゃないかという声が聞こえてきそうですが、そういうのはタクトの親友で副官のレスターがやってくれているらしいので大丈夫です。
本作は恋愛ゲームでもあるので、1作目の物語終盤になるとメインヒロインが決定されます。コミュニケーションがうまくいかないとメインヒロインなしにもなります。
2作目以降では、プレイヤーの自己申請で「前作のメインヒロインは誰だったか」を選択することになります。2作目でちとせをメインヒロインにするためには「前作のメインヒロインなし」を選ばないといけません。
なお、エンジェル隊との会話はただ遊んでいるだけじゃありません。彼女らのコンディションは戦闘に関係してきます。
戦闘パート
旗艦エルシオールの中からエンジェル隊に指示を出し、敵対勢力と戦います。
エンジェル隊は紋章機(彼女らの戦闘機)で行動していて、直接操作することはできません。しかしタクト(プレイヤー)の指揮で前進したり後退したり仲間を援護したりします。
今どきの言葉だと「リアルタイムストラテジー」というらしいです。ギャラクシーエンジェルは時代の先を行っていた……?
彼女らがどのくらい活躍できるかはタクトとの関係によります。メインヒロインになると打たれ弱いランファやミントはなかなかやられなくなり、2作目のちとせも先輩たちと肩を並べるくらいになります。
続編
ギャラクシーエンジェルは3部作で完結しましたが、後に続編のギャラクシーエンジェルIIが登場しました。
こっちにもタクトたちはいますが、中心になるのは別のキャラ。ミルフィーユの妹など、ヒロインたちの関係者が登場します。
他のギャラクシーエンジェル
小説版や漫画版はゲーム版と共通している部分がかなりあります。
しかし上にも少し書いたとおりアニメ版はかなり違うので、アニメから入ってゲーム版をやるとかなり驚きます。僕もそのクチです。
「特製イシモチのつみれ(エンジェル隊が謎の石を守ることになるが取り合いを始めてしまう話)」みたいにどこかでギャグパートを始めるんじゃないかと思ってしまう方もいるかもしれません。
アニメ版の後でゲーム版の物語が始まった、という解釈も……無理か……アニメだとミントが木になって星の崩壊まで生きる話(木になるバームクーヘン)とかあるし……
漫画版はゲーム版とアニメ版のいいとこ取りみたいな部分もあります。
終わりに 今は遊べない?
現在、ギャラクシーエンジェルのゲーム版で遊べるハードはありません。面白いのに……
しかし最近ではいろいろなゲームが現行機で復活しています。ギャラクシーエンジェルも何とか……どうですかねえ?
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