薔薇と椿 ~お豪華絢爛版~ プレイレビュー&ちょっとしたコツ

Bara-to-Tsubaki-Switch 2020年代
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    おビンタでバトルする体感要素。
    個性的すぎるキャラクターたち。
機種Nintendo Switch
メーカーNIGORO
発売日2023年(令和5年)9月19日

薔薇と椿は主人公たちがおビンタで対戦するゲームです。

おビンタっていうのは手のひらで相手のほっぺたを叩くアレ。僕の中では、うる星やつらのあたるが女の子からしょっちゅうされている攻撃。

元は2007年に公開されたパソコンのゲームで、2020年にはスマートフォン版が登場しました。
僕が遊んだ「お豪華絢爛版」は2023年に登場したSwitch版です。

ニンダイことニンテンドーダイレクトでも紹介されていました。

登場人物によると、作中のおビンタは「華族の女性がお相手を許せない時にだけ許される由緒正しき競技」だそうです。競技なんだ……

パソコンのときはおマウスでおビンタしていたようです。
スマートフォンではおスワイプでおビンタ。こっちの方がより実際の動きと近そう。

そしてSwitch版ではおジョイコンを振ることでおビンタ。ほとんど実際の動きと同じです。
この操作方法をするためには、

  • テレビモード
    ジョイコンを本体から取り外し、手に持つ。
    Switchをモニターにつなげる。
  • テーブルモード
    ジョイコンを本体から取り外し、手に持つ。
    本体を立てて置く。

このどちらかにしないといけません。

おジョイコンを本体にくっつけたままの携帯モードで本作を遊ぶこともできます。このときはおスワイプでおビンタします。
これはこれでいいんですが、せっかくのSwitch版なので僕は「おジョイコンを振っておビンタ」という操作法をオススメしたいです。肩こりに効きそうですし。

  • Aボタンを押しながらおジョイコンを振る
    おビンタ
  • Rボタンを押しながらおジョイコンを振る
    回避
  • Aボタンを押しながらおジョイコンを強く振る
    クリティカルおビンタ
  • Aボタンを押しながらおジョイコンを少しだけ振る
    おフェイント
  • かわした直後に攻撃
    おカウンタア
  • 相手が無防備のときにAボタンとRボタンを押して何度もおジョイコンを振る
    相手をつかんで往復おビンタ

大体こんな感じでしょうか。
おビンタを当てると花が散り、先に相手の花を全て散らせた方が勝ちです。

ガンダムの「当たらなければどうということはない」じゃないですが、お相手のおビンタをかわし続けられればダメージを受けることもありません。
しかし僕はどのゲームでも「かわす」という動きが超苦手……どうしてみんな「相手の動きにとっさの判断で対応」ということができるのかわからないレベルです。

「伝説の薔薇の嫁」ストーリー
玲子は華族椿小路家の長男俊介に嫁いだ。
しかし俊介は嫁いだ翌日に息を引き取る。
いびってくる椿小路家の者たちに玲子はおビンタで立ち向かう。

まずは義理の姉妹たちと対決。これは何度もぶっ叩かれながらも勝利。

次に登場したのは家政婦さん……どうして天井にはりついているんですか。「家政婦は見た!」というドラマがありましたが、どこから見ているのか。

家政婦さんにもどうにか勝つと、今度は奥様が登場。
このばあちゃん……できる! 創作のばあちゃんキャラって強いし! 幻海師範とかビッグマムとか!
案の定、奥様は強敵。おビンタを全然かわせません。結局敗北……

リセットした後でも途中から再開できるので、コンティニューを選ばなくても大丈夫です。

こんなに強いんだからラスボスだったに違いない、と思いながら後日再開すると

お対戦相手選択画面
  • 椿小路家 次女 椿小路沙織
  • 椿小路家 長女 椿小路静香
  • 家政婦 三田悦子
  • 椿小路家 奥様 椿小路華江
  • (空欄)

もう1人、もっと強い相手がいるのか……
しかしだんだんコツがわかってきて、何回か戦ったところで勝てました。安心していると……

開かずの間? 闇の力? 奥様、何を言い始めたんですか。
そして最後の戦いへ……ネタバレになるのでどんな相手かは書きませんが、かなりのインパクトがあるキャラです。
バトル自体は1回で勝利。奥様の方が強かったんじゃなく、僕が奥様と何度も戦ったことで慣れたんじゃないでしょうか。

エンディングが終わると……

「復讐の白い椿」ストーリー
あの戦いから1年、椿小路家の次女沙織は屈辱に耐えながら暮らしていた。
姉の静香にはたしなめられるが、とうとう我慢の限界を超えた。
復讐の戦いが新たに幕を開ける。

おビンタバトルはまだ続くようです。

攻撃するときは大振りにしない

フィットボクシングというゲームでは「アッパーは相手の顎で止める(スト2の昇竜拳みたいにしない)」という動きが推奨されています。同じことが薔薇と椿にもあるんじゃないでしょうか。

おジョイコンを速く動かせばクリティカルおビンタになり、大ダメージを与えられます。大きく動かすより小さく動かした方がおジョイコンに「速い! クリティカル!」と認識されやすそうです。

攻撃するときは相手の目を見る?

これは確信を持っていないんですが、対戦相手が目パチ(まばたき)をしたときにおジョイコンを振るとクリティカルおビンタになりやすくないです?

防御側のときは相手の手をよく見る

キャラによっては手を見ていれば「攻撃してくる!」とわかります。特に義理の姉妹辺り。
うまい方ならもっと終盤のキャラでも見切れるんだろうか……

いざとなったらおジョイコンを振りまくる!

回避に自信がなくてこっちの花(HP)が減ってきたら、運を天に任せてしまうのも1つの手。
防御側のときにジョイコンを振りまくると、操作キャラが前後にがっくんがっくん動きます。回避成功になる状態が繰り返し出てくるわけです。
僕みたいな反射神経がにぶいタイプは、こうして「何だかよくわからないけど避けられた」という状況を作ってしまう方がいいかもしれません。

上に書いた「伝説の薔薇の嫁」「復讐の白い椿」以外にもシナリオはあります。

「ラムラーナ編」は設定画面から解放できるシナリオ。NIGOROの方々が作ったアクションゲーム「LA-MULANA」とのコラボです。スマートフォン版のときのタイトルは「薔薇と椿 ~LA-MULANA編~」。

「ラムラーナ編」の主人公は「LA-MULANA」の登場人物ムーブルク。とても頭がよくて若い(自称)キャラです。
対戦相手も「LA-MULANA」の登場人物。こっちも個性的なキャラばかり、というか人外ばかり。おビンタじゃなくてビームで攻撃してくるとは……

「LA-MULANA」はメトロイドヴァニアで探索要素あり。
こっちも面白そう。

おジョイコンを振る要素によって本作は体感要素のあるゲームに進化しました。Switchの面白さを生かしているわけです。
2人で対戦することもできるので、みんなで遊ぶのにもよさそうです。

なお、この記事に「お」をよく付けているのは作中の言葉使いに合わせているから。公式の方々は「お」を付けるかどうかの境目をどこに置いているんだろう……

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