- いいところ
ドラゴンの育成が楽しい。
シミュレーションRPGとしてよくできている。
ドットで作られたグラフィックがきれい。
機種 | スーパーファミコン |
メーカー | スクウェア |
発売日 | 1996年(平成8年)2月9日 |
序盤の物語
ビュウは戦竜隊隊長としてカーナ王国に仕えていた。しかしカーナ王国はグランベロス帝国によって滅ぼされてしまった。
月日がたち、カーナの者たちは反乱軍を結成した。その中にはかつての戦竜隊隊長ビュウとドラゴンたちの姿があった。
パーティーで戦うシミュレーションRPG
ファイアーエムブレムやフロントミッションなどシミュレーションRPGでは、キャラクター(ユニット)が1人ずつ行動することが多いです。
一方、本作はキャラクター同士でパーティーを作って更にドラゴンも加わります。プレイヤーが動かすのはキャラクターたちのパーティー。ドラゴンは後からついてきて一緒に戦います。
キャラクターが使うスキルの中にはフィールドに使えるものもあり、建物を壊したり川を凍らせたりできます。
ドラゴン育成
サラマンダーやアイスドラゴンなどいろいろいて、アイテムを食べると成長します。成長したドラゴンは別の姿に……
普通にでっかく派手になる場合もあります。
「それはドラゴンじゃなくない?」みたいな姿になる場合もあります。元からドラゴンじゃなさそうなドラゴンもいるので、あまり考えない方がよさそうです。
上に誰か乗っている姿もあるんですが……どちら様で?
「あのアイテムを与えるとこのステータスが上がる」とかあるんですが、気分でアイテムを与えていっても結構強くなるような……せいぜい「この子はほのおタイプだから炎っぽいアイテムばかり食べさせよう」くらいで。
物語が進むと子竜(パピー)が生まれます。どの竜が子竜の親かはプレイヤーが決められます。
神竜
物語を進めると仲間になり、キャラクターによってはFFの召喚獣のように呼び出せます。
このときの表現がすごくかっこいいです。本作のドット絵はスーファミグラフィックの完成形じゃないのかと考える方もいるほど。
バハムートやリヴァイアサンなど、FFでよく見かける顔も。
ガルーダもいます。こいつは出てくるたびに違う姿で、本作でもまたバリエーションを増やしました。
主な登場人物
ビュウ
主人公。名前はゲーム開始時に変えられます。
プレイヤーはビュウを操作して拠点や出先でドラゴンたちにエサをあげたりします。
センダック
ビュウたちの旗艦ファーレンハイトの艦長。神竜を召喚できるじいちゃん。
ドットで表示された絵を見てお姉ちゃんキャラと思った方もいたんだそうな。
ビュウの部下たち
ラッシュ、トゥルース、ビッケバッケの3人。本作のパーティーは4人までなので、彼らとビュウをまとめるとちょうどいいです。
物語の中にはつらい場面もありますが、ビュウが彼らと抜けたことをしている場面もあります。気を張り詰めたままじゃやってられないということかも。
ビッケバッケはもう大人だったらしい。
ヒロインたち
いろいろいます。
誰だと特定する場面はないので、プレイヤーが好きなように妄想しても大丈夫です。個人的なイチオシヒロインはフレデリカ。
病弱なのに戦う……これは健気キャラ!
何か情報を捻じ曲げていませんか?
周回要素
1度クリアすると、データを引き継いで新しくゲームを始められます。
こっちだけで使える神竜もいます。
今遊ぶなら
以前はWiiやWiiUでバーチャルコンソール版を買うことができました。
しかしそれらのeショップがサービス終了になった今は無理。SFC互換機と本作のソフトがあれば何とか遊べます。
何か忘れている?
ヨヨというキャラクターがいて、この人も名前を変えられます。変な名前にして遊ぶと面白いです。
物語の中で選択肢が出るんですが、この中にはヨヨをテキトーに扱うものもあります(暗殺依頼とか……物語の最後は変わりませんが)。どうしてそんなのがあるんだと最初は疑問に思いますが、話が進むと理由がわかってきます。
僕のヨヨに対する考え方は別の記事に書いておきました。
終わりに
本作はヨヨのことがああだこうだ言われていますが、ドラゴンの育成とシミュレーションRPG部分はかなりの面白さ。かなりやりたいゲーム……ということでライブアライブや聖剣伝説3みたいにSwitch辺りで復活してほしいです。
リメイクされたらヨヨのいろいろなことは変わるでしょうか……「苦しそうな声」とかどうするだろう……開き直って元のままにしておくのも面白いかもしれません。
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