- いいところ
いつもどおりのメガテン。
それでいて遊びやすさアップ。
略称 | 真メガテン4 真4 |
機種 | ニンテンドー3DS |
メーカー | アトラス |
発売日 | 2013年(平成25年)5月23日 |
序盤の物語
主人公は不思議な夢を見た。夢の中で会ったのは、世界を変えようとするワルターと平穏を維持しようとするヨナタン。
目を覚ました主人公は「ガントレットの儀」というものを受ける。東のミカド国では18歳になった者が受けることになっていた。一緒に受けた友人は不合格だったが、主人公は合格。サムライ衆として国を守ることになった。
同じく合格した者の中には、夢の中で会ったワルターとヨナタンの姿があった。
3DSでもメガテン
真・女神転生が3DSに登場。僕はスーパーファミコンのシリーズ作なら触れてきました(全部クリアしたわけじゃないです)が、XboxのNINE、PS2の3、DSのストレンジジャーニーは飛ばしていました。だからこれが久々の女神転生でした。
任天堂の携帯ゲーム機として有名なゲームボーイではポケモンがヒットしました。メガテンもモンスターを仲間にするゲームなので、携帯ゲーム機との組み合わせはいいはずです。
東京じゃない?
本作以前のシリーズ作は、僕たちが住んでいる世界が舞台でした。特に東京。
本作は東のミカド国というところからスタート。ファンタジーな世界観なのかなと思うかもしれませんが、東京にも後から行きます。
主人公の地元も「キチショージ村」。これも伏線みたいなものです。
主な登場人物
フリン
主人公(名前は変更可能)。なんて名前だと最初は思いましたが、外国では姓でも名でも普通にあるものらしいです。
真メガテン1で言うと、ロウでもカオスでもないザ・ヒーロー。彼(またはプレイヤー)の行動によって物語の流れは大きく変わります。
ワルター
真メガテン1で言うカオスヒーロー。サムライ衆の1人。悪側だからワルター、なのかどうかはともかくこの名前も外国では普通らしいです。
乱暴なことを言う場合もありますが、内側には優しさがあります。
ヨナタン
真メガテン1で言うロウヒーロー。サムライ衆の1人。こっちも外国では普通の名前。
いつも真面目な人。ガンダム00には同じ声で性格もかなり似ているキャラが出てきます。
多分猫好き。
真メガテン1のロウヒーローとカオスヒーローは物語が進むとパワーアップします。本作の2人は……
イザボー
ヒロインでサムライ衆の1人。ヨナタン同様に真面目ですが、漫画にハマったりもします。僕としては「オッサンの殿方」が名言。
ルートによってはやばいことに……
ナバール
高飛車キャラでサムライ衆の1人。自分より育ちの悪い者を馬鹿にしまくります。
いい場面は次回作まで持ち越し。
イサカル
フリンと同郷。一緒にガントレットの儀を受け、こっちは不合格。空気まずいな……
バロウズ
フリンが使うガントレットの妖精……ということになっています。
サムライ衆の仲間たちよりも頻繁に話す相手。
悪魔合体
過去作だと、邪教の館に行って仲魔(仲間の悪魔)を合体させていました。
今回は、主人公が使うガントレットのアプリに邪教の館があります。お陰で、いつでもどこでも悪魔合体できます。
いつも合体させてくれる方も、本作ではアプリ内のキャラクターです。
バロウズアプリ
ガントレットの機能を強化し、いろいろ便利にできます。上に書いた悪魔合体もこの1つです。「アプリ」という言い方が今風。
強化の順番はプレイヤーが決められますが、早めに済ませることをオススメしたいのは仲魔のストック数や主人公のスキル数。Dリンガルも、後述のアリスを作るならあった方がいいです。
真メガテン1ならイベントでストック数を増やしていました。プレイヤーの意思によってある程度早められるなら、それは便利になったと言っていいのでは。
戦闘中の行動もこのアプリで増やせます。敵からアイテムをもらうトレード、お金をもらうファンド、交渉で戦闘を終わらせるネゴシエーションなど。
おっかないネタのバーゲンセール
真メガテン1では悪魔に食われる人がいました。今回も食われる人が出ます。
ダークな話は次々に出てきます。
悪魔に食わせる赤玉(材料は……)、
洗脳教育らしきもの、
牛がもういないのに「牛肉」、
主人公の地元でひどい騒ぎ、
追い出された偉い人の首から下は……
パラレルワールド的な場所に行っても大して変わりません。
ロウ側ががんばりすぎた世界ではミサイルを落とされたり人が見捨てられたり。
カオス側ががんばりすぎた世界では家畜人間に悪魔人間。
何というか、今までどおりです。
アリス
過去作から登場しているアリスを仲魔にできます。ただしそこらへんでうろうろしているところをスカウトするんじゃなく、悪魔合体(特殊合体)で作らないといけません。
このまま合体させて納得してもいいですが、もっと強くしたくなるかもしれません。デクンダ(仲間全員のステータス低下を消去)は他の仲魔に任せてアリスには他のことをさせたいとか、夢見針(眠らせ)はそもそもいらないから取り替えたいとか。
アリスは特殊合体なので、上記の4体からじゃないと作れません。よって、4体のどれかに好きなスキルを覚えさせてから合体させればいいです。
そういうわけで、こんな手順を踏むのはどうでしょうか。
- アリスに覚えさせたいスキルを決める。
- 1のスキルを持っている悪魔を選ぶ。
- 2の悪魔を精霊エアロス・アクアンズ・アーシーズ・フレイミーズのどれかにする。
- 3の精霊を使って悪霊・妖精・魔獣のランクを上げたり下げたりして、アリスの素材に変える。
悪霊(ポルターガイスト)・妖精(ナジャ)→エアロス・アクアンズとの合体で1段階上のランクへ。アーシーズ・フレイミーズとの合体で1段階下のランクへ。
魔獣(ヘアリージャック)→アーシーズ・フレイミーズとの合体で1段階上のランクへ。エアロス・アクアンズとの合体で1段階下のランクへ。
※ハイピクシーは特殊合体なので、上げたり下げたりでは作れません。 - アリス爆誕。
「女神転生4 アリス」で検索すると、最強格の悪魔たちからスキルを集めたようなアリスが出てきます。キャラ愛の賜物という感じ。
例のあの人
過去作にいろいろな形で出てきていたあのボスキャラは本作にも登場します。
ただし「ルイ・サイファー」みたいなわかりやすい名前じゃなく、見た目も今までとかなり違っていて……すごい隠れ方です。
エンディング
本作のエンディングは4種類あります。ロウ・カオス・ニュートラルの3つとバッドエンドです。
僕は真メガテン1を普通に進めていたらロウエンドになりましたが、本作はカオスエンドになりました。その後、ニュートラルエンドも見ました。
真・女神転生4FINALとの関係
4FINALは4のアッパーバージョン(ポケモン金銀の後のクリスタルみたいな)だと思っている方も多いようですが、そうじゃありません。あっちは4と同じ世界観で別の過程・結末のゲームです。
主人公、展開、エンディング辺りは全然違います。共通する登場人物は結構います。何せ舞台がほぼ同じなので。
まとめ
新しい舞台で今までと違うメガテン、と見せかけてダークな雰囲気はそのまま。今までのいいところをしっかり持っています。以前より便利になった部分もあり、遊びやくなっています。
4FINALは更に遊びやすくなっています。
本作も真4FINALもDLCの配信終了が残念です。Switchやその後継機種に移植が来てくれたら、DLCもついてくるでしょうか。
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