- この記事に書いてあること
ゼノブレイドクロスDEで明かされた謎、明かされなかった謎。
ネタバレが特盛りでたくさんあります。
ゼノブレイドクロスは元々WiiUのゲーム。
多くの謎を残した状態で終わり、Switch版のゼノクロDEでいろいろ解明されました。
しかしその一方で真相がわからないままの謎もあります。
この記事では明かされた謎と明かされなかった謎を挙げていきます。
そういう内容なのでネタバレが特盛。むしろネタバレしかないのでご注意ください。
惑星ミラの謎
どうして惑星ミラは見つかっていなかった?
グロウスと何者かが戦い始め、地球人たちは宇宙へ脱出することになりました。
行く当てはなく、エルマやリンが乗った白鯨は2年の旅路の果てに惑星ミラへ到着……
2年というのは長いように感じますが、宇宙規模で考えるとそれほどでもないです。
例えば水金地火木……と惑星の覚え方で最後の方に来る海王星までどのくらいで行けるか検索してみると、12年という時間が出てきました。
次に海王星がどういう星か調べてみると、「ガス惑星」「大きさは49000キロメートルちょっと」「衛星がいくつもある」「表面温度はマイナス200度以下」とか出てきます。
要するに「どんなところか大体わかっている」ということです。
2年で行ける惑星ミラは海王星よりもずっと近くにあるのかもしれません。そんなところに居住可能の星があったら「当てもなく出発」じゃなくて「ミラに逃げる!」という脱出計画を立てるはず。
どうして地球の人たちは惑星ミラの存在に気づいていなかったんでしょうか。
実のところ、これは説明することができます。「白鯨は現代の宇宙船よりもずっと早い」「海王星どころじゃない遠くまででもあっさり行ける」と考えればいいです。
しかし、そうすると今度は「そんな科学力があるなら宇宙のもっと遠くまで研究できるんじゃない?」「やっぱりミラに気づいていないのっておかしくない?」という考えもわいてきます。

作中世界の地球だと2020年代のうちに宇宙人が来ているので、住める星が他にあることは確定しています。今年は2025年……そろそろ来たかな?
どうしてドクターBは脱出できなかった?
ドクターBはノーマルクエスト「正体不明の異星人」で初登場するNPC。
自動車型のタイムマシンを作り、未来へと旅立っていきます。
しかしタイムスリップに失敗。帰ってきたドクターBは「押し戻される感じがした」などと話します。
ドクターBは作中の現在と別の時間から来たキャラ。つまりよそからこっちに来ることはできたわけです。
入ることはできたのに出ることはできない、みたいな感じなんでしょうか。
そのわりに第13章では……時間が関係しなければ大丈夫ってこと?
グロウスが惑星ミラに来たときの「謎の光」って何?
グロウス幹部のゲーティアは、ミラへ来たときのことについてこう語っています。
「何だかよくわからない光に包まれて、気づいてみたらこの原始惑星の上」
「おまけに地球人までいる始末」
「ここがあの世だって言われてもあたしは信じますよ」
「何だかよくわからない光」って何なんですかね……本当に何だかよくわかりません。
白鯨を追ってミラに来たわけじゃないことは他の部分からもわかります。
第3章で主人公たちを見たグロウス兵も地球人がいることに驚いているようでした。最初から地球人を探していたのなら「ここにいたか!」みたいな反応だったはず。
異星人たちの謎
主人公たちはどうして異星人と会話できる?
主人公は外国に行っても言葉が通じる。
主人公は宇宙旅行に行っても言葉が通じる。
これは創作物のお約束のようなものであり、突っ込んだらいけないことなのかもしれません。
しかし真面目に考えるとおかしな話。あるいはうらやましい話です。
宇宙にホイホイ行けるような世界観だと、「同時通訳してくれる翻訳機を使っているんじゃない?」「ほんやくコンニャク的なものを使っているとか?」という科学の力で解決できるかもしれません。
しかしゼノブレイドクロスは違うようです。
タツには主人公たちが「流暢なノポン語」を話しているように聞こえているらしいです。マ・ノン人やグロウスもそうなのかも。グロウスとか、嫌っている地球人の言葉なんかわざわざ勉強するわけないです。
一方、主人公たちも普通にノポン人やマ・ノン人の言葉がわかっています。
どうして言葉が通じるのか……
逆に、原生生物たちとはどうして話せないだろうかという気もしてきます。彼らが言語と呼ぶほどのものを持っていないから? じゃあ、カラス辺りの頭がいい動物なら?
動物と話せたら楽しい……しかし食べようとしていたものがしゃべり始めたら引きます。
マ・ノン人はどうして惑星ミラに来た?
マ・ノン人たちはすごい科学力を持っています。
個人的に最もすごいと思うのは第13章に出てきたフロンティアネットの代替品。あれ、どこからミラニウムを発生させているんですかね……
そんなマ・ノン人たちが惑星ミラに来たのは、宇宙船が航行不能になったから。
すごい科学力を持っているのなら、不測の事態にも2重3重の手で対応できるのでは……どんなにすごい科学でも、どうしようもなく壊れてしまうことはありますかね?
マ・ノン人にもグロウスの「何だかよくわからない光」みたいなものがあった、という方が納得しやすい気がします。
ルーの仲間はどこにいる?
仲間になってくれるキャラのルーは元々惑星ミラに住んでいたそうです。
初めてルーを見たときの僕は、「きっとミラのあちこちにルーの同族が住んでいるんだろうな」と思いました。
実際にミラを探索してみると、出会うのはノポン人ばかり……ルーの仲間はいないんでしょうか。
ステータス画面を見ると、ルーの所属は「風来坊」になっています。
ルーは主人公たちが来た時よりも前からミラに住んではいたけど、元は別の星に住んでいたんじゃないでしょうか。「風来坊」というのは「星から星へ渡り歩いて暮らしている」という意味であるとか。
僕はそんなふうに思っていたんですが、ネットを見渡してみると「ルーには秘密があるんじゃない?」という意見が結構ありました。そう言われてみると、つかみどころがない様子は普通の人間(宇宙人)と違うかも……
僕は「数百年後を舞台にした続編発売!」「ゼノクロ1の子孫が登場」「でもルーだけ本人」みたいなのを期待しています。
タツはどうしてあの言葉を知っていた?
第12章のラスボス戦が終わると、タツがある言葉を放ちます。
それは他のゼノブレイドシリーズに出てきた言葉。どうしてそれを知っている……
その言葉を聞いたキャラは「何それ?」みたいに尋ねます。タツの答えは「タツにもよくわからない」というよくわからないものです。
単なるファンサービスと取ることもできます。アニメの登場人物が「俺様の方が(主人公より)視聴者に人気がある!」とかいきなり言い始めることだってありますし、シリーズ作の言葉を使うくらいギャグとして普通かもしれません。
しかしこの場面はそういうギャグ的なものじゃありません。だからやっぱり「どうしてタツはあのとき……」となってしまいます。
主人公はどうしてアレを動かせた?
第13章で登場するアレスを操縦できるのは英雄のアルだけ。どうしてそうなのか語るためには序盤のすごいネタバレをしないといけません。気合とか根性とかでは片づけられない絶対的かつ物理的な壁があると思ってください。
一方、裏ボス戦ではアレスを主人公が操縦します。どうしてできたのか……
これは主人公補正! 影が薄いとか言われていたけど、ようやく主人公になれた!
……それでもいいかもしれませんが、やっぱり納得できる説明や理屈が欲しいです。
WiiU版の時点から「主人公のことが一切わからない」「主人公は何者?」ということが謎の1つとして語られていました。
僕はあまり気にしていませんでした。「決める必要なし」「プレイヤーが自分で考えていいということ」と判断していたからです。
しかし、アレスのことがあってから僕も同じように言い始めました。「主人公は何者?」と。
なお、第13章をクリアすると誰でもアレスを操縦できるようになります。
これはゲームのおまけ要素として設定を除外して考えているだけということで……
明かされた謎
この記事、元は「明かされた謎と明かされなかった謎」というテーマでした。
しかし「明かされた謎」は延々とネタバレを書くだけになるかなと思ったのでカットしました。
どういうのがあるかだけ列挙しておくと、
- エンディング後でエルマが驚いていたあの状況なのに、どうして主人公たちは平気でいられる?
- 砂浜で倒れている人は何がどうなってあそこにいる?
- オープニングでグロウスと戦っていた相手は誰?
- 落着時の英雄ってどんな人?
- ルグザールがいっていた「あの方」って?
終わりに
WiiU版のゼノブレイドクロスしかなかったころ、「ゼノクロの続編まだ?」という声がありました。
そう願う理由はゼノクロにハマったことだけじゃありません。「謎の答えを教えてほしい」という気持ちもあったわけです。
ゼノクロDEが発売されたことでいくつもの謎が解決しました。しかし謎は残されていて、新しい謎も生まれました。
「ゼノクロの続編まだ?」という要望はまだ終わりそうにありません。

ゼノブレイドクロスの続編と言うかゼノシリーズの続きで語られる、という展開もあるかもしれません。
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