- いいところ
前よりもかなり遊びやすくなった。
前から面白かったところをパワーアップさせた。
新要素も楽しい。
ロマンシングサガ2リベンジオブザセブンをクリアしました。いいリメイクだった……
今回はどういうところがよかったのかについて書いていきます。
なお、僕が遊んだのはSwitch版。
プレイ時間はゲーム内のセーブ欄だと70時間台ですが、Switch本体のプロフィールには「115時間」と表示されています。
検証とかしなければもっと短かったはずです。
略称 | ロマサガ2 ロマサガ2R ロマサガ2リメイク リベサガ |
機種 | Switch PS4 PS5 PC(Steam) |
メーカー | スクウェア・エニックス ジーン |
発売日 | 2024年(令和6年)10月24日 |
大まかなあらすじ
七英雄は数多くの魔物を倒し、どこかへ消えていった。
世界に混乱が訪れたとき、彼らは戻ってきて人々を救ってくれるという。彼らは再び現れたが……
スーパーファミコン版パッケージ裏面より引用・抜粋
で、戻ってきた七英雄はむしろ世界を混乱させます。主人公である皇帝は代替わりしながら何百年何千年とかけて七英雄に立ち向かっていく……というお話です。
難しかったところをわかりやすく
ロマサガ2は伝説のように語られるRPGとなりました。面白い、そして難しいと。
元のロマサガ2にはややこしいところがいろいろありました。昔ならともかく、今の娯楽だと「取っつきにくい」「ややこしい」は敬遠される要素だと思います。
それが遊びやすいように変えられています。
その中でも目立つものをここで挙げます。
レベルアップがわかりやすい
本作の主人公たちは「剣を使えば剣レベルが上がる」「斧を使えば斧レベルが上がる」と行動によって成長していました。しかしどのくらい経験がたまっていていつレベルアップするのかが以前だと見えないようになっていました。
本作だと「剣の分の経験値がこのくらいたまっている」「斧の分の以下同文」と見えるようになっているので、そろそろレベルアップするとかわかります。
技の閃きがわかりやすい
ロマサガ2の主人公たちは戦っている最中に新しい必殺技を閃きます。
しかし実は閃くかどうかの素質のようなものがキャラごとにあり、素質がないキャラだといつまで戦っても狙いどおりの技を閃きません。例えば「術に素質があるキャラに剣を使わせ続ける」なんてやっていると閃かないままエンドレスです。
本作だと閃きマークを戦闘中に見ることができます。印を目安に技の閃きを狙えばいいわけです。
メンバー入れ替えをしやすい
以前だと、一度皇帝として即位すると死ぬまで(あるいはイベントで年代が何十年も飛ぶまで)交代できませんでした。
仲間たちも同じようなもの。一度仲間としてパーティーに加えると死ぬまで外すことができませんでした。
どうしても入れ替えたいなら通称ルドン送り。ルドン高原に行き、わざとやられて……
これも変化しています。
皇帝は自ら退位して次の皇帝を即位させることができます(2代連続して退位するのは無理)。
仲間たちは城や町にある酒場でとっかえひっかえできます。
このお陰(特に仲間たちの交代)で、状況に応じてのメンバーチェンジをしやすくなりました。皇帝を繰り返して入れ替えようとすると、結局やられに行かないといけませんが。
難易度変更
ロマサガ2は敵が強いゲーム。
気を抜いていると、雑魚との戦いであっさり全滅します。雑魚が全然雑魚じゃないです。
ボスキャラもかなりの強さ。「全然勝てない……」となるのはよくあるパターン。
本作にも強い雑魚はいます。ボスも強いです。しかし難易度変更できるようになったので、いざとなればあっちを弱くしてしまえばいいです。
逆に難易度を上げることもできます。特定の条件をクリアしないといけませんが。
「オリジナル」は昔と同じような感じということ。その上がベリーハードなので、オリジナルはハードと言うこと。
かつての僕たちはハードモードをやっていたのか……こういうの、世界樹の迷宮でもあったな……
ハマリポイントの解消
ロマサガ2はうまく進めないと詰まってしまうことがありました。ラスボスの直前で進むことも退くこともできなくなるとか。僕も前にこのことを記事にしました。
そういう部分が1つ1つ取り除かれています。どんなふうに変わったのか、いずれ記事としてまとめてみたいです。
いいところはパワーアップ
「リメイクで変わったけど……何これ……」なんてこともまれにあります。
一方、本作は元のよさを残しながらいい方向に変化させています。
上の項目と同じように、目立つところをいくつか挙げます。
イベントの改変
基本的に、台詞は元と同じようなものが使われています。展開も同様。
しかしそこにうまく追加しています。
前は「皇帝一行はどうやって脱出したんだろう」という疑問がありました。
しかし本作は脱出シーンが付け加えられ、どうやって逃げたかを説明できるようになりました。
他にも「前はセリフもなくやられることもあったけど、こっちではしゃべる」なんて敵キャラもいます。
更に、こうすることで登場人物の個性がより際立つようになりました。上のクジンシーだと無駄に偉そうだとか。
キャラクターのデザイン
以前の主人公たちは全員ドット。中途半端にしか表現されないので、「多分こうだろうな」と僕たちは想像で補っていました。
本作は3D-CGではっきりと描写されます。そうやって復活して登場人物たちのほとんどに「そうそうこんな感じ!」と言いたくなります。特に軍師。ああいう変な髪形と眼鏡(?)だと思っていました。
中には「こうだったのか」というのもいます(僕の感覚だと宮廷魔術士)が、これはこれで受け入れられるというレベル。
アレンジされてかなり変わったキャラもいます(例えばフリーメイジ)。こっちもいい変更をさせているんじゃないでしょうか。
他にもいろいろパワーアップ
特に語りたいのはエンディング。ネタバレになるので言うわけにはいかないんですが、かなりいい改変です。あの、ほら、仲間たちのところ。
戦闘面でのバランスも結構変わっています。前は弱かったけどこっちなら……というキャラがちらほら。
フリーメイジとか、前はそうそう使われることがなかったのでは。
面白いところそのままの部分
例えば制圧の楽しさ。どんどん拡大していく楽しさは以前同様です。
フリーシナリオで自由に行動できる楽しさもしっかりと残されています。今どきのオープンワールドに通じるものがあります。
マニアックな楽しさも実は残されています。
年代ジャンプ(何十年何百年も時間が飛ぶこと)がいつ発生するかは、気にすることなくゲームを進めることもできます。
しかし「今のイベントクリア状況なら、あと何回戦えば年代ジャンプする」とか計算してコントロールすることもできます。僕は先日までやっていたプレイでしっかり割り出して楽しみました。
新要素が楽しい
原作発売から20年以上たっているだけあって、いろいろな新要素が付け加えられています。その全てが面白さをうまく強化してくれます。
ここでも特に目立っていたものを挙げます。
アビリティ
以前から主人公たちにはクラス(職業)があり、それぞれに「剣が得意」「術が得意」みたいな特徴を持っていました。
本作ではそこにアビリティが加えられ、クラスごとの特徴がよりわかりやすくなりました。
しかも、物語が進めば仲間のアビリティ(あるいは物語の中で手に入れたアビリティ)を付け足して強化することもできます。これをどう組み合わせるかも面白い部分。
連携
新要素の中でも特に大きかったと思うもの。
本作の主人公たちは技や術を使って戦います。これを連続して繰り出し、連携を組んで戦うようになりました。
技も術も元からかっこよく描写されていましたが、リメイクによってかっこよさアップ。それを連続して出すとスピード感や爽快感を突き付けられます。
七英雄の記憶
これは上の「強化された部分」に入れた方がいいかも。
ロマサガ2に登場する七英雄は人気キャラですが、どういう人物なのかわかりにくくもありました。
本作では七英雄の過去を見ることができ、7人がどういうふうに行動していてどういうふうに姿を消したのかわかります。
これで七英雄に感情移入しやすくなり、プレイヤーの葛藤が強化されました。
彼らにも悲劇がある……しかし今の彼らはすっかり変わってしまっていて、もう魔物に過ぎない……だから倒すしかない……という感じです。
クリア後要素の話もありますが、それはまた別の記事で……
終わりに
ロマサガ2は以前から面白いゲームでした。しかし取っつきにくい部分があり、周りにオススメしにくいゲームでもありました。
リベンジオブザセブンは遊びやすくなっていて、かなり安心してオススメできます。皆さんも遊んでみてください。
制作者の方々にはロマサガ3をリメイクする考えもあるとか。
四魔貴族が掘り下げられたりBGMが作り直されたりするんだとしたら楽しみです。
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