- この記事に書いてあること
ゲーム内でどんなふうに名前を付けるか。
名前を考えるときに役立つ本。
世界樹の迷宮、女神転生、ドラクエ、そしてポケモンと僕たちはいろいろなゲームでキャラクターに名前を付けます。
できるだけいい名前を付けたいですが、いつもいつもうまく思いつくとは限りません。
今回は命名の役に立ちそうなことを書いていきます。
少数の命名でいい場合
ナンバリング
例えばドラクエ1だったら、「1」と関係がある言葉から名前を考えるのはどうでしょう。
そのまま「1」で英語だと「ワン」。他の外国語だと「アインス」「アン」「アディーン」など。
「1番目」と考えたら英語だと「ファースト」。他の外国語だと「プルミエ」「プリモ」「プリメーロ」。
「1」「1番目」から連想する言葉から考える手もあります。1番目は干支だと「子(ネズミ)」、12星座だと「羊」、太陽系だと「水星」、タロットカードだと「魔術師」。それらを外国語にするとかっこいい言葉になるかもしれません。
数字を直接名前に入れてしまってもいいかもしれません。日本人っぽくていいなら「イチロー」「シンイチ」とか。ちょっと変えて「イティス」「イーディ」とか。
作品と関連した言葉
例えばドラゴンクエストなら「ドラゴン」と関係がありそうな言葉から考えるとか。「ドレイク」「ウィルム」「ワイバーン」などいろいろあります。和風・東洋風になっていいなら「オロチ」「シン」「リュウ」など。
ドラクエ1の主人公は剣で戦うイメージなので「剣」から取るとか。「ブレイド」「セイバー」「レイピア」など。
複数で1組
主人公パーティーが何人組かわかっていてその全員に名前を付けるのなら、複数で1組のものや日本三大妖怪みたいな「世界・日本〇大何たら」から考えるのもいいです。
2つで1組なら「黒・白」「空・大地」「太陽・月」など。
3つで1組なら「マゼンタ・シアン・イエロー」「友情・努力・勝利」「鬼・河童・天狗」など。
4つで1組なら「春・夏・秋・冬」「東・西・南・北」「火・土・水・風」など。
これらをいろいろな外国語にするといい言葉が出てくるかもしれません。
使用例 真・女神転生5
5なのでそのまま「ゴ」。
真メガテンの5番目。干支で5番目は辰(たつ)。読み方を変えて「シン」。
主人公はアオガミというキャラクターから力をもらうので、青に関係のある言葉として「大空」。昔懐かしい青のヒーローの名字でもあります。
組み合わせて「大空シンゴ」。
もう少し多い場合
元ネタを統一
世界樹の迷宮だとギルドメンバーの名前を次々付けることになるかもしれません(5人までで止めてもいいですが)。
名前の元ネタがそろっていると、何となく気持ちいいんじゃないでしょうか。
定番だと宝石統一、花統一、星統一など。「○○の一覧」で検索してみるとウィキペディアの一覧ページが出てきます。
ギルドやパーティーの名前もキャラ名の元ネタと関係がある言葉にしてもいいかもしれません。宝石統一なら「宝石箱」、花統一なら「花束」、星統一なら「プラネタリウム」など。外国語にしてもいいし、「何とかな花束」みたいなチーム名もいいんじゃないでしょうか。
使用例 世界樹の迷宮
うちの世界樹キャラは宝石統一になっているので、ルビーとかサファイアとかジェイドとかいます。
英語じゃない単語のグラナティス(ガーネット)やペルル(真珠)もいます。
他の世界から来たという脳内設定のキャラは創作や伝説の鉱物から考えています。ドラクエのブルーメタル(ロトの鎧の材料)からブルーメルとか。日本っぽいところから来た少年はヒヒイロカネ→ヒカネヒイロ→日鐘ひいろ。
もっともっと多い場合
例えばポケモンで1匹ずつニックネームを付けていく習慣があると、何十匹分も考えないといけないのでだんだん元ネタが足りなくなります。
ポケモンの名前そのものから考えるのがオーソドックスでいいかもしれません。
ピカチュウに「ピカ」「チュチュ」と付けるのは漫画のポケスペでも行われていたこと。キャタピーな「キャッピー」とか。
進化したらどうするのか……変えてもいいし、「この状態のときにゲットした」という思い出としてそのままにしてもいいです。
ポケモンのモチーフと関係がある言葉を使うのもいいかもしれません。
ワニのポケモンなら「クロコ」「ゲイツ」とか。
猫科のポケモンなら「リュンクス」「レオパルド」「ティーガー」とか。
電気タイプのポケモンなら「ボルト」「ビリビリ」「ライトニング」とか。
ムゲンダイナに「ユメノアトノ」と付けるのは昔懐かしい曲から。
僕はメスのポケモンに「~コ」と付けることがたまにあります。
メスのワニノコなら「ミズワニコ」。メスのメグロコなら「スナワニコ」。
名前がかぶる?
こうやって名前を付けていくと、他のプレイヤーとかぶることがあります。僕は世界樹3のゾディアック(紫の子)にアメジストと名前を付けたら他の方も同じ姿のゾディアックにアメジストと名付けていた……ということがあります。
こういう偶然は避けようがありません。同じ文化・年代の方と発想がかぶるなんて、普通にあり得ることです。「おっ、同じ名前! この名前いいよねぇ!」とか考えるに留めましょう。
言わば同好の士。同じ趣味の仲間です。
役立つ本
今どきはインターネットで命名のいろいろな元ネタを探せるんですが、本をパラパラめくりながらの方がうまくいく場合もあります。
ここでは僕が持っているネーミング本の中でよく使う2冊を紹介します。
ヒット商品をつくるネーミング辞典
随分昔からお世話になっている本。
いろいろな単語の英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ラテン語、ギリシャ語、ロシア語訳が書かれています。
この本には種類があり、表紙で「英語」「独逸語」とか放射状に書いてある方は前のバージョンのようです。
どっちにしてもかなり昔の本。今から新品を見つけるのは難しいかもしれません。
幻想ネーミング辞典
僕が買ったのはこっちの方が後。
上の8種類に加えてアラビア語と中国語の訳も書いてあります。
もうちょっと日本でなじみがある言葉にしてくれれば、と思うときもありますが……laughが「ラーフ」だったりmaskが「マースク」だったり。「実際はこう」というのを優先しているんでしょう。
終わりに
キャラクターの名前を考えるのはゲームの中で面白い部分の1つ。
皆さんもいろいろな名前を考えてみてください。
僕はなかなか名前が決まらなくてゲームを始められないことがあります。ほどほどにしておかないと……
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