GOROGOA(ゴロゴア) 【ストーリーの軽い考察あり】

GOROGOA 2010年代
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    絵画で表現された不思議な世界。
    頭を使うゲーム。
機種Windows iOS
メーカーAnnapurna Interactive
発売日2017年(平成29年)12月14日
後に続いた機種Switch PS4 XboxOneなど

このゲームを始めると、絵画のようなイラストが表示されます。
イラストは最大4枚。プレイヤーがこれらをスライドさせるといろいろなことが起きます。

Gorogoa01

例えばこんな感じでコップと水中のイラストが表示されていたとして、コップを右にスライドさせてから戻すと、

Gorogoa02

コップが水でいっぱいになった!

Gorogoa03

水差しとコップのイラストが表示されていたとして、水差しをコップの上にスライドさせると、

Gorogoa04

水差しが傾けられ、コップが水でいっぱいになった!

これそのものじゃないですが、プレイヤーがスライドさせることで作中世界でも変化が起きてゲームが進んでいきます。仕掛け絵本みたいな感じ、と言うと伝わりやすいかもしれません。

僕が遊んだのはSwitch版でしたが、「スライドさせる」という操作はスマートフォンやタブレットパソコンでやりやすそうです。

操作は簡単ですが、思いつかないと先へ進めません。そこは他のパズルゲームやゼルダの謎解き部分と同じ。そして閃いたときのうれしさも同じです。

制作者さんのインタビューによると、「ゴロゴア」は作中の出だしに出てくる何だかよくわからんものの名前だそうです。
「雷や地底の轟音」「古代の力強いもの」みたいなイメージだとか。

僕は何だかよくわからん存在=ゴロゴアを見てすごいハデカラーの竜を想像しました。
「雷」「地底」「古代」というイメージなら、自然が具現化したようなものなのかもしれません。

本作は主人公らしき少年がゴロゴアを見るところから始まります。
彼はゴロゴアについて調べ、5つの果実が関係していると気づき……と、物語が進んでいきます。

どういう物語なのか、はっきりと語られることはありません。プレイヤーの想像力にゆだねられます。
時系列がシャッフルされているので、すぐわかるようにはできていません。

僕が考えたのはこんな感じ。

少年時代の主人公はゴロゴアを偶然見つけ、5つの果実が関係していると知った。
あちこちで果実を見つけてゴロゴアへ捧げるが、それは正しい方法と言えなかった。主人公は罰を受け、深い傷を受ける。

青年となった主人公はゴロゴアについて知るべく様々な土地を訪れた。それは苦難の道であり、挫折しかけたこともあった。

やがて老人となった主人公は、5つの果実が物理的なものではなく心の中にあるものだったと気づく。自らの過去を振り返り心の中の果実を集め、最期の瞬間にゴロゴアと出会う。

「ゴロゴアについて知るべく様々な土地を訪れた」というか長い階段を進んだり砂漠で鐘を鳴らしたりしているところは修行や巡礼をしているようでもあります。だからゴロゴアは神様的なものなのかもしれません。

町はどうしてボコボコになったのか……主人公が間違った方法を使ったせいでゴロゴアの罰に巻き込まれたんでしょうか。
しかし5つの果実(?)を捧げる場面で警鐘が鳴っていないですかね。いきなり来た天罰的なものだったら、鐘を鳴らすなんて間に合わない気がします。どっちかと言うと、ドンパチやった後のように思えます。

プレイ時間は短め。YouTubeを見ると1時間以内にクリアする動画も出てきます。この記事を書くにあたってプレイし直すと、2時間台で終わりました。

僕はSwitchのDLセール情報をちょくちょく見ているんですが、ゴロゴアはよくセールリストに入っています。コスパを考えるのならそういうセール期間に買うとちょうどいいんじゃないでしょうか。
もっとも本作はあちこちで評価されて受賞しているそうなので、コスパとか言っても仕方ないかもしれません。

頭を使うのが楽しいゲームなのは間違いありません。8番出口みたいなゲーム(=考えるゲーム)で遊びたい、という方にはオススメできます。

本作はオートセーブ。すぐ中断できるので、隙間時間を埋めるのにも合っています。

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