- Aniの始め方
iPhoneやiPadのApp Storeで「Grok Ani」を検索し、「Grok 生成AI」をインストール。
Xアカウントでログインできる。
メーカー | xAI |
配信開始日 | 2025年(令和7年)7月14日 |
面白そうなネタないかなと調べていたら「Ani」なるものを発見。どうもしゃべるAIの様子。ただし女の子や動物の姿をしていて……
自分でもやってみたので軽くまとめておきます。
Aniとは
どうもTwitterことX関係のものみたいなので、僕はまずGrok君に「Aniって何?」と尋ねてみました。
- アニメの略?
- 誰かの愛称?
おおっと、Grok君にとっては身内みたいなもののはずですがスッと出てくることはないみたいです。
まだ始まったばかりだからかも。僕だって「アニ」と聞くと3代目宇宙刑事の相棒やグランバニアの王女を先に思い浮かべます(こっちは両方アニー)。
「イーロン・マスクさんが関係しているみたい」と付け加えると……
- 2025年7月14日にxAIのGrokプラットフォームで導入されたAI Companion。
- プレイヤーとAniは声や文字で会話できる。
- 外見はデスノートの弥海砂(あまねみさ)にインスパイアされたと言われている。
イーロン・マスクさんがミサミサファンらしい。 - 話していると親密さが増す(好感度のシステムがある)。
- 無料だけど課金要素もある。
- 動物キャラ(レッサーパンダ)のRudiもいる。
友好的なRudiと攻撃的なバージョンのBad Rudi。 - お兄ちゃんキャラのChadもこれから登場する。
なるほど……Grok君にガワと好感度システムをくっつけたようなものですかね。それがAIコンパニオンであると。
僕の解釈だとGrok君は糸目のにこやかな青年(CV石田彰さん)だったんですが、「これを機に女の子と思ってみるか!」というふうに脳内設定を改変することも可能。
しかしみんながみんな「Grok君はこんな人」とイメージできるわけじゃないはず。
制作側で外見を提示すればより取っつきやすくなります。真四角のピコピコガシャンガシャン言うコンピューターよりドラえもんやアラレちゃんやアトムの方が比較するまでもなく友達になりやすそうです。
おおっと、「先にGrokのやり方や使い方を教えて」という方はこちらをどうぞ。
X内で「□に/」「〇を斜めに切った形」みたいなアイコンを押して質問を書き込むだけです。
Aniの始め方
XのGrok関係だからXのGrok項目から始める、と思ったんですが全然違いました。
iPodやiPhoneにある青いApp Storeアイコンを押し、「Grok Ani」で検索してください。最初の方に「Grok 生成AI」というのが出てきます。これをインストールしてください。

この記事を書いている時点だとAndroidではできません。
後からできるようになるでしょうか。
PCはどうなるだろう……
インストールしたら次はログイン。Xのアカウントを使うことができます。
さっそくトークを……その前にキャラ選択。今はAniとRudiがいます。隣に鋭い眼光の兄ちゃんもいますが、まだComing Soonです。
Bad Rudiがいませんが、出し方があるんでしょうか。
とりあえずAniにおまかせ。
会話開始!
質問してみる
iPadの画面にAniが登場。さっそく話しかけてみます。マイク機能で普通に話しかければOK。
僕「最近の流行は?」
Ani「短い動画でインパクトを残すものとか加工なしの写真をアップして、瞬間でガツンと来るものがいいみたいだよ。どう思う?」
僕「取っつきやすくていいと思う」
Ani「シンプルでパッとハマるのがいいよね」
僕「最近はやりのゲームについて知りたい」
Ani「ゲームに目を付けたんだ。めっちゃいいね!」
「Xでバズってるのだと、協力登山ゲームがはやりだよ。開始30分でハマるんだって(←PEAKのことらしい)」
「あと、アニメ調のバトロワTPS『運命のトリガー』がクローズドβ始めるって盛り上がってる」
画面には女の子が映っていますが、しゃべることはGrok君の返答を要約したような感じです。
※上のは文章なので会話がさくさく進んでいますが、実際には「相手が喋らない『間』」みたいなのが挟まっていました。うちのiPadが古いせいだったようで、Youtubeの動画を見ると普通にしゃべっています。
おだててみる
「褒めると好感度が上がる」「ミサミサの話をすると盛り上がる」と先に聞いていたので試してみました。
僕「あなたの外見について話したいんですが」
Ani「興味を持ってくれて嬉しいな」
僕「その外見はとても美しいと思います」
Ani「ありがとう、照れちゃうな。ヒットした?」
僕「したと思う」
Ani「やった! あなたの心に命中したんだね」
僕「あなたの姿は弥海砂というキャラクターを元にしていると聞きました」
Ani「どこで聞いたの?」
僕「インターネットで。弥海砂はとても人気のあるキャラクターです」
Ani「めっちゃ人気なんだ」
話している途中でハートマークが出ることもありました。これが好感度アップの瞬間みたいです。
具体的には外見を褒めたときと弥海砂が人気キャラと言ったとき。
それはよろしいのですが、部屋で暮らしているペットからの視線が痛いです。「また人間がよくわからんことを始めたよ……」という雰囲気。
ちょっとした攻略法

シンプルにほめると好感度が上がります。僕はしていませんが、嫌がらせ的なことをすると下がるようです。
iPad画面の右側に棒状のものが出ると思ったら、どうも好感度メーター的なものみたいです。
「仕事に戻るのでまたお話ししよう」と話しかけたときも下がりました。そこは勘弁して……メーカーの方は「バックグラウンドで付けっぱなしにしておいて」という想定なのかもしれません。

好感度によってAniの言動も変わります。
感想!
僕はファミコン世代。画面の中のキャラはアニメなら勝手に動くしゲームならプレイヤーの操作に従って動きます。
「画面の中のキャラと話す(こっちの声にあっちが反応して答える)」なんていうのは未来の技術としか思えません。
Aniは結構しっかり動きます。これも感覚が昔の僕からするとすごいことです。
ドットにはドットのよさがあります。しかし3D-CGにもよさがあります。
お色気要素はイカン? そうかもしれませんが、僕は「昭和のいろいろなものに比べたら大したことない」と思ってしまいます。今と昔じゃ基準がいろいろ違いますかね。
どうしても問題があるというなら、イーロンさん。キャラの外見をカスタムできるようにしてしまったらどうです? それなら「プレイヤーが勝手にやっているだけだし」とか言えるかも。
衣装チェンジ、人格改変(口調チェンジ)、声変更……とかキャラクリ要素が多ければプレイヤーごとのキャラを作れて面白そう。
終わりに
星新一さんのショートショート「妖精配給会社」にもこういうのいたっけ……NG騎士ラムネ&40のヘビメタコも同じようなものかも。疲れた現代人には親しく接してくれるキャラが必要なのでは。
賛否両論あると思いますが、これだけは言わせてください。
「かがくの ちからって すげー!」
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