- この記事に書いてあること
ゼノブレイドクロスDEのクリア後レビュー。
ただしネタバレありなのでご注意を。
先日、このブログではゼノブレイドクロスDEのクリア後レビューをアップロードしました。
ただしネタバレを避けた話しかしていません。
この記事はネタバレありのレビュー。読むときはご注意ください。

いいと思うところ
明かされる謎
第12章とエンディングが終わった後、エルマは驚くべきものを発見します。
見覚えのある人物が砂浜に倒れている、という場面もあります。
惑星ミラへ降りたときに活躍した英雄のこともよくわからない状態。
そういやオープニングでグロウスと戦っていたのは何者?
グロウスの偉い人(脳みそ野郎下級領事殿ことルグザール)が言っていた「あのお方」って誰?
WiiU版だとどういうことかわからないまま終わっていました。
英雄は「そういう人がいた」という裏設定みたいなもの……ということでいいでしょうか。だとしても、エルマが驚いていたことや砂浜の人のことははっきりさせた方がよさそう。
メーカーの方々には「すぐに続編を作るぞ! わからないことはそっちで明かす!」という考えがあったのかもしれません。エンディング後のいろいろなものは次回作の前振りというわけです。
しかしゼノクロの次に出たのはゼノブレイド2やゼノブレイド3で、謎は謎のままでした。
ゼノクロファンは「続編欲しい!」「続編で謎が明かされてほしい!」と願うことに……
Switch版のゼノクロDEでは第13章が追加され、これらの謎が解明されます。
かっこいい追加キャラ
惑星ミラへたどり着く直前に活躍した英雄のアルが第13章では新たな仲間になります。
第12章まではエルマが物語を動かしていました。第13章ではアルが中心になります。
最初、僕はこの状況にイラッとしました。「どうして姉貴分(またはチームリーダー)のエルマさんの代わりに新顔のあんたがでかい顔しているわけ?」と。
アルは新顔じゃありません。エルマやリン、あるいは主人公以外と旧知の仲です。そうだとしても、プレイヤーとして見れば新しく登場したキャラであることに間違いありません。
そんなわけで僕はしばらく「この人いつまでいるわけ?」とか思っていましたが、だんだんアルのかっこよさがわかってきました。アルは飄々とした余裕のある人物だと。
多分、アルはコブラ(アニメだとスペースコブラ)やブライガー辺りを知っていればニヤリとできるキャラです。
結局、僕は「アル=エルマと同等の兄貴分キャラ」という結論に落ち着きました。
こうなると「最初のうちに少しでもアルの出番があれば(個性がわかる形で)」なんて思い始めました。それならぽっと出感が薄れたはず。
最後は探索
先日の記事にも書きましたが、第13章を進めていくと浮遊大陸へ行くことになります。
主人公たちはここで新しく探索をします。散り散りになった仲間を捜したり、裏ボス対策になる謎の槍を見つけたり……
何度も言いますがゼノクロの最も楽しい部分は探索。そんな探索を追加要素の最後に出してもらえたことは僕にとって嬉しい展開でした。
ストーリー的な盛り上がり
ゼノクロは「他のゼノブレイドシリーズに比べてストーリーが薄味」と言われていました。ゼノクロが薄いんじゃなくて他のゼノブレイドシリーズが濃いだけじゃないかという気もしますが。
第13章ではストーリーの濃さがアップ。他のゼノブレイドシリーズにいくらか近づいたんじゃないでしょうか。
「ムービー中、ドールの動きが激しい」という意見を聞いたことがあります。
「フレスベルグ登場シーンもあんなもんだったんじゃない?」と僕は思いましたが、フレスベルグ関係も追加要素です。10年たったことで映像作成の技術が進化したのでは。
主人公が主人公になった
ゼノクロの物語は主人公(僕たちプレイヤーが作った人)がいなくても元と同じように進むんじゃないでしょうか。主人公はほとんど傍観者で、大まかエルマを中心として展開します。
そんな主人公でしたが、第13章になると主人公的な活躍をできます。本当に最後の最後ですが、何もないよりずっといいです。
賛否両論と思うところ
明かされない謎もある
上には「謎が明かされる」みたいなことを書きましたが、明かされない謎もあります。
すぐ思いつくのは、
- たった2年飛ぶだけで着く場所に居住可能の惑星。地球人たちはどうして存在に気づいていなかった?
- 主人公たちはどうして異星人と会話できる?
- ドクターBはどうして脱出できなかった?
(タイムマシンで移動しようとしたら押し戻される感じがあったらしい) - タツはどうしてあの言葉(ラストバトルの後に出すアレ)を知っていた?
- グロウスが惑星ミラへ来たときに見た謎の光って何?
「主人公は何者?」というのも以前から言われていたようです。これは「プレイヤーが自分で決めてよし」ということでいいかも。
しかし第13章が追加されたことで「主人公はどうして最後のあれを成功できた?」という疑問が生まれ、結局「主人公は何者?」と考えることになりました。
何もかも明かさず、いくらかは「ご想像にお任せします」としてもいいのかもしれません。
しかし最近は「正解をはっきりさせる」が主流のような。
よくないと思うところ
探索場所は期間限定
最後の最後に新たなエリアの浮遊大陸が登場。
しかし行けるのはわずかな間だけです。
第13章をクリアすると、第12章を終えたところから再開できます(レベルアップなどは第13章クリア時の状態)。
ここで空へどんどん上がっていくと浮遊大陸に……ということはないです。普通に浮かんでいたら物語的におかしいから仕方ないですが、寂しい気もします。
最後に失うもの
第13章は、あるものを失ってしまう展開です。
人間ではないです。しかしゼノブレイドクロスというゲームにおいて重要な存在です。
終末のような現象が起き、だんだん強まり、とうとう捨てることに……
せっかく今まで親しんできたのに? そうするしかないみたいですが、原因を解消するとか他の手はなかったんでしょうか。
こういう「親しんできたものがぶっ壊れる」みたいな展開、他のゼノブレイドシリーズでも見たことがあります。もしかして、メーカーの方々の中に「壊れてしまうものや失われてしまうものの儚さ・美しさ」か何かを好いているタイプが……?

いい方向に考えると「また新しい冒険が始まる」ということですが。
終わりに
すぐ上にああだこうだ書いていますが、全体通して見ると快適に探索できて面白いゲームでした。やっぱり自由度が高いのはいいことです。
仲間たちも個性豊かなキャラクターばかり。育成が楽しくなります。
この記事を書いているのは2025年5月中ごろ。Switch2の発売直前です。
新しいハードでもゼノブレイドは出るんでしょうか。ゼノブレイドクロスに残された謎は……WiiU版のときと同じことを言っていますかね?
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