- この記事に書いてあること
料理に対する考え方。
簡単な料理の方法・手順。
世の中、景気がよろしくない……しかし娯楽に使う費用は減らしたくない……
それなら料理して食費を節約してはどうでしょうか、ということで今回は料理(自炊)について僕なりに考えていることをまとめます。
外食・お弁当はできるだけさけたい
外食
どこかのお店に行って食べるとすごく簡単です。何せお店の方が料理してくれて食器洗いまでしてくれます。
ただし、お店の方の手間賃が発生してしまう……それはそれで経済を回していることになっていいのかもしれません。しかし僕はゲームソフトにお金を払うことで経済の役に立ちたいです。
それに、出かけて食べると必要以上のものを注文してしまう危険も発生します。
お弁当
こっちは料理だけしてもらって食器の片づけを自分でするようなもの。
料理をしてもらうわけで、その分の費用を払うことになります。「出かけて余計なものを買う」という現象はこっちでも起きます。
お惣菜という選択
お惣菜
スーパーに行くといろいろなおかずが売られています。「自分で作るのは難しい」という食べ物を買うのはいいと思います。
しかし1度精肉コーナーに行って材料の肉の値段(グラム当たり)を見てください。そして改めてお惣菜の値段を確認……すると、明らかにお惣菜の方が高いです。もちろんこれはお店の方に料理してもらった分の手間賃が含まれているから。
せめてご飯を炊く
「料理なんかできない……」という方はせめてご飯だけ炊くようにしたらどうでしょうか。
お米5キロは約33合。お茶碗一杯のご飯を0.5合と考えると66杯分。お米が5キロ2000円なら一杯30円ちょっと、2500円なら37円より少し安いくらいです。電子ジャー代や電気代もありますが、一杯ずつとなるとそこまで大きく変わらないはず。
お惣菜と一緒に売られているご飯よりもこっちの方がずっと安いです。
僕はいつも1度に2合炊いています。炊けた後はお茶碗一杯分ずつラップでくるんで冷凍。
炊き方は電子ジャーの説明書に書いてあるはず。今どきはネットで見る手もあります。
野菜の用意は簡単
野菜のいいところは簡単に食べられることです。
キャベツやレタスならちぎるだけでOK。トマトやきゅうりならそのままかじればOK。チンゲン菜や小松菜もレンジでチンすればOK。ネギも切ってあるものを買ってこればOK。
栄養の面を見ても必要なものなので食べるべきです。
ただし同じ野菜ばかり食べると栄養が偏りそうなので、いろいろ食べた方がいいです。
「お惣菜の肉類」「適当に用意した野菜」「自分で炊いたご飯」とそろえるだけでもそこそこのバランスになります。
料理をする
何を作るか
個人的には鍋、カレー、シチューなど「野菜と肉を煮て作るもの」をオススメしたいです。作るのも片づけるのも簡単だからです。
ハンバーグも作ってみると意外と簡単。しかし上の「煮るもの」の方がもっと簡単です。
揚げ物もおいしいんですが、僕は作ったことがないです。油を片づけるのが面倒くさそうですし、脂っこいものが苦手だからです。
ワンピースのサンジが「料理は手間をかければうまくなる(時間を、だったかも)」とか言っていたとおり、こだわって作った料理はおいしくなるはず。しかし時間をかけすぎるとゲームの時間が減ります。ここはゲームブログなのでゲームが中心です。
そういうわけで、この記事では「野菜と肉を煮て作るもの」のことを書いていきます。
まずは説明書どおりに
カレーなどのルーや鍋の素(プチっと鍋、鍋キューブなど)の裏側を見ると、こういうふうに作り方が書いてあります。上の写真はイオンのカレー粉です。
書いてあるとおりの分量・順番で作れば大体うまくいきます。
「こんな簡単なことで料理ができるのか?」と思うかもしれませんが、実際にできます。簡単じゃない作り方=応用は慣れてきてからやれば十分です。ゲームで最初からハードモードにしないのと同じ。
「アレンジしようとして赤ワインを入れたらすごい味になった」という失敗をよく聞く気がします。ワインや料理酒は意外と難しいアイテムです。
注意点
- 肉の前に野菜を切る
そのときの料理で野菜を丸ごと全部使うなら肉が先でもいいです。しかし「ニンジンは半分だけ使う」「残りは冷蔵庫に戻す」ということだと状況が変わります。
肉の後で切った野菜は生臭くなります。それを冷蔵庫に置いておくのは避けたいです。 - ミネラルウォーターを使わない
水には硬水とか軟水とかあって、料理に合わないこともあります。水道水で料理するのが無難です。 - 肉を洗わない
切ったらそのまま鍋に入れてください。
鶏肉はサルモネラ菌が付いていることもあります。洗うとしぶきに乗って菌が飛び散るかもしれません。
煮てしまえば大丈夫です。 - 肉が生煮えのときに味見しない
これはわかると思います。野生児以外は火をしっかり通して食べないと病気になります。 - 火の元に気を付ける
これもわかると思います。
寄生獣という漫画の終盤で主人公の相棒(人外)が「シートベルトしめろよ。マジでな……」と言います。これは人間について学ぶなかで交通事故について調べたからじゃないでしょうか。
物語の序盤で相棒キャラが主人公に料理させるんですが、終盤のもっと学習した時期だったら「火の扱いに気を付けろよ。マジでな……」と言ったはず。
保存方法
説明書のとおりにやると何食分も完成します。できた料理は大きなタッパーに入れて冷蔵庫へしまい、食事のときに食べる分だけお茶碗などに出しましょう。
温かい状態でしまうと冷蔵庫内の温度が上がります。菌の繁殖力が高まったり冷蔵庫が全力を出さないといけなくなったり(=電気代アップ)するのでいいことなしです。
僕は料理をタッパーに入れてからアイスノン的なものをいくつも当てて冷ましています。
急ぐときは中身をかき混ぜます。そうすることでアイスノンに近い部分(冷えやすい部分)と遠い部分(冷えにくい部分)を入れ替えることになります。
生ゴミの片づけ方(重要ポイント)
料理をすると生ゴミが出ます。放置していればはい回るあいつらを喜ばせることに……これは完全な領域侵犯。あいつらを招き入れる必要はありません。これは人間とあいつらの縄張り争い。あるいは生き残り競争です。絶対勝ちに行くべき。
とは言え、あいつらを相手に戦っているとゲームの時間が減ります。できれば最初から戦わずに済ませたいです。
生ゴミを出さなければいいんですが……そもそも生ゴミはいつから生ゴミだったんでしょう。
バナナには実と皮がありますが、実は食べられる果物で皮は生ゴミでしょうか。実は生ゴミに包まれていたんでしょうか。汚いものとくっついていたんでしょうか。
もちろん違います。バナナの皮は三角コーナーやゴミ箱に放り込んだから生ゴミに暗黒進化してしまったんです。
つまり、三角コーナーやゴミ箱に入れなければバナナの皮は果物の一部のままです。百均のビニール袋に入れて口をしっかり結んで冷凍庫に入れておけば、ただ果物の一部を冷凍しているだけ。そしてゴミを出す直前に取り出して地域のゴミ袋に入れて他のゴミと一緒に出せばいいです。
そういうわけで、うちの台所には三角コーナーを置いていません。野菜や果物の皮、買ってきた肉のラップ・スポンジ部分、魚の骨、鍋の素やカレールーの包装部分、更に調味料やお菓子の空き袋などは全て冷凍しています。
買ってきた肉やお惣菜の皿部分も洗ってから冷蔵庫へ。珍しくお弁当を買ったときも器を同じようにします。結構かさばるので、こういうものを発生させるのはゴミの日に近い日の方がいいです。
生ゴミの冷凍にはデメリットもあります。溶けたところでびちょっとなることです(においも出るという話がありますが、凍らせないで腐ったらもっとひどいことになるはず)。だから凍らせたものは地域のゴミ袋の真ん中の方に入れるとかビニールをきっちり縛って中身が出にくくするとかした方がいいです。
1番いいのは生ゴミをできるだけ出さないこと。「必要以上に買わない」「手羽元や魚丸ごとなど骨が残るもの、ジャガイモなど皮が残るものは買わない」「料理を残さない」など気を付ければ最低限度にできるはずです。
爆発する食材
食べる分をレンジでチンしていただきます、というときに爆発するものがあります。
卵はスクランブルエッグ状にすると爆発しにくくなります。
レバーや鶏きんかんは切ると爆発しにくくなります。
肉は料理するときに細かくしておくと爆発しにくくなります。
これだけやっても爆発するときは爆発します。爆発するとレンジの掃除時間が増え、その代わりにゲームの時間が減ります。ラップをかけてチンするのが無難です。
で、自炊で安上がりになる?
上の写真のカレー
説明にある材料を並べてみます。
野菜や肉はちょっと多め。値段は近所の店のもの(大体)。
- カレー粉(1箱の半分) 50円
- ニンジン1本 50円
- 玉ねぎ1個 50円
- ジャガイモ1個 50円
- 肉200グラム 200円
合計400円。これで4皿分なので1食100円です。ご飯を普段(上の計算)より多めに50円分食べたとして1食150円。水代やガス代があるのでもう少し多くなりますが、外食のカレーよりはずっと安いはず。
もっと安くできる
僕は玉ねぎやジャガイモをカレーに入れないこともよくあります。どうしても皮が残って生ゴミが増えるからです。
キャベツや白菜を使えばもっと安く作ることができ、生ゴミも増えにくくなります。
肉も100グラム100円よりも安いものを使います。鶏肉ならもっと安いものがあり、脂っこさを減らすこともできます。
ついでに言うと、僕が1箱の半分でカレーを作ると4食分より多くなります。僕にとっての1食分が少ないのかもしれません。水分を多めに使っているのでかさ増しになっているのかもしれません。
「どうしても安上がりにならない……」という方は材料費と1度の料理で作る量を見直してみてください。
僕なりの料理方法
ルール
- ご飯にかけて食べる。
- 栄養を摂取できる。
- 体調を崩さない。
1はどんぶりにご飯ごと入れて食べる形なら洗い物が減るからです。洗い物が多ければゲームの時間が以下略。カレーだけじゃなくシチューもそうします。鍋でもおじやのようなものということにします。
2は料理として当たり前のこと。3は腐ったものなどを食べないということ。体調を崩すとゲームの以下略。
自分を初心者と思っているうちは「作りすぎない」も入れるといいかもしれません。たくさん作って失敗するとダメージが大きいので。
手順
- 野菜を多めに切って鍋で茹でる。
作るものが何かはこの時点で未定でも大丈夫。やることは同じなので。
上のカレールー箱には「野菜を油で炒める」と書いてありますが、僕はほとんどしていません。皮もニンジンくらいならむきません。やらなくても食べられます。
野菜の選択も大体でOK。安そうなものを選べばいいです。 - 野菜をいくらかタッパーに分ける。
分けた野菜は野菜サラダのような感覚で食べます。 - 肉を切って鍋に入れ、カレールー、鍋の素、味噌などを入れて煮る。
カレールーはひとかけらずつ入れます。溶かすためにかき混ぜたりしなくてもいいです。材料の受けに乗せておけばだんだん形をなくすので、それから混ぜれば十分。
カレーのときはトマトを入れると酸味が出ておいしくなります。そう言うとカツカレーのトンカツみたいに並べることを想像される場合もありますが、「つぶしたり溶かしたりする」ということです。
鍋の素は1回分だけ使うなら一気に入れます。
豚汁を作るときの味噌は少しずつ入れます。総量も少なめ。 - 肉に火が通ったら後は好きなだけ煮て完成。
僕は大体薄味に作ります。僕は薄味の方が好きだし、薄いものを濃くするのは簡単ですが濃いものを薄くするのは難しいような。
カレーが濃いなら牛乳を足すのがいいです。気持ち悪いと思われることもありますが、牛乳は普通にカレールーの材料として使われていることもあります。
鍋や味噌系が薄いなら醤油や味噌を少しずつ足します。
難易度は「カレー>豚汁>鍋」くらい。カレーを1番難しめにしているのは焦げることがあるから。鍋は本当に材料を切って煮るだけなので簡単です。
完成例
1枚目は上の手順で作ったカレー。
黄色いのはレンジでチンするときに卵を入れたからです。爆発には注意。
2枚目は応用して作った親子丼的なもの。「味つけは醤油など」「水は少なめ」「卵を溶いて入れる」とすればこうなります。
味は……食べられるから大丈夫です。
終わりに
料理をしない方には「料理は面倒」という感覚があるんじゃないでしょうか。
しかしやってみると結構面白いです。これも遊びの一環と思ってやってみるといいんじゃないでしょうか。
コメント