- いいところ
「カジュアル」「クラシック」「ノーマル」「ハード」などで難易度を調節できる。
個性的なキャラクターが登場する。
取っつきやすいように作られている。
略称 | FE覚醒 |
機種 | ニンテンドー3DS |
メーカー | 任天堂 |
発売日 | 2012年(平成24年)4月19日 |
序盤の物語
ルフレは記憶を失った状態で倒れているところをクロム王子に拾われ、彼が率いる自警団に加わる。
人ならざる魔物、宝剣を携えた謎の剣士、襲い来る隣国……様々な出来事の果てに、ルフレと自警団は世界の運命を懸けた争いに巻き込まれていく。
公式サイトより引用・抜粋
盛り上がるファイアーエムブレム
現在、ファイアーエムブレムシリーズはSwitchで風花雪月やエンゲージ、スマートフォンでヒーローズといろいろ出て商品展開が進んでいます。
しかし、ずっと大好評だったわけじゃありません。ゲームキューブとWiiで出した新作、そしてニンテンドーDSで出したリメイクは大ヒットしたと言うほどじゃなく(それでもゲーム全体で見れば売れていましたが)、ファイアーエムブレムシリーズはやめようという考えも出ていたそうです。
しかし3DSで出た本作は売り上げが伸びました。ここで新規プレイヤーがかなり入ったみたいです。そして現在の状況につながった……ということです。
僕も本作で遊びました(3DSソフトを2本買ったらDLで1本もらえるキャンペーンに参加)。今でこそ「風花雪で何百時間も使って周回しました」とか言っていますが、本作を買っていなかったら違ったかもしれません。
キャラクター重視のFE
本作はかなり取っつきやすく作られています。
主人公たちはドンパチのさなかにいるんですが、仲間同士で軽い会話もします。FE聖戦の系譜みたいな恋愛関係になることもあります。
そういう流れはキャラ同士のイベントで見ることができます。
「ドンパチやって大変なご時世なのに何やってんだ」という突っ込みもあるかもしれません。しかしドンパチ戦っていてもずっと気を張っているのは難しく、息抜きをすることもあるんじゃないでしょうか。そして厳しい環境の中で絆が生まれることもあるんじゃないでしょうか。
キャラ同士のイベントはそういう場面を切り取ったものなんだと僕は思います。
僕はそうやって受け入れましたが、「ファイアーエムブレムはもっと硬派なゲームだろ」と考える方もいます。そういう方からすると、キャラたちが軽い雰囲気で行動する場面は受け入れにくいみたいです。
そういう考えもわかります。しかし、新規プレイヤーが入ってこないとシリーズが終わってしまいます。
シリーズが続いていれば、いずれまた硬派なファイアーエムブレムが出るかもしれません。だから「硬派なFEカムバック!」と思う方も今は温かく見守ってください。
主な登場人物
マイユニット(ルフレ)
プレイヤーが顔だの声だの決めていいキャラ。「ルフレ」はデフォルトネームです。
僕はこのキャラが主人公だと思っていましたが、作品的には違ったようです。
前衛にすることも後衛にすることも可能。僕は魔法職にしていました。
クロム
イーリス聖王国の王子で部下を率いて戦うキャラ。オーソドックスなFE主人公です。
バトルでは剣で戦うことがほとんど。専用装備も剣ですし。
マルス
かつての英雄と同じ名を持つ仮面の剣士。一体何者なんだ……
とか言っていましたが、スマブラには本名&素顔で参戦しています。このキャラについてはもうそのくらいならネタバレとか気にしなくてもいいのかもしれません。
リズ
クロムの妹さん。聖痕(王家の者に出るアザのようなもの)がないですが、わかりにくいところにあるんじゃないでしょうか。ほっぺたの裏側とか胃の内側とか。
チキ
こっちは「過去作のキャラと名前が同じ」じゃなく過去作のドラゴン少女本人。
本作では成長して大人の姿です。声はピカチュウやチョッパーの方らしいんですが、僕の感覚だと同じ声に聞こえません。
結婚と子世代
キャラたちの関係(支援会話)が進むと結婚し、子供キャラが登場します。
彼らはタイムワープ的な方法で来たみたいです。中には本作以外の作品に登場してしまう子も……
ダブル
バトルはさすがファイアーエムブレムシリーズというくらいにバランスよく作られています。どうクラスチェンジしてどのスキルを使うかと考えるのは楽しいです。
バトル関係のシステムで便利なのがこのダブル。仲間同士で前衛・後衛を作って1つのユニットとして戦えます。
これをうまく使えば、「このキャラは好きだけど活躍させにくい……」「このキャラ、他のキャラとのレベル差ができちゃったな」なんてときにダブルの後衛として戦闘に参加させられます。
経験値も入るので、育成もできます。
難易度設定など
ファイアーエムブレムシリーズは「やられた仲間は帰ってこない」というゲームでしたが、本作はモードを「カジュアル」にすると「やられても戦闘不能になるだけ。次のステージではまた使える」という状態になります。
※「クラシック」にすると元通りの「やられた仲間は帰ってこない」になります。
「カジュアルは簡単すぎる」という意見もあるかもしれませんが、ステージ攻略中の取り返しがつく方がライト層向けで取っつきやすいはず。どっちを選ぶかはプレイヤーそれぞれが決めていいと思います。
FEifではもっと簡単にするフェニックスモードが……
難しいのがお好みなら、難易度を「ハード」「ルナティック」「ルナティック+」にするのがいいです。
終わりに
本作で遊ぶためにはゲオやツタヤでソフトを買うしかありません。
そうやってソフトを買えたとしても、3DSのeショップがサービス終了になった今はDLCを買うことができません。
DLCには子世代関係の話もあります。かなり重要な部分ですが、今になって始めたプレイヤーは遊べない……これはかなり残念なことなので、Switchやその後継機種で本作が復活してくれたらいいなと思います。
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