- この記事に書いてあること
ポケモンFRLGのタイプ関係でおかしいこと。
それによって得をしたポケモンと損をしたポケモン。
今はどうなっている?
ポケモンシリーズのタイプは徐々に変化してきました。ポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーンが新作ゲームだったころは、今から見るとまだ発展の初期。
今回はポケモンFRLGのタイプについてまとめます。
ポケモンや技のタイプ
タイプの数
タイプはほのおとかみずとかのこと。ポケモン赤緑のころは15タイプでしたが、今は少し増えて18タイプになっています。
ポケモンFRLGでは17タイプ。18番目のフェアリーがまだ登場していなかったころのゲームだから一つ少なくなります。
- ノーマル
- ほのお
- みず
- でんき
- くさ
- こおり
- かくとう
- どく
- じめん
- ひこう
- エスパー
- むし
- いわ
- ゴースト
- ドラゴン
- あく
- はがね
物理攻撃と特殊攻撃
世間的なイメージとしては「剣で斬ったり拳で殴ったり→物理攻撃」「魔法で炎や吹雪を出す→特殊攻撃」という感じだと思います。
ポケモンには攻撃力に関するステータスが2つあり、物理攻撃は「こうげき」、特殊攻撃は「とくこう」の数値を使います。
ポケモンSVやポケモンレジェンズZ-Aなどポケモン作品の最新作では物理攻撃と特殊攻撃はこんなふうに分かれています。

タイプの中で物理攻撃と特殊攻撃に分かれているわけです。
アニポケでよく見る技だとキャップが使うボルテッカーは電気をまとって体当たりする技なので物理攻撃。10まんボルトは電気をそのまま撃ち出す技なので特殊攻撃。
一方、ポケモンFRLGの世代まではこうなっていました。

ノーマル、かくとうなどなら全て物理攻撃。
ほのお、みずなどなら全て特殊攻撃。
この辺りなら「そうだろうね」と思えますが、引っかかる部分もあります。
FRLGの技でよく突っ込まれること
いくつか挙げてみます。
- ほのおのパンチやれいとうパンチはパンチなのに特殊攻撃?
- 毒で攻撃するのは特殊攻撃じゃない?
- ドラゴン技のドラゴンクローは明らかに引っかいているけど特殊攻撃?
- あく技のかみつくは明らかに咬みついているけど特殊攻撃?
- ゴースト技が物理っておかしくない?
ほのおのパンチやれいとうパンチが特殊攻撃なのは「ダメージになっているのは高温や低温」と考えれば納得できるでしょうか。
毒攻撃はよそのゲームに毒攻撃魔法(FFのポイズンやバイオなど)があるので特殊攻撃の方が合っているような。
ドラゴンクローやかみつくが特殊攻撃なのはおかしいような……引っかいたり咬みついたりしたときに攻撃的なエネルギーを送り込んでいるとか?
ゴースト技が物理攻撃なのはフォロー不可能。かつてこうだったと説明すると「それは絶対にあんたが間違って覚えているだけ」と言われます。僕自身もその方が納得できます。
結果として起きたこと
技が物理攻撃と特殊攻撃に分かれているので、タイプごとに「こういうステータスだと有利、不利」というのがはっきりします。
- ノーマル・かくとう・どく・じめん・ひこう・むし・いわ・ゴースト・はがねタイプを持っているポケモン→
こうげきが高いと有利 こうげきが低いと不利 とくこうが高いと宝の持ち腐れ - ほのお・みず・でんき・くさ・こおり・エスパー・ドラゴン・あくタイプを持っているポケモン→
とくこうが高いと有利 とくこうが低いと不利 こうげきが高いと宝の持ち腐れ
こうなったことで得をしたポケモンと損をしたポケモンがいます。
例1 フーディン
| タイプ | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
| エスパー(特殊) | 55 | 50 | 45 | 135 | 85 | 120 |
エスパーは特殊攻撃。そしてフーディンはとくこう(特殊攻撃用)が高いポケモン。タイプとステータスが一致していて、普通にエスパー技を使って戦うだけでも十分です。
しかもフーディンはタマゴ技(親になった他のポケモンから遺伝した技)としてほのおのパンチ、れいとうパンチ、かみなりパンチを使うことができます。
「パンチだから物理攻撃」ということだったら「こうげきが低いのでダメージも低い」となっていましたが、ほのお技もこおり技もでんき技も特殊攻撃。よってこれらで大きなダメージを出せます。
例2 ギャラドス
| タイプ | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
| みず(特殊) ひこう(物理) | 95 | 125 | 79 | 60 | 100 | 81 |
こうげき(物理攻撃用)が高いポケモンなので、ひこう技(物理攻撃)で戦う方が有利なように見えます。
しかしFRLGのギャラドスは強いひこう技を覚えません。
強いみず技はなみのりを覚えますが、このとくこうでは大きなダメージになりません。
サブウェポンはれいとうビームや10まんボルトなどいろいろありますが、特殊攻撃が多め。よってうまく使いこなせません。
例3 ゲンガー
| タイプ | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
| ゴースト(物理) どく(物理) | 60 | 65 | 60 | 130 | 75 | 110 |
ゴーストもどくも物理攻撃。なのにゲンガーはとくこうが高いポケモン。タイプとステータスが全然一致していません。
しかしゲンガーは特殊攻撃の技をいろいろ覚えます。ギガドレイン、10まんボルト、サイコキネシスなど。
よってゲンガーはゴーストタイプ以外の技で戦うポケモンになりました。
黒いエネルギー弾を撃つシャドーボールはゴースト技なので物理攻撃。黒いドッジボールでも投げているんじゃなかろうか。

64マリオスタジアムの対戦コーナーでもゲンガーはゴースト技の攻撃を全然使わなかったっけ……
その後のこと
ポケモンFRLGの後の世代、ポケモンダイヤモンドパールからタイプと物理攻撃・特殊攻撃のルールが変化しました。
「技ごとに物理攻撃と特殊攻撃が決まっている」という今も続いているルールです。
フーディンは「ほのおのパンチとかは物理攻撃なので高威力を出せない」ということになりました。
ギャラドスはみずタイプの物理攻撃技(たきのぼりなど)で戦えるようになりました。
ゲンガーはゴーストタイプの特殊攻撃技(シャドーボールなど)で戦えるようになりました。
終わりに
そもそもどうしてタイプごとに物理攻撃と特殊攻撃を分けるルールだったのか……少しでもシンプル化してわかりやすくとっつきやすくしようとしたとか?
今となってはおかしい話ですが、これも当時の雰囲気の1つ。「そういえばこうだったっけ……」と懐かしむネタにするのがいいと思います。


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