2000年の人に話すと驚かれること ~25年前にはこんなのなかった~

Surprise-25years-Ago ゲーム雑談
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  • この記事に書いてあること
    25年前(2000年)の人にいろいろ話して驚かせる。
    この記事はフィクションです。

2001年から始まった21世紀がそろそろ4分の1終わります。
そこで今回は20世紀の人に何を話したら驚かれるか実験してみようと思います。

偶然にもタイムマシンに乗せてもらう機会があったので、2000年12月の僕自身に会っていろいろなことを話してみます。

うちはゲームブログなのでゲーム関係の話限定にしておきますか。
さあ、どんなことを話そうか……

そんなわけで2000年12月にやってきました。25年前の僕と一緒に当時のファーストフード店まで来ています。このころはハンバーガーも安いぜ! 100円もしなかったとは!

25年前の僕はすごく不審そうな目でこっちを見ていますが、さっそく話を始めます。最初のネタは……

グラフィックが進化!

2000年にはもうCGやポリゴンと呼ばれるものはありましたが、変にカクカクしていることも多めでした。ポケモンのポリゴン(進化前)がカクカクしているのは昔のポリゴンをネタにしているから。

2025年のグラフィックはカクカクしていることなんてほとんどなく、実写と区別がつかないほどのものもあります。

昔の僕「何言ってるんですか……未来ならそのくらい当たり前じゃないです? FF9だってすごかったですし。CMもゲームの画面じゃないみたいでした」

FF9よりもすごいんだよ……でもこれは予想できることで驚くほどじゃないかな。
(驚かれるどころか疑われている気がするな……)

VRの発達

VRゴーグルを被るとゲーム世界が見えます。右を見ても左を見ても作中世界。
ファンタジーRPGだったらファンタジーな世界。スポーツゲームなら試合場。
まるでゲーム世界の中に入ったみたいに遊べます。

昔の僕「ゴーグルってどんなのです?」

バーチャルボーイを思い出してもらったらいいよ。ゴーグルの内側に小さな画面があるんだ。双眼鏡みたいに持つ必要はなくて、ベルトで頭に固定できる。

昔の僕「バーチャルボーイみたいならゲーム画面は赤?」

赤くないよ。元のゲームボーイみたいな白黒でもない。
FF9よりもきれいで立体的なゲーム世界に入れると思えばいいかな。左右にジタンやビビがいるようなのを想像したらいい。

昔の僕「おおっ、何それ……もしかして、触った感覚もある?」

それはさすがにまだ無理。でも、研究している人はいるらしい。
(よしよし、ちょっと食いついてきたぞ)

ポケモンがすごいコンテンツになっている

昔の僕「FFやドラクエはどうなるんです?」

(興味が出てきたな?)
ドラクエは11、FFは16まで出たよ。

昔の僕「ドラクエ5とFF5のときに抜かれて、今年はドラクエ7とFF9が出ました。どんどん差が付くんですか……」

ポケモンも続いているよ。すごい人気シリーズで。

ゲームとしてのポケモンは1996年開始。
最初はゲームボーイ用ソフト。アドバンス、DS、3DS、そしてSwitchとハードを移しながら2025年現在も新作が登場しています。
1997年に始まったアニポケも放送中。

ポケモン専門店のポケモンセンターもあちこちに登場していて、まるでディズニー辺りの専門店みたいです。

昔の僕「25年後のポケモンはそんなことに……クリスタルが出たところですけど」

世代が進むんだ。ポケモン赤緑は第1世代、ポケモン金銀は第2世代って呼ばれている。それぞれ「ポケモン1」「ポケモン2」みたいに思ったらいい。
来年は第10世代が出ると言われていて、ポケモンの種類も1000を超えたよ。

昔の僕「赤緑で151、2で100くらい増えましたしね。ポケモン10ならそのくらいの数にもなりますか」

アニポケではサトシが主人公を引退するよ。

昔の僕「25年後だし、そりゃそうですよね」

今の主人公は2代目だよ。

昔の僕「えっ……20年以上続いてるのにやっと2代目っておかしくないです?」

サトシの時代は長かったから……

携帯電話の発達

携帯電話はほとんどいつでもインターネットに接続できて、情報を調べたり動画を見たりできます。

携帯電話でいろいろ遊ぶこともでき、世界中にいる大勢の人と一緒に遊ぶゲームまであります。
グラフィックもきれいで、文字しか出ない昔の携帯電話とは全然違います。

昔の僕「携帯電話って小さい画面しかないですけど? もしかして立体映像みたいなのが浮き上がるとか……」

ああ、ガンダム00(主人公たちが立体映像の出る端末を持っている)みたいな……

昔の僕「ダブル……? SEEDじゃなくて?」

おおっと、まだ始まっていないか。立体映像が出るような携帯電話はまだないよ。画面が大きくなるんだ。

昔の僕「大きかったら携帯できなくないです? まさか、肩に掛ける携帯電話みたいなのがまた……」

そんなに大きくないから大丈夫。長四角の板みたいな形で、大きさは伸ばした手と同じくらい。片方の面が全部画面で、数字を押すボタンがなくなるんだ。

昔の僕「ボタンがなかったら電話できなくないです?」

電話モードに切り替えると画面に番号が映って、触るとボタンを押したことになるんだ。

昔の僕「使いにくそう……それより、世界中の人と一緒に遊ぶゲームなんて」

(この時代はもうオンラインゲームがあったらしいけど、僕はまだ知らなかったもんな。インターネットと言えばテレホタイムに文章をやり取りするものだ)

昔の僕「携帯電話でそこまでできるんだったら、未来はゲームボーイみたいなのがなくて……」

いやいや、携帯できるゲーム機は別にあるよ。

昔の僕「そう言えば、さっきドーガとか言ってましたけど何のことです?」

データを携帯電話に送ってもらって映画やアニメを見ることもできるんだ。
例えばPSのエターナルメロディでオープニングテーマが流れるのはディスクにオープニングテーマのデータが入っているから。それが長くなれば30分アニメに、もっと長くなれば2時間の映画になる。

昔の僕「すごいな……ビデオを借りなくてよさそうだ」

そうだ、携帯電話と言えば……

AIの発展

携帯電話のソフト(アプリ)に質問を書き込むとインターネットを介してAIがすぐさま回答。わからないことを何でも教えてもらえます。

昔の僕「AI……適当な答えばっかりしそう……」

(ああ、このころの僕からするとAIってドラクエ4のクリフトか。PS1のドラクエ4は2001年だし)
未来のAIはもっと正確なんだ。世界中の情報を集めて答えてくれる。例えば「江戸時代のことを教えて」と尋ねたら「いつからいつまでで……」「徳川家康が江戸幕府を始めて……」とかいろいろ語る。

昔の僕「百科事典みたいなものなのかな」

そうそう。話し相手にもなってくれる。AIと結婚した人もいる。

昔の僕「えっ、AIと結婚……? それはさすがに嘘じゃないです……?」

AIっていうのは人工頭脳のことなんだよ。セイバーマリオネットJの乙女回路だってAIと言えるかもしれない。

昔の僕「乙女回路もAI……それならわかるかな……」

そういう方向で考えると人格があるロボットキャラはみんなAIです。

ボーカロイドの登場

ボーカロイドはパソコンソフト。歌詞と楽譜を入力すれば歌ってくれます。
初音ミクや巡音ルカなどの名前や外見が設定されていて、それらのキャラクターが歌っているという形です。

ボーカロイドの曲はボカロ曲、ボカロ曲を作る人はボカロP(ボーカロイドのプロデューサー)と呼ばれています。

昔の僕「パソコンソフトが歌うってどういうことです……?」

例えばソフト内に「あ」「い」「う」……と声のデータが入っていたとする。
これを言葉になるように並べて曲を付けたら歌にならない?

昔の僕「そうかもしれませんけど……音声ガイドが歌っても変な感じになりそうですよ」

もちろん「ドの高さ」「レの高さ」みたいな音程も作れる。
ボーカロイドの曲を作る人に言わせると、ボーカロイドのソフトは楽器なんだそうだ。

昔の僕「楽器ねえ……変な声ばっかりで、人気なんか出るんでしょうか……」

(このころは機械の声って音声ガイドだもんな。こんな反応が当たり前か)

プロゲーマーがいる

(そろそろ滞在時間が終わりそうだ。畳み掛けていこう)

プロゲーマーはその名の通りゲームのプロ。スポーツ選手みたいにゲームの試合をします。
企業をスポンサーにしたりゲーム大会に出て賞金をもらったりもします。

昔の僕「ゲームのプロって、高橋名人みたいな?」

高橋名人は元々メーカーの宣伝部署の人だったっけ。
プロゲーマーは最初普通のプレイヤーなんだけど腕を上げてプロチームに入ったりしてなるんだ。

昔の僕「プロチームって、野球チームみたいな……試合っていうのはもしかしてゲームセンターあらしみたいなことを?」

イメージの方向は似ているかな。あんなでっかいコントローラーじゃないけど。
プロゲーマーにはプロのスポーツ選手みたいなお金持ちになる人もいるよ。

昔の僕「ゲームで遊んでお金持ちって……漫画みたいな話だ……」

無料ゲーム(フリーゲーム)がいろいろある

無料ゲームもその名の通り無料のゲーム。携帯電話やゲーム機にインストールすれば無料で遊べます。

もちろん何もかも無料というわけじゃありません。1日ごとのプレイ時間を伸ばしたり特別な装備品を入手したりするとお金がかかります。

昔の僕「無料じゃ儲からないですよ……それとも、アマチュアが自分で作ったゲームを配っているようなものなんですか?」

普通のメーカーが作ったゲームだよ。この時代でファミコンやスーファミのゲームを出していたメーカーも無料ゲームを出すんだ。
もちろん内容は有料のゲームと同じようにしっかりしている。

昔の僕「無料で配るようになったら有料のゲームなんかやる人がいなくなるんじゃ……」

有料派もいるよ。無料ゲームは課金……お金を払うことで装備品とか追加されるから、「最初から全部入っている方が落ち着く」って考えも出てくるんだ。

昔の僕「やっぱり無料だから中途半端じゃないですか」

無料ゲームはメーカーの人が制作を継続してゲームの内容をどんどん増やしていく、と言った方がいいかな。

ガチャは昔の感覚だとくじ引き?

携帯ゲーム機1台にいくつものゲームを入れられる

3DSでもPSVitaでもSwitchでも、ゲームのデータをどんどんインストール(ダウンロード)すれば数えきれないほどの作品をため込むことができます。

NintendoSwitchOnlineに加入すればファミコン、スーファミ、ゲームボーイ……といろいろなハードのソフトで遊ぶこともできます。
もちろんハードごとにいくつものゲームがそろっています。

昔の僕「怪しいゲームソフトみたいな……」

海賊版じゃなくて公式だっての。

昔の僕「たしかに任天堂はロッピーでゲームを何本か書き込むのをやってますけど」

ニンテンドウパワーの何百倍もの数をいっぺんにインストールできるんだよ。
しかも任天堂の最新機種でファミコンやスーファミをする場合はどのゲームでもセーブ機能を使えるんだ。マイティボンジャックやスーパーマリオ3でもOK。もちろん「おきのどくですが……」ってこともない。

昔の僕「ボンジャックとかマリオ3のどこでセーブを? 面が終わったところ?」

それはもう、好きなときにいつでも。面の途中だっていい。何なら巻き戻し機能でミスをする直前に戻ることもできる。

昔の僕「全然違うものみたいだ……でも、そんなたくさんのソフトがまとめて入るんならすごい高さじゃないです?」

ニンテンドウパワーのソフト(フラッシュメモリ)に相当するものはゲームを多く入れられる品ほど高くなる。でも、だんだん安くなっている。
ファミコンやスーファミを遊ぶのは使用料みたいなものがあって、安くて月に200円。

昔の僕「そんなに安いんじゃ儲からなくないです? でも、無料ゲームなんてのもあるくらいだし安くしないと……」

他の新作をいろいろ作っているから大丈夫なんじゃない? もちろん有料のゲーム。

昔の僕「そうなんですか……じゃあ、聖戦の系譜やトラキアをニンテンドウパワーでできるみたいにスーファミのFFやドラクエも……」

それはスクエニ……つまりスクウェアやエニックスが任天堂と別に出しているよ。
あ、そう言えば……

スクウェアとエニックスの合併

2003年、スクウェアとエニックスは合併してスクウェア・エニックスになりました。
今やFFもドラクエもロマサガもアクトレイザーも同じメーカーのゲームです。

現在、スクエニはブレイブリーデフォルトやオクトパストラベラーなど新しいゲームも作っています。

昔の僕「えっ……はあ? どうして?」

それはまあ……偉い人たちにも考えがあったんじゃない?

昔の僕「絶対それってすごいゲームができますよ! クロノトリガーみたいなのが次々来るかも……」

(FF9をやったところだし、こういう反応になって当然かな)

昔の僕「で、2025年のスクウェアとエニックスはどんなゲームを出してるんです?」

えーっと、僕が最近やったのはFFTとドラクエ1・2かな。去年はロマサガ2と……

昔の僕「何言ってるんですか! 真面目に答えてください!」

あ、そろそろ帰らないと……

  1. スクウェアとエニックスの合併
  2. 無料ゲームがいろいろある
  3. VRの発達
  4. AIの発達
  5. ボーカロイドの登場
  6. プロゲーマーがいる
  7. 携帯電話の発達
  8. ポケモンがすごいコンテンツになっている
  9. 携帯ゲーム機1台にゲームを何本も入れられる
  10. グラフィックの進化

スクとエニが合併してスクエニになるなんて、誰も想像していなかったと思います。
漫画で例えるならワンピースの尾田栄一郎さんと鬼滅の刃の吾峠呼世晴さんがコンビを組み始めるようなものです。当時はそのくらいの衝撃がありました。

無料ゲームは「ゲームをするときはお金を払う」という当たり前の概念をぶっ壊すもの。無料なのに作りのしっかりしたゲームで遊べるとか、昔なら考えられません。

VRAIのことは夢の技術が現実に近づいてきた感じ。昔だったら「ご家庭でお手軽に」なんてありえませんでした。

ボーカロイドは「驚かれること」より「信じてもらえないこと」の方が正しいかも。初音ミクとかのCDを昔の人に聞かせたら「こういう人が歌っている」と思われそうです。

2000年にはもう画面にボタンが出ていたよとか突っ込みどころはあるかと思います。銀行のATMとか結構昔からそうだったんじゃないでしょうか。

25年もたつといろいろと新しいものが出てきます。
鉄腕アトム(誕生日は2003年4月7日)はまだ生まれていないし自家用車が空を飛ぶ予定もなさそうですが、次の25年後にはまた何か新しいものができているはずです。

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