- ドラッグアンドドライブのいいところ
ジョイコン2を動かして直感的な操作ができる。
走り回るだけでも面白い。
先日、Drag x Drive(ドラッグアンドドライブ)のオンライン体験会Global Jamに参加しました。
今回はそのときの感想を書いておきます。
オンライン体験会Global Jamの日程
- 8月9日(土) 19:00-23:00
- 8月10日(日) 9:00-13:00
- 8月11日(月) 1:00-5:00
僕はジャムと言われてもパンに付けるものしか思いつきませんが、「セッションする」「混み合う」みたいな意味もあるようです。
そしてグローバルと付いていたからにはグローバルに海外の方とも一緒に遊べるわけです。
チュートリアル
操作準備
まずはチュートリアル。スプラトゥーンも最初は撃ち方や動き方を教えてもらうところからでした。
ジョイコン2を本体(画面部分)から外し、ストラップを装着。これをやるかどうかで操作のしやすさが全然違います。
ひも部分は手首にしっかり装着しましょう。「ストラップなしのジョイコンを手に持って遊んでいたらすっぽ抜けてモニターに命中して……」なんて話も世間にはあります。
ドラッグアンドドライブはジョイコン2のマウス機能を活用するゲーム。スプラトゥーンやフィットボクシングを立って遊ぶ僕ですが、今回は座って遊ぶことにします。
「マウスは慎重に動かすもの」みたいな感覚を僕は持っています。一方、ドラッグアンドドライブでは移動のためにガーッと動かすときもあります。ここが僕にとっては新鮮な部分。
ジョイコン2を動かす場所はテーブルでも自分のひざでもOK。まずはテーブルで……と思いましたが、ジョイコン2をテーブルへ当てるときに結構音が出ます。
これはうちのペットが嫌がるパターン。周りに音を気にする人がいる場合も避けた方がよさそうです。僕はひざで動かすことにしました。
操作感はテーブルの方がよさそうです。しかし「ペットのことは全てに優先する」みたいなところがあるので仕方ありません。

ひもはしっかり絞める派もゆるくしておく派もあると思います。
僕はある程度絞めて動きすぎないようにするのが好きです。

ジョイコン2を動かすのは自分の前じゃなく横にした方が疲れにくいそうです。
マウスパッドとかあればテーブル&音なしでいけるかも……しかしかなり大きなマウスパッドじゃないといけません。それとも厚めのテーブルクロスのようなものをしっかり固定するか。
移動!
- 両方のジョイコン2を動かして前進・後退。
- 両方を逆方向に動かして回転。
- 片方だけ動かして方向転換。
- ZLボタン・ZRボタンでブレーキ(片輪ずつ操作できる)。
- 長く滑らせるとスピードが上がる。
車椅子は数十年ぶりです。器用な子はウイリーとかしていましたが、僕はできませんでした。
プレイヤーキャラが練習する場所は陸上のトラックみたいになっていて、曲がる場所も作られています。
最初はまっすぐ進むだけでも難しく、想定外の方向に曲がったり壁部分にぶつかったりしてしまいます。しかしだんだん慣れます。
曲がるときは片方だけ多く動かす感じにするとやりやすいような。
ブレーキも使うとその場でくるっと回れます。
コートへ
コート内では実際にボールを投げたりします。
落ちているボールに触っただけで「拾った」という判定になり、片方のジョイコン2を上げれば「ボール投げの構えを取った」ということになります。
投げるのは右手でも左手でもOK。手首を動かすだけで投げられます。
構えながらもう片方の手だけで回転しつつ動くこともできます。つまり構えながら動いてリング(バスケットボールでボールを投げ込むあれ)の方を向くこともできます。
長く構えていればリングに入りやすくなります。
リングに近いところで構えればリングに入りやすくなります。
どれだけ構えるか、どこから構えるか、と悩みそうになりますが「ボールを14秒持っていたらいけない」というルールがあるのでほどほどのところで決断しないといけません。
「3Pラインの外側からゴールすると3ポイント」らしいです。しかし僕はどれが3Pラインなのかわかりません。もしかしてこれは「野球ではバッターから見て右側が1塁」くらいに常識的なことなんですかい?
トリックもあります。PVでもダンクシュートしていました。
これは慣れてからでも……Xボタンを押せばやり方を確認できます。
個人的に気に入ったのはタックル。ぶつかればボールを落とさせることができます。
ボールを持ったライバルチーム選手へぶつかって妨害するだけでもいくらか勝利に貢献できそうです。
練習試合
BOT(ファミコン辺りで言うとCOM)の選手たちと対戦。
仲間チームは青、ライバルチームは赤。ボールを投げ込むリングも赤。これはファイアーエムブレムと同じ配色。
とりあえずガンガンぶつかっていくぜ! しかし相手も動くので毎回うまくぶつかれるわけじゃないです。
ボールを拾ったらリングへ向かっていって狙いを付けて……しかし延々と狙いを付けていたら14秒ルールに引っかかるし、ライバルチームもタックルを仕掛けてきます。
チュートリアル戦ということもあってか勝利。
スポーツゲーム(または体感ゲーム)としてはARMSみたいなものを感じます。
試合にも参加!
大体ルールはわかった、というところで試合にも参加してきました。
Xボタンを押し、「スタンス→試合」の画面で「人が足りなかったら参加」でなく「積極的に参加」を選んでおけば参加しやすくなるようです。
他のプレイヤーの足を引っ張るんじゃ……という考えもわくと思います。しかしそんなことを考えていたらいつまでも参加できないし、どうせ最初はみんな初心者です。
まずはどんどん動いてどんどんぶつかってできればボールを拾う! そしてできるだけリングに投げ込む!
昔バドミントンをしていたとき、先輩に「お前はスマッシュを打った後で入るかどうかじっと見すぎ。止まらずに動け」と言われました。このゲームでも「シュートは入った?」と見ているのではなく「投げた後も動く(いっそ入らないことを前提として動き続ける)」というふうにしてみました。
1回ゴールを決めましたが、試合自体は負け。最初はこんなもんでしょう。

試合の観戦もできます。
フレンドと一緒に試合することもできそうです。
ミニゲーム
車椅子バスケットボールの試合以外でも遊べることがあります。
今回の体験会でできたのは「何秒でゴールまで行けるか」みたいなもの。
個人的にはバスケより走り回ることをどんどんやりたいです。
キャラメイク
ドラッグアンドドライブにはカスタマイズ要素があります。Xボタンのメニュー画面から「キャラ」を見ると操作可能。
「ドライバー」は「ガード」「フォワード」「センター」のどれにするかでパラメーターが変化するようです。最初は「フォワード」。
変えるとタイヤなどの形も結構変わります。
「ビジュアル」は「ヘルメット」「プロテクター」「フレーム」「タイヤ」の色を変えられます。
「テクスチャ」でつやつや具合も変えられます。
「背番号」で0から99までの好きな番号を付けることもできます。
「ヘルメット」は普通のとかゴーグル付きとか猫耳付きとかいろいろあります。
まだ解禁されていないものもあるみたいです。
感想!
独特で直感的な操作
マウスで移動というのが今までになかったものです。
動かしていると振動機能でゴトゴトして、本当に車椅子を動かしているみたいです。
実際に腕を動かすとプレイヤーキャラも動くので、直感的な操作になります。
走り回るだけで面白い
ガーッと走っていくとかカーブをうまく進むとか、走ることに注目した遊び方もありそうです。
リングフィットアドベンチャーにはジョギングがあり、その中では延々と走るだけ。ドラッグアンドドライブにも同じ遊び方ができるのでは。
運動になる
ドラッグアンドドライブは結構疲れるという意見もあります。つまり運動になるゲームの1つなわけです。
そういうゲームは他にもあり、僕の感覚だと運動量の差は「リングフィットアドベンチャー>ARMS>>ドラッグアンドドライブ≧立って遊ぶスプラトゥーン」くらい。
音に注意
上にも書いていますが、テーブルや机で遊ぶときは音が結構出ます。周りの反応を見ながら遊ぶ必要がありそうです。
個人的には「ズボンをはいたひざ」「音に対策したテーブル・机」辺りがいいと思います。
キャラが大人しめ
任天堂の方々は、
- イカの姿になったり人の姿になったりするインクリング(スプラトゥーン)
- 腕などがバネのように伸びて攻撃するARMS能力者(ARMS)
などなど個性的なキャラクターを登場させてきました。
今回のプレイヤーキャラはそれに比べると地味に感じてしまいます。
僕は「ヘルメットを外すとこんな顔をしていてうんぬんかんぬん……」といくらでも脳内設定を作れますが、みんながみんなそうじゃないはず。
これはメーカーの方々もわかっていてやっているんじゃないでしょうか。濃いキャラは人によって「自分とは合わない……」となります。
最初は無難にしておいて後から「すごいド派手コスチューム追加!」「任天堂キャラコスチューム追加!」みたいなこともできるはず。
評価
ドラッグアンドドライブで遊んだ僕は「マリオがいないマリオペイント」というものを考えました。
マリオペイントは「マリオのキャラ」「マリオの効果音」などを使うことでより面白くしています。しかしマリオがいなくても絵を書くゲームとして成立するはず。
ドラッグアンドドライブには濃いキャラがいません。しかしゲームとしてしっかり作られていて、かなり遊べそうです。
それと、今どきのゲームにしては安い価格なのもいいところ。1980円(税込)でここまで遊べるゲームは値上がり続きの現代ではなかなかなさそう。
まとめ
ドラッグアンドドライブには実験作的な意味もあると思います。ここから新しい方向のゲームを開発することもできるはずです。
濃いキャラがいればもっとよかったかも……しかしそこは仕方ない部分もあったのかもしれません。
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