- いいところ
前作までと違うクオリティ。
ミニゲームが多い。
略称 | FF7 |
機種 | PS1 |
メーカー | スクウェア |
発売日 | 1997年(平成9年)1月31日 |
後に続いた機種 | PS4 Switch XboxOne PS5など |
新しい舞台
PS1でのファイナルファンタジー1作目。ここからFFナンバリングの新作はPSシリーズで出るようになりました。
ROMカセットだとゲームデータを1本に収めねばなりません。しかしCD-ROMなら2枚組、3枚組……と増やすことができて、データを1作にいくらでも使えます。FF7は3枚組でした。
ここまでのFFになかったようなムービーが容量の多くを占めています。
ものすごく売れたFF
本作はFFシリーズの中で最も売れた作品です。
ボリュームたっぷり。前作と比べてグラフィックが超進化。それでいて値段は前作の半分くらい。そんなことを言われたらみんな財布のひもがゆるみます。
発売当時のPS1はセガサターンと競り合っていて、その後PS1が勝つことになります。FF7の発売はPS1の勝利に一役買っていました。
FF7の体験版ってあったっけな……魔晄炉イベントにティファがいるやつ。
世界観
僕が初めて遊んだFFは4。ファンタジーが中心の世界観でした。
一方、FF7はかなり現代に近い雰囲気。自動車や電車やバイクが走っていて、スーツ姿で働いている人がいて、遊園地やゲーセンっぽい場所で遊べて……
フィールド
FF1は城の前のフィールドからスタート。FF5もオープニングイベントが終わった後でフィールドからスタート。
FF7はというと、でっかい都市の発電所っぽい施設からスタート。
フィールドに出るのは物語がしばらく進んでから。都市だけでもかなり広いので、フィールドを見たときはもっと広いところへ進んだように感じました。
映画みたいなゲーム
FF6の時点でこのシリーズは他のRPGと一線を画すものだったと思います。
しかしFF7は一線どころじゃありませんでした。主人公やライバルの正体、犠牲になる仲間、作中世界を揺るがす大事件……そういったものが当時としては綺麗すぎるグラフィックで表現されていたせいかと。
こういう「映画みたい」と思える表現はシリーズが進むにつれて強化されていきます。
個性的な登場人物
印象に残っているキャラを何人か挙げます。
クラウド
主人公。僕が「でっかい剣を持った戦士」というものを好きになったのはこの人の影響がかなりあるはず。
クールな兄ちゃんだけど、ときどき変なことをする……僕は「そういうことをするのはプレイヤー(僕)がさせたせいだしなぁ」としか思っていませんでした。
ティファとエアリス
この2人の名字がかっこよすぎます。
それとティファはあのかっこで雪山は難しいんじゃないかと。
バレット
発売当時は深く考えていませんでしたが、今思うとあの作戦はヤバすぎじゃないかと。
レッドXIII
見た目は猛獣。しかし中身が露見するとでっかい猫。
ユフィ
マテリア関係のイベントでやたらブチ切れていた人が近くにいたのを覚えています。
ラストダンジョンで単独行動を取らせるとイベントがあるんだとか。僕は全然気づきませんでしたが。
大盛りのミニゲーム
データをたくさん使えるようになったお陰なのか、FF7にはミニゲームがたくさんあります。3つのボタンでパンチを撃つゲーム、バイクゲーム、バスケット、スノーボードなどです。
僕はスノーボードが好きで、しょっちゅうやっていました。実際のスノーボードはやったことがないんですが。
ミニゲームがたくさんあることも、今までと違うFFって雰囲気を作ってるのかもね。
水中呼吸のマテリア?
物語の途中で、あるキャラがやられてしまいます。ざっくりと食らい、最後は静かに水の中へ……
僕は衝撃を受けました。Vジャンプの攻略本だとそのキャラだけ装備品データが少ないので、もしかしたらとは思っていましたが。
驚いた人は多く、世間に噂が広がり始めました。
「水中呼吸のマテリアがある」※マテリアは作中に登場するアイテム
「それを使えば、ドボンしたあのキャラを復活させられる」
もちろんデマで、そんな展開はありません。
ただし、裏技を使えばそのキャラを残すことができます。
セフィロスが仲間になる噂もあったっけ……
スマブラのキャラ
FF7は元々20年以上前に出たゲームなので、小中学生辺りの子が知っている確率は低め。しかし、主人公のクラウドとライバルポジションのセフィロスについては意外と知っています。
彼らがスマッシュブラザーズに登場しているお陰です。
冒頭にも書いたとおり、FFシリーズは7からPSシリーズで出るようになりました。そういうゲームの登場人物がまた任天堂関係のゲームに出ているのは驚きです。
今遊ぶなら移植版かリメイク版
FF7には移植版があります。Switch、PS4、XboxOneなど、いろいろなハードでプレイ可能。
ものすごくパワーアップしたリメイク版も出ています。ただし分作で、1本目はミッドガル脱出まで。2本目は忘らるる都まで。
制作にかなり時間がかかっていますが、すごいクオリティなので仕方ないんだと思います。
いろいろある派生作品
FF7の特徴には、派生作品の多さもあります。
- クライシス コア ファイナルファンタジーVII(PSP) クライシス コア ファイナルファンタジーVII リユニオン(Switch、PS4・5、XboxSeriesX・Sなど)
本編の7年前。ザックスが主人公。 - ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(CGの映像作品)
本編の2年後。クラウドが主人公。クラウドの声はジョジョの岸辺露伴やダイのアバン先生。 - ダージュオブケルベロス ファイナルファンタジーVII(PS2)
本編の3年後。ヴィンセントが主人公。
遊びやすくなったインターナショナル版もあり。
いろいろあるのは、製作者さんたちが作品世界をしっかり作る意図を持っているからだと思います。
まとめ
FF7は前作までと大きく違い、新しい舞台へ進んだことがよく見て取れます。
リメイク版からもわかるとおり、FF7の進化はさらに先へ進むんじゃないでしょうか。
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